2022年6月29日発売の
週刊少年サンデー 2022年31号に
掲載されている
君は008 第209話の
ネタバレ&感想になります。
第209話 恐ろしい男!!
内容ネタバレ
アンガストの怒りのエネルギーを
奪い放たれた”音無しの貫”。
アララギは怒りのエネルギーを
陽だまりの・・・慈しみの
エネルギーに変換して撃ち返したのを
目の当たりにし驚愕していた。
そして再びその身に
”音無しの貫”を受けたアンガストは
怒りが消え意識が
飛びかけながらも感じていた。
強制的な友愛・・・
優しさの暴力・・・!?
こいつ・・・恐ろしい奴!!だと。
そうした中、部下の一人は
野原を力づくで押さえつけ
こいつの持っている端末を
破壊するようにと告げる。
私ごと燃やし尽くしてください!
あなたの非情さを部下一同
誇りに思っているのです!と。
しかしアンガストは
もはやそんな事はどうでもよいと
取り合う事はなかった。
それよりもエイトの力が
新人類であるドグラ・マグラ
全体に対する脅威と成り得ると
以前シックボーイと
話した時のことを思い出す。
私が手塩にかけて育てた
ルルスちゃんが裏切っちゃったよと
シックボーイは楽しそうに話していた。
そして真顔になり語る。
これから残酷さで埋めていく
予定だったルルスの純粋な部分・・・。
それをある旧人類がおかしな感情で
満たしてしまったようだ・・・。
あれはまるで伝染病のような力だ・・・
未熟なドグラは特に危ない。
心の隙間をついて内部から
ドグラを蝕んでいく・・・と。
キミも心当たりはないかと聞かれ
アンガストは部下であるアスヤの
最近の言動を思い出す。
以前にはなかった
部下への心配りや
民間人に対する慈悲の心が
生まれていた事を。
シックボーイからの警告を
思い出したアンガストは
改めてエイトが危険だと認識していた。
この男はドグラにとって癌細胞だ!
我ら新人類の心を侵食するその力・・・
なんとしてもここで確実に
消し去る必要を感じる!と。
”音無しの貫”を直撃させ
勝利を確信したエイト。
アンガストもそれを認めつつも
最後にひと怒りくらいできると
自爆を敢行する。
アララギは私と再戦せずに
勝ち逃げする気か!と叫ぶも
アンガストは語る。
戦場から離れ、コソコソ
指揮を執ったが貴様の敗因・・・!!
いつも言っているだろう!?
”最大のリスクをもって”
”最大の成果をあげるのが諜報員”と。
そう現場で魂を燃やしてこそ
真の戦士なのだと
アンガストの身体は今にも
爆発しようと光り出すが
その瞬間どこからともなく
アララギが同感だと姿を見せる。
アンガストはアララギが最初から
この近くでずっと隠れて
指揮をとっていたことに気づき
怒りと共に叫び声をあげるが
アララギによって船の外へと
投げ飛ばされていた。
そしてアンガストは最期の瞬間
”クアドロ”の事を思い出したのか
穏やかな表情でその身を爆散させ
その命を終えるのだった。
エイトが船の外へと目を向け
アンガストの死を悼むのを見ながら
アララギは呟く。
ほんの微かだが・・・
見えてきたのかもしれんな・・・
人類がドグラに勝つ、
希望の光が・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ようやくアンガストとの戦いが
終わりを迎えましたが
まさか最後が自爆とは・・・。
それだけエイトの事を
脅威だと考えてのことだとは思いますが
”クアドロ”の一人ということもあって
決着は当分先だとばかり。
まあ、でもエイト達にとっては
敵の最高幹部の一人を
ここで仕留められたのは
かなり大きいでしょうね。
単純に戦えばアララギかそれ以上の
実力の持ち主だったわけですし。
それにしても改めて思いますが
エイトの存在はドグラにとって
正に天敵って感じですよね。
最後のページの欄外に
”人智を越えた優しさの暴力!”
とありましたがその通りかと。
ただまあ、エイトがドグラにとって
天敵であることから
これから先狙われることになるのは
まず間違いないでしょうね。
その事実を知るアンガストが
自爆した事からその情報はまだ
ドグラには届いていないと思いますが
もしバレたら集中的に
狙われることになるかと。
アンガストが思ったように
エイトの存在は脅威以外の
何者でもないわけですし。
なんにしても次回は
名乗らんとルルスの今について
描かれるとのことですので
どうなったのか楽しみです。
出来る事ならば名乗らんにも
仲間になって欲しいですが
アンガストの死によって
その辺りも変わってくるのかも。