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君は008 最新 第210話 ネタバレ&感想 喪われたはずの思い出

2022年7月6日発売の

週刊少年サンデー 2022年32号に

掲載されている

君は008 第210話

ネタバレ&感想になります。

 

第210話 猫と握手。

内容ネタバレ

 

圧倒的実力差があった

クアドロの一人である

”怒りのアンガスト”を

打ち倒したエイト。

 

流石に体は限界なのか

ふらついてしまうが

アンガストが自爆した瞬間

不思議なビジョンを見たらしく

その事を考えていた。

その傍らでは野原がアララギに

いたんなら何故もっと早く・・・と

文句をつけていたが

アララギは開き直ったのか

真っ向から論破する。

 

誠をもって欺いた!

都市一つの命運がかかっていた・・・

笑顔で悪魔に魂だって売るさ!と。

 

その上で最初から私が出ていたら

君らは真の力を出せただろうか?

 

アンガストは私の力の全てを出して

やっと倒せるかどうかの強敵・・・

あらゆる優位性が必要だったのだと。

 

その言葉にエイトも同意し

改めて東京のことについて尋ね

大丈夫だと知ると

安堵の息を吐いていた。

 

そんなエイトに対し

アララギは思う。

 

しかしまさか自力で

クワドロの一人を倒してしまうとは

予想外だったと。

 

もしかすると”謀略は誠なり”という

もはや理想論とされてしまった

中野の教訓をこの男なら・・・。

 

具現化してしまうやもしれん!

この現代社会(リアル)で!と。

一方その頃アンガストが敗れたなど

露知らず戦っていたアスヤとルルスだが

その戦いにも決着が訪れていた。

 

なんだ今の爆発は!?と

狼狽えるアスヤの足を握り

きっとエイト達が何かしたのだと

どこか確信をもって告げるルルス。

 

その上でやれやれ・・・

今日はこのくらいにしておいて

やるかにゃあ~と笑うが

実際のところ戦いの勝者はアスヤで

ルルスは足で踏みつけられていた。

 

せめて立ち上がってから

言ってくれというアスヤに対し

ルルスは語る。

 

キミが自分の思い出を

話したくないように

ボクにも大切な思い出があると。

 

切なくて・・・儚くて・・・

誰かに話したら壊れて

消えちゃいそうな思い出。

 

ボクらは遺伝的に「情」を

消し去っている・・・

でも・・・ボクらにも

情を感じる力はあるんだと。

 

それは何をしても

取り去ることはできないんだ・・・。

 

だってそれはきっと生命にとって

とても大切なものだから・・・と。

 

本当なら・・・あの人も・・・と

言い残しルルスが意識を喪った

次の瞬間飛行船が大きく傾き

バランスを崩すアスヤ。

 

同時に部下から

船が限界で落ちるとの報告を受け

アスヤは全員脱出!

負傷者も見捨てるな!と指示する。

 

しかしその時意識を喪っている

ルルスが空に投げ出されているのに

気づき手を伸ばした瞬間

ある記憶が脳裏に浮かび上がる。

 

それは大河とルルスから

掴め!と言われたこと

そして喪ったはずのあの人との記憶。

 

アスヤいいのよ・・・手を繋いでも

と笑顔で手を伸ばす彼女の姿だった。

 

ルルスの手を掴み上げたアスヤは

震える手を見て呟く。

 

顔も・・・名前も分からない・・・

・・・でも今一つだけ

思い出せたことがある・・・。

 

そうあの人の手の温もり。

大事な記憶を思い出した

アスヤの目には涙が零れ・・・。

一方その頃エイト達は

なんとか飛行船を復旧すべく

手を尽くしていた。

 

しかしアンガストの置き土産なのか

船体の損傷は激しく

その上脱出ポッドは一つも残っておらず

応援も間に合わない状況だった。

 

エイトはアララギから

船体を平行に戻すんだと指示され

必死に舵を動かそうとするも

激戦だったためか

身体にその力は残っておらず

悪戦苦闘していた。

 

それでも傷が開くのを覚悟して

必死に力を籠めるエイトだが

その瞬間何者かが彼を援けるべく

舵を握っていた。

 

アララギと野原達が

ハッとした様子を見せる中

エイトはそれが誰か分かったのか

嬉しそうに声をかける。

おかえり名乗らんと。

 

アスヤはその言葉に対し

笑みを浮かべ「ああ」と返し

船体を立て直すべく

力を合わせ舵を切るのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

中々にアツい展開となりましたが

予告に次号、名乗らん帰らん!?と

ちょっと気になる言葉が・・・。

 

てっきりこのままアスヤは

再び中野に戻ってくるのだと

ばかり思ってましたが

そうはならないみたいですね。

 

ドグラ側にもアスヤを慕う

部下達がいるみたいですし

そんな彼らを置いては

戻れないということなのかも。

 

なんにせよアスヤが

エイトを手伝っているのは

大河とルルスのお陰でしょうね。

 

両者とも戦いという点では

アスヤに敗北したものの

その心に何かを残すことには

成功したみたいですし。

 

その結果アスヤは

喪われていた記憶を思い出すことが

出来たわけですからね。

 

なんにしてもアスヤが

どういう選択をするのかはともかく

次回か次々回にはこのシリーズも

終わりを迎えることになるかと。

 

結構長いシリーズではありましたが

クアドロの一人を倒したりと

戦果としては十分でしたし

結果的には悪くないのかも。

 

味方もなんだかんだいって

負傷はしていてもあれ程の戦いで

誰一人として欠けなかったのは

何よりも大きいでしょうね。

 

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