BIRDMEN-バードメン- 49話(flight47)のネタバレ&感想になります。
flight047 COME FLY WITH ME
内容ネタバレ
第二特化能力に覚醒した烏丸とバルバラは
その事について鷺沢とアドラーに報せると共に
同じく七翼について分かった事を話していた。
そして覚醒した後再び姿を消した鷹山について
それぞれがまたかとため息をつきながらも
烏丸は自分は正直残りの5人を捜すことに少し抵抗があると打ち明けるが
バルバラは全ての可能性を持っておきたいと考えているようで
いずれ自体が手に負えなくなることを見越してのものだった。
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それを聞いた烏丸はブラックアウトのことをいっているのかと考えていたが
どうやらそれだけではないようでアドラーから現在ユーラシア大陸で
セラフィムが爆発的に増殖していることについて説明を受けることに。
アドラーは発生源は大きく分けて中国発と欧州発、
2つとも元はイヴの息がかかっていたと見られるが
”拡散者”が複数現れた事で増殖サイクルは勝手に回り出していると語る。
そしてその2つのルートには差があり中国発は孤児や野性的な子どもが多いのに対し
欧州発は一般家庭の子どもが多く
セラフを管理するシステム的なものも欧州にはあるが中国にはないとのことだった。
それはつまり秩序と無秩序の波があることを示しており
どちらが生存戦略として正しいかは分からないが
増殖スピードは無秩序のほうがはるかに早く
急激な増え方はセラフィムは一個体としての能力が下がる傾向があるのだと語る。
バルバラはそんな彼らについて種として脆弱していくようであれば
人類を統べる上位存在として君臨できるが心許ないなと話すが
烏丸達はそんなことよりも人類を統べるという言葉に驚愕していた。
烏丸達は共存して普通に暮らせないかと考えていたが
バルバラは人類は種としてダメだと判断しているらしく
どうしようもない欠陥があるのだと語る。
それは持つ者と持たざる者の構図が一番分かりやすく
持たざる者は不公平だとでも言えばさして罪悪感も無く持つ者を攻撃できること。
そして一番の問題は仲間でないものには簡単に非情になれる奴らが
気分や都合でこれらを使い分ける事であり
ごく近くの者さえ気に入らなければ敵味方に振り分け攻撃できる
それが奴らの普通であることだと語る。
それは鳥男へと覚醒する前、世界は不公平だと感じていた烏丸にも
色々思う所があったようで・・・。
バルバラは同族に対してさえそんな奴らが
上位互換だと言われている自分達を
同じ仲間として迎えてくれるとは思えないと語る。
そして最低半数以上受け入れてくれる人が必要であり
それでも衝突は避けられない以上
はじめから仲間などと言わず順位づけしたほうがいいというのが彼女の考えだった。
これは今の私個人の考えであり種としての選択はすり合わせが必要だと語る
バルバラは自分がこの城を離れるわけにはいかないことから
烏丸に鷹と先に残り5人を集めてきてくれないかと提案するが・・・。
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一方、その頃アメリカではロビンたちは
シビル・スワンという9歳の女の子のもとへと向かっていた。
彼女は覚醒から1年経っても能力が分からないらしく
それを解明するために向かう事になるが
話によると自分はお姫様だと言い他の奴を下僕扱いする問題児らしく・・・。
ようやくたどり着いた施設でシビルと対面したロビンに対し
初め特に気にすることもなく全く心を開かなかったが
自分と同じ目線で話してくれることに加え
さらに騒ぐバットを能力で押さえつける姿が理想的であったことから
彼女の誘いにのって空の下で自分の能力を使ってみることを決意する。
それでも不安な様子のシビルだったが
ロビンが結果で態度が変わったりしないと断言し
さらにバットやルースターも協力してくれると聞いたことで
安堵したようで研究員たちの立会いの下、実験がスタートする。
実験の最中、ロビンから覚醒した瞬間の時の気持ちを思い出してごらんと
言われたシビルは自身が覚醒したブラックアウトのことを思い出していた。
まだ小さい自分を懸命に守ろうとしてくれる仲間達が
血を流し倒れる中、彼女は誰でもいいから私に皆を助ける力を貸して欲しいと願い
そしてこの身を捧げる、誰でもいい応えなさい、早い者勝ちだと宣言したその時のことを。
その時のことを思い出したことで発現されたシビルの能力によって
夥しい数の鳥たちがシビルのもとへ集まっていた。
突然の大量の鳥たちの出現に皆が驚く中
シビルは嬉しそうに自分のもとへ集まってくれた鳥たちと戯れるのだった。
「シビル・スワン(9)第一特化能力”鳥使い(バードチャ―マー)”」
あくる日、バルバラのもとへ訪れた烏丸は
はじまりの7人を捜しに行こうと思っていることを告げる。
そしてバルバラに会って色々思うところがあったとした上で
あんたも色々見てから選択すべきだとして一緒に来るようにと誘うが
そこへ鷹山が”探索者(シ―カー)”フェアリーを連れてきたとの報せが・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回のあらすじについてですが
バルバラの話したことがあらすじではちょっとまとまらなかったので
簡単にまとめると
バルバラは人類を支配するべきだと思っているというのが分かればいいと思います。
人類という種の問題点やら何やら色々語ってくれましたが
結局バルバラがそう思っていることだけ理解すればそれでいいのではないかと。
それにしてもセラフィムが増えているだろうことは
拡散者の出現で分かっていましたが
まさか複数の拡散者がいるとは思いませんでした。
そして一気に増えたセラフィムは個体としての能力が下がる傾向があることも
今回初めて知りましたし、なんか色々と厄介なことになりそうな気が・・・。
それはそれとしてあらすじには書きませんでしたが
なんか鷺沢くんバルバラに惚れたんですかね?
めっちゃキラキラした目でとってもステキな女性だよねぇと言ってましたが
なんかちょっと面白くなりそうな予感が。
ぶっちゃけ精神的にちょっと脆い部分がある鷺沢くんに
バルバラの個性はぴったりだと思いますので
相性的には悪くない気はしますが今後どうなるのかちょっと楽しみです。
そしてアメリカでロビンが新たな仲間として加えた
シビルについてですがなんていうか面白い性格ですよね。
今のところロビンにしか心を開いていないみたいですが
その個性と能力は色々な意味で特殊ですし
ロビンたちにとって良い仲間になるのではないかと。
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それはそれとして最後の最後に鷹山が
えらい爆弾落としてくれましたが
ここに来てのフェアリー登場は正直予想外でした。
まあ、以前鷹山がフェアリーに会いに行っていたのは知っていましたので
いずれ仲間になるのかなとは思っていましたが
このタイミングでの登場は流石に予想してませんでした。
EDEN側にフェアリーがここにいることを知られているかどうかはわかりませんが
実際のところフェアリーの能力は人探しにはぴったりですし
だからこそ鷹山も連れて来たんでしょうけど相変わらず唐突だなという感じです。
ともあれ彼女が参加する以上
次回からはじまりの7人捜索のために動き出すのは間違いなさそうですね。
すぐに見つかるかどうかはわかりませんが
おそらく地球の裏側までいくことになるでしょうし
どんな人たちというかどんな新しい能力が明らかになるのか楽しみです。
そして次回についてですが
とりあえず27号につづくとのことですので
おそらく続きは5/31発売の27号になるかと。
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