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葬送のフリーレン 最新 第59話 ネタバレ&感想 試験後の魔法使い達

2021年7月21日発売の

週刊少年サンデー 2021年34号に

掲載されている

葬送のフリーレン 第59話

ネタバレ&感想になります。

 

第59話 小さな人助け

内容ネタバレ

 

試験も終わりフェルンと

お菓子を買いに店を訪れたシュタルク。

 

そこでばったりデンケンと

ラオフェンに会ってしまい

何故か店の外で彼らと

卓を囲むことに。

遠慮せずに食べなさい

儂の若い頃は甘いものなんて

滅多に食べられなかったと

お菓子を薦めるデンケンだが

シュタルクはなにこの状況?と

未だ事態を把握できずにいた。

 

薦められるままに皿を受け取った

シュタルクだがフェルンから

この爺さんが宮廷魔法使いだと聞かされ

御貴族様じゃねーか!?と驚愕。

 

タメ口を叩いてしまった事を謝罪し

無関係の自分まで

ご馳走してもらうのは・・・と話すも

返ってきたのはどうせ金の使い道など

無いという言葉だった。

 

デンケンは語る。

儂には子も孫もおらず

二十半ばの時に妻に先立たれたと。

 

元々体が弱かった。

政争に敗れた北部高原の

辺境の貴族の令嬢で

あの頃の儂には富も権力も必要だった。

 

それしか救う手立てを

儂は知らなかったと。

 

ゼーリエが特権を掲げて

大陸魔法教会を樹立したのは

妻が亡くなって程なくしてからで

あれほどの無力感はない。

 

本当に皮肉なものだ。

今では儂は国ですら

動かせるというのにと。

 

そしてフェルンに儂にとって魔法は

政争の道具でしかなかったと語り

フリーレンに言伝を頼む。

 

魔法が楽しいものだったと

久々に思い出せたと。

 

儂は勇者一行の

フリーレンに憧れて

魔法使いになった。

 

そう話すデンケンに対し

フェルンは自分で伝えてください

きっと喜びますよと笑みを浮かべ

デンケンもそうだな、そうしようと

その言葉を受け入れるのだった。

一方その頃、フリーレンは

良い魔導書がいっぱい買えたらしく

ご機嫌な様子で道の端に

腰を下ろしていた。

 

そこへ丁度通りがかった老婆が

荷物を落とし拾う場面を目撃する。

 

フリーレンは手を貸さず

魔導書を読みふけっていたが

そこへヴィアベルが通りがかり

それを手伝っていた。

 

手伝いを終えたヴィアベルは

フリーレンの隣に座り

あれを無視はねぇだろと声をかける。

 

私だって少しは悩んだと返す

フリーレンに意外なもんだな

勇者ヒンメルの仲間なら・・・と

口にしたところ

ヒンメルの仲間なら何?との声が。

 

フリーレンは私の方こそ

意外だったと語る。

 

第一次試験でフェルン達を

殺そうとしたことに触れ

フェルンが犬とか蹴っ飛ばしてそうな

奴だって愚痴っていたと。

ヴィアベルは単なる脅しだと言い

俺は故郷の村を守るためなら

なんだってすると語る。

 

一級魔法使いになりたかったのも

望む魔法が与えられる

”特権”のためだ。

 

強ぇ魔法が手に入れば

それだけ魔族をぶっ殺せる。

 

でもそれと関係ない場所でも

困っている奴がいたら

なるべく手を差し伸べるように

しているのだと。

 

どうして?と聞かれ

ヴィアベルは自分の故郷について語る。

 

俺の故郷は北の辺境で

勇者ヒンメルの逸話は

いくらでも残っている。

 

千鏡の塔の攻略、

七崩賢不死なるベーゼや

皇獄竜との戦い。

 

ガキの頃の俺は

そんな冒険譚が大好きだったが

村のジジババ共は

そんな話滅多にしやがらねぇ。

 

やれ村を襲った魔物を退治した

やれ商人の護衛を下など

全然大したことじゃない

つまんない話だった。

 

なのに村のジジババは

心底嬉しそうにそんな話をする。

 

勇者ヒンメルが死んで

魔族の残党が暴れ始めてから

よくわかった。

 

確かに千鏡の塔もベーゼも

皇獄竜も魔王すら

俺の村には関係ない。

 

皆日々の生活を守るので手一杯

きっと勇者ヒンメルが

俺の村に来なかったら

世界が平和になっても

そこに俺の村はなかった。

 

俺をここまで連れてきたのは

勇者ヒンメルのくだらない冒険譚

俺が言いたいのはそれだけだと。

そして丁度ヴィアベルの事を

迎えに来た仲間へと目を向け語る。

 

フリーレン出会いは大切にしろよ。

根性の別れってのは

何も死別だけじゃないと。

 

そう言って仲間の元へ向かう

ヴィアベルを見ながら

フリーレンは昔の事を思い出す。

 

俺達は一刻も早く

魔王を倒さねばならん。

こんな小さな人助けに

なんの意味がある?

 

そう問いかけるアイゼンに

ヒンメルは語る。

 

確かに小さな人助けだ。

きっとこんなことをしたって

世界は変わらない。

 

でも僕は目の前で困っている

人を見捨てるつもりはないと。

 

フリーレンはヴィアベル達を

見ながら笑みを浮かべていた。

 

大丈夫だよ、ヒンメル。

世界はちゃんと変わっていると。

 

宿屋に戻り集まった後

フェルンから今夜行われる

特権の授与についての話が。

 

同伴者がいても言い様で

せっかくですし皆で一緒に行きましょう。

 

そう話すフェルンだが

フリーレンは行きたくないのか

すごく嫌そうな表情を浮かべ・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

とりあえず試験も終わり

日常回でしたが

なんていうか魔法使いにも

色々あるんだなあと。

 

試験自体が魔法使いのものだったので

それぞれ事情はあるんだろうとは

思っていましたがデンケンと

ヴィアベルのことが

深く掘り下げられたのは良かった。

 

特にヴィアベルについては

まさか勇者一行に救われた

村の出身だったとは

思わぬところで縁があったものです。

 

まあ、試験中でもヴィアベルは

なんだかんだ言って

悪い人ではなさそうな感じでしたし

改めて魅力的なキャラだと思います。

 

それにしても試験中からそうですが

作者様はデンケンが

かなりお気に入りなんですかね?

 

私も結構好きなキャラなんですが

ある意味デンケンが主役

なんじゃない?ってくらいに

触れられている気がします。

 

試験を受けた背景にしても

その性格にしても良いキャラなので

わからなくもないんですけどね。

 

まあ、なんにしても

今回で日常回は終わって

次回は特権の授与が

行われるとのこと。

 

一級合格した試験者達が

一体どんな魔法を望むのかは

まだ定かではありませんが

新しい魔法というだけで

テンションが上がるので楽しみです。

 

それにしても特に望みがなさそうな

フェルンの特権が何になるのか

気になるところですね。

 

特に物珍しいものではないのか

それとも裏をかいて

突拍子もないものなのか・・・。

 

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