キングダム 555話のネタバレ＆感想になります。
第５５５話 個別撃破
内容ネタバレ
開戦九日目、鄴を取り囲み趙の討伐隊を待ち受ける桓騎軍だが
敵は一向に仕掛けてくることなく包囲するだけに留まっていた。
その様子を見た摩諭はその意図を読み取り
桓騎に鄴の兵糧が自分達よりも多い事を報告する。
その上で桓騎軍が生き永らえるには王翦と楊端和軍が
相手に勝利しどこからか兵糧を奪いここに届けるしかないと語り
桓騎にひとつ約束をして欲しいと願い出る。
それは兵糧が残り一日分となった時点で
鄴の包囲を解いてさっさと退散するというものであり
桓騎もまた本気でそうなったらならと承諾するのだった。
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一方、朱海平原での戦いでもまた
敵軍がこちらの兵糧を計ったのか完全に兵糧戦となっていた。
そうした中、信達は王賁や亜光と共に現状を打開するため
軍議を開き話し合っていた。
持って四、五日しかない兵糧でどうすればいいのか話し合うが
単純な計算で三日で我らが敵を破り合わせて本営中央軍も出陣し
次の一日で李牧の中央本陣を潰して
残り一日で鄴へ向かうというかなり厳しいものだった。
その上で無くなった兵糧は行へ向かいながら
途中の小城や村から調達すると話す王賁に
民から略奪するのに納得できない信はくってかかるが
それを止めたのは亜光軍の副官である虞寧だった。
虞寧のとりなしもあり今考えるのはどうやって三日で敵を討ち破るのか
考える王賁達だが相対する趙の左翼が四将による横並びということもあって
討ち取れば勝ちである大将が存在しないことが枷となっていた。
しかし同時にそれは個別撃破されやすいともとれ
一、二日目に一軍を、三日目で残る二軍を討つことに決まり
重要な一日目は四軍の中で一番力が劣る岳嬰を狙うことに。
その作戦を了承した亜光は玉鳳隊と飛信隊の二隊に
岳嬰軍にぶつかるようにと指示し
反発しようとする信もまた大将命令となって従うことを決め
残る三軍の相手を亜光軍が担当することで各々解散するのだった。
しかしその作戦は秦軍にとって大いに裏目に出てしまう。
その理由は呼び出された馬南慈が
李牧から”亜光軍の弱点”について教えられていたからであった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
戦場がばらけているので仕方ないと言えばそれまでですが
どこもかしこもかなり切羽詰まって来てますね。
まあ、兵糧が少ない事が敵にバレた以上
その点を敵がついてくるのも当然ではありますが
気になるのは王翦が動かない事。
今回もそうですが李牧がちょこちょこ動いているのに対し
秦の大将軍である王翦がほとんど動いていない事が
どうにも気になります。
単純に手がなくて動けないという可能性もあるにはあるんですが
あの王翦がまだ動かないのは何か理由があるんじゃないかなと。
それこそ今動いたらその策自体が機能しなくなるとか
この状況を打開する為にあえて動かないでいる可能性が高いのではないかと。
まあ、今のこの状況を覆すには正直並大抵のものではダメでしょうし
それこそ乾坤一擲ではありませんがそれくらいの賭けに出ていると
予想しています。
ともあれ王翦がここに至って何も指示がない以上
とりあえず王賁と信が組んで岳嬰を狙うしかないですが
李牧が馬南慈になにを教えたのか気になるところですね。
李牧曰く亜光軍の弱点らしいですが
実際に麻鉱を討ち取った彼のことですから
秦にとって最悪に近い状況に陥ることになりそうです。
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