トキワ来たれり!! 119話のネタバレ&感想になります。
第119の時 悲し過ぎる決断
内容ネタバレ
身体に異変が起こり倒れ込んでしまったりいんは
すぐさま八坂夫妻による治療を受けることに。
その結果ひとまず落ち着きを取り戻すことに成功したものの
どうやらりいんのニューロンチップは2人の人格が共存できるよう設計されていないらしく
このままでは”りいん”という存在が消滅してしまうという
衝撃的な事実が明らかに。
それを聞いたりいんは一人外を眺め涙していたが
それをマキナに見つかってしまい仕方なく
誰にも特にトキワには話さないようにと念を押した上で
自分がもうすぐ消えてしまう事を明かし・・・。
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あくる日、トキワは今日はどうしても一緒にいて欲しいと
りいんからお願いされデートすることに。
いつもと違いやたらと甘えてくるりいんにドギマギしながらも
だってボクは”私”りいんと違って何万回もデートしていないと言われ
りいんに勧められるままに色々な場所へと付き合うことに。
そして日が暮れ始めた頃、デートは終わりを迎え
りいんからお礼を言われるトキワだが
帰る場所は同じなのに何故かさようならと告げるりいんに
何か違和感のようなものを感じていた。
真夜中になり既に寝ていたトキワは突然マキナに起こされ
彼から口止めされていたが伝えるべきだと判断したとして
りいんがおそらく今夜消失するという衝撃的な話を打ち明けられることに。
あまりの事に驚くトキワにマキナは
二人のりいんがニューロンチップに存在することで
すでに相当の崩壊現象が進んでいたがそれが今夜限界に達し
このままではりいんという存在が消えるのだと語る。
その上で”ボク”りいんは自ら消失することでもう一人のりいんを助けようと考えており
自分は所詮”私”りいんの永劫の回廊の中に発生したバグの様なもので
何万回もトキワと過ごした”私”りいんこそトキワの側にいるべきだと言っていたのだと・・・。
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それを聞かされたトキワは慌ててりいんの居場所を探し
トキワ荘の屋根の上にいるのを発見すると
すぐさま彼女のもとへ飛ぶが目の前にいるのが
”ボク”ではなく”私”のほうのりいんであることに気づく。
”私”りいんはトキワがひと目で気づいてくれたことに笑みを見せながら
トキワを抱きしめると耳元で私が消えると告げる。
トキワはどちらも生き残れる道があるはずだと涙を流しながら説得しようとするが
りいんはそもそも私のデータが膨大になりすぎたのだと話しながらも
でも裏返せばそれはあなたとの思い出の質量であり
とても短くてとても長いかけがえのない日々だと語る。
そして”ボク”りいんはそのあなたとの思い出から生まれたものであり
永劫の回廊を打ち破った奇跡そのものだとして失う訳にはいかないのだと。
でもそれでもトキワは君と一緒にいたいんだと声をあげるが
りいんはそんなトキワに口づけを交わし額を合わせると
データとは思い出の事、だからあなたとの良い思い出を少しだけ残して行くとして
さようなら、その子を頼みますと告げ・・・。
りいんが残した思い出はトキワだけではなくハルカやカナタたちにも伝わり
トキワがりいんの名を呼び泣き叫ぶ中
二人の様子を見ていたマキナは一人
りいんをもう一人の私だと呼び別れの言葉を告げるのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なんて言ったらいいかわからないですが
とりあえず次回最終回とのことです・・・。
DEMⅡとの戦いの終わり方が最終回近くてもおかしくないとは思っていましたが
まさか本当にラストバトルだったとは・・・。
今回が119話なので最終回は120話ということになりますが
連載開始から2年半弱といったところですか。
前作のケンイチがかなり長かったこともあって
正直もっと長く連載してくれるとばかり思っていただけに
残念で仕方ありません・・・。
まあ、でも最終回こそ次回ですが
終わり方はそう悪くない感じになるだろうと思いますので
作者様がここまでと判断した以上これでいいんでしょうね、きっと。
ともあれ今回は以前から自分が消えると言っていた通りに
”私”りいんが消える事になったわけですが
なんとも切ない別れになったものです。
これは戦いに勝っても負けても避けられなかったことではありますが
トキワと同じくどうにか出来なかったのかと考えてしまいますね。
どうしようもなかったと理解はしていますが
あれだけの戦いを終えたばかりなだけにちょっと・・・という感じです。
それでも彼女が自分でそうすることを選んだわけですからね。
最悪りいんの存在自体が消えることを考えたらまだマシなのかも。
DEMⅡが敵にならずまだ存在していたとしたら
何とかなる可能性はあったかもしれませんが
すでに居ないわけですから誰を責めることも出来ませんしね。
ともあれ先程も言った通り次回はついに最終回!とのことですが
予告には感動の大団円とのことですので
私的にはちゃんとした終わり方である事を願うばかりです。
やっぱり終わりよければ・・・ではありませんが
最後の締め方で出来が大いに変わると思いますので
綺麗なというか納得できる終わり方であればいいなと。
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