キングダム 556話のネタバレ&感想になります。
第556話 王翦の守り
内容ネタバレ
相対する敵が飛信隊だと認識した岳嬰は
ようやく慶舎の仇を討てると力を漲らせていた。
一方、岳嬰軍とこれからぶつかる信は
貂から四軍の中で狙い目ではあるが
岳嬰軍は決して弱くはないのだと改めて聞かされていた。
そうした中、やって来た王賁から
今回の戦いについて作戦を持ち掛けられることに。
それは飛信隊が前に出て戦えば因縁ある岳嬰も乗って来るだろうとして
その機を見計らって玉鳳隊が回り込んで横からその首を取ると言うものだった。
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貂もその作戦に賛成のようで
単純ではあるがその手でいくことに決まり
信は何の気負いもなく前に出ようとするが
その様子が番陽には理解できず声をかけていた。
てめえは自分の心配してろと揶揄われながらも
信のもとを後にした番陽は王賁にそのことを愚痴るが
王賁は蒙恬が言っていた
「どんな戦況であっても自分勝手な景色を見てんだよ、大将軍は」
という言葉が頭によぎり思わず有り得ぬと呟いていた。
朱海平原九日目。
四日ぶりとなる本格的な戦いにそれぞれの軍が動き出す中
趙峩龍は敵の動きから狙いが岳嬰であることに気付いていた。
しかしそれは残りの三軍を亜光軍が対応するということを示しており
ならば望み通りにとばかりに岳嬰に飛信隊と後方にいる玉鳳隊を任せ
亜光軍へと向かうのだった。
これにより秦軍の想定通り三軍が亜光軍に向かったことで
亜光軍は防戦の構えに入るが
その守りは三軍同時攻撃でさえ第一防陣を抜かせぬ程の
鉄壁の守りだった。
後方にいる玉鳳隊の面々はその守りの固さに驚愕するが
関常によると長年王翦軍第一将を務めた亜光は
王翦軍の戦術をいくつかそのまま使えると語る。
さらに王賁曰くあれは正に王翦の守りそのものであり
あの防陣はただの力攻めでは崩せないと言わしめるものだった。
その様子を遠く離れた場所から見ていた李牧もまた理解しており
そのまま実戦できる亜光を大軍の総大将を十分張れる有能な将だと評し
それ故に討ち取れば王翦軍にとって決定打となるのだと考えていた。
そしてそんな李牧から策を受けた馬南慈は
この馬南慈が亜光の守備を崩壊させる、突撃体勢で待てと
尭雲・趙峩龍へと伝令を送るのだった。
その動きにいち早く気付いた趙峩龍だったが
同時に岳嬰軍もまた早くも攻勢に出ていた。
主である慶舎の仇である飛信隊を前に
士気が最高点に達した岳嬰軍の攻勢に対し
信は・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
主の仇討ちに燃える岳嬰に対し
飛信隊がどう対応するのかも気になるところですが
一番気になるのはやっぱり李牧が授けた策について。
策を受けた馬南慈もその策を信頼しているのが
目に見えてましたし一体どんな策を授けたのか・・・。
とりあえずどういう策なのかはわかりませんが
結局のところ狙いは亜光の首みたいですので
それを亜光が防ぐことが出来るかどうか次第でしょうね。
というよりも蒙恬のいる戦場でもそうですが
ここでも大将が討たれてしまったら
ぶっちゃけ王翦軍なにやってるの?って感じですよね(苦笑)
どの軍にもある程度の弱点はあるとは思いますが
もしここに至って大将が討たれるとしたら
正直なんとも言えないものがあります。
ただ一つ気になるのは討たれた麻鉱にしても
これから狙われる亜光にしても
その弱点は王翦自身気づかなかったのかについて。
まあ、麻鉱については討たれるとは思っていなかったかもしれませんが
討たれた後王翦なら亜光に弱点を狙われた際の
対処法を教えてもおかしくない気がしますし。
まあ、あの王翦ですから配下の将を犠牲にしても
あまりある戦果を挙げそうな気もしますが
いざここに至っては大将が討たれるのは避けたいはずですしね。
なんにしても岳嬰に対しては信がなんとかするだろうと思いますので
あまり心配していませんが大将である亜光が
どういう動きを見せるのか、李牧の狙い通り討たれてしまうのかも含めて
これからどうなるか楽しみです。
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