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キングダム 最新 第793話 ネタバレ&感想 捨て駒となる者

2023年4月11日発売の

週刊ヤングジャンプ 19号に掲載されている

キングダム 第793話

ネタバレ&感想になります。

 

第793話 本物の殿

内容ネタバレ

 

司馬尚により亜光が討たれた頃

秦軍右翼では飛信隊が王賁の指揮の元

数に勝る宜安軍と激しく戦いあっていた。

 

しかし兵力差は歴然であり

徐々に押し込まれつつあった。

 

宜安軍を率いる袁環は

各所から届く報告を耳にしながら

敵軍を冷静に考察する。

 

李信抜きでもこれ程粘り強いとは

飛信隊の地力は相当のものだ・・・。

 

援軍に来た玉鳳王賁も他軍にもかかわらず

見事に飛信隊を指揮し綻びを見せぬ・・・。

 

飛信隊李信と玉鳳王賁。

やはりこの二人を早々に封じたことが

この戦いの勝因となるか・・・と。

そうして互いに一歩も退かず戦う中

袁環のもとへ急報が入る。

 

右後方で足止めをしていた・・・・・・・・・・・・

部隊が抜かれた模様です!と。

 

奮戦していた飛信隊の元へ

急行してきた信達は

戻ってきた勢いのまま敵軍に突撃。

 

その勢いは凄まじく一気に陣を貫くも

袁環は全く焦る素振りすら見せず口を開く。

だが もう遅い・・と。

 

敵陣を貫き飛信隊と合流を果たした信は

王賁に李牧を討つことも出来ず

その上遅れたことを謝るが

王賁は趙軍の動きから察していたようで

そんな話はいいとして玉鳳は退がるぞと告げる。

 

信は王賁の焦る様子を見て

王翦将軍の本軍が危ないのかと尋ねるが

王賁から危ないなんてものじゃない

一刻を争うと返されたことで

考えていた以上の状況の悪さに驚く。

 

すぐさま行動に移す王賁に

さらに詳しい話を聞こうとするが

王賁の元へ急報が入る。

 

中央王翦様の本軍本陣が

敵の手により崩壊。

 

王翦様は後退・・・

後退しようとしていますが

それも危ない状況ですと。

 

その報を聞くや否や王賁は

伝令が止めるのも無視して

王翦を救うべく単身馬を走らせる。

 

玉鳳がその後を急ぎ追いかける中

残された信はその報の意味を理解したのか

呆然と王賁を見送る事しか出来ず・・・。

一方その頃、玉鳳を率いて

本軍と共に戦っていた関常の元に

亜光が討ち死にした報が届いていた。

 

亜光将軍が討たれたという事実に

愕然とする関常だが王翦が脱出を試みるも

敵に包囲されていると聞き

すぐさま王翦を援けるために動き出す。

 

司馬尚を狙うのはやめだ。

一度左へ出るぞ 外側から王翦様の脱出を・・・

と玉鳳に指示を飛ばそうとするが

それを阻まんと目の前に楽彰軍が立ち塞がる。

 

それを見てこいつら意地でも

ここで王翦様を仕留めるつもりだと理解した

関常は力業突破するとして

玉鳳全兵士に左へ突撃を指示するのだった。

 

一方、王翦を脱出させるべく

奮戦する倉央だが

青歌軍の回り込みが速く

思うように動けずにいた。

 

突破に力を使わねば容易には抜けられず

だが兵力を前に持ってくると

”殿”がいなくなる・・・。

 

今でこそ亜光軍が命を投げうって

司馬尚を止めてくれているが

それも長くは持たぬ・・・。

 

亜光すまぬ・・・。

お前が命を捨てて

王翦様を逃がそうとしたのに・・・。

やはり脱出は難しいやぬ知れぬ・・・。

 

奮戦空しく青歌兵が王翦に迫ったその時

その間に割って入ったのは

満身創痍の田里弥と田里弥兵だった。

死んだと思っていた男の登場に

王翦と倉央が驚く中

田里弥は王翦に告げる。

 

申し訳ありません

我ら側近の力不足でこのような事態に・・・。

 

しかし王翦様はここで・・・

こんな所で終わりではなく

必ず復活しそのお力を・・・。

 

その日のために・・・亜光同様・・・

我らは”捨て駒”となり王翦様を外へ・・・。

 

王翦はお前も来いと告げるが

田里弥は己の命が尽きようとしているのを

理解しているのか血を吐きながら

そうしたい所ですが

私の武運はここまでと頭を下げる。

 

そして倉央に後退が下手過ぎだと言い

本物の”殿”というものを見せてやると

配下の者に”三柱”を立てろと指示する。

 

倉央はそんな田里弥に声をかけるが

田里弥は王翦様を連れて早く行け!と告げ

王翦と過ごしてきた日々を思い出す。

 

いきなり別の部隊で百人将についていた自分に

私のところで千人の指揮をとれと誘われた事。

 

そして王翦に従う日々の中で

お前ほどの男が私の元へ来てくれたこと

本当にありがたく思っていると言われた時の事を。

 

ついに期待には応えられなかったかと

思いながら田里弥は後退する王翦に

最期の言葉をかける。

どうか末永いご武運を!と。

 

倉央は後ろ髪ひかれる思いで

王翦と共に後退していき

殿を買って出た田里弥は時間を稼ぐべく

血反吐を吐きながら懸命に指示を飛ばす。

 

命を捨てて抗う兵達を斬り捨て

田里弥の前に立ったカン・サロだが

振り上げた矛を振り下ろすことはなかった。

 

忠誠を誓った主の元、数多の術で

戦場を変幻自在に動かした辣腕、ここに死す。

”王翦軍第三将田里弥戦死”

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

亜光に続いて田里弥も亡くなりましたが

あの状況で殿を買って出るのは

本当に王翦を慕ってたんでしょうね。

 

2話続けて主要な将が討ち取られるとは

王翦軍の追い込まれようがよくわかります。

 

それにしても李牧とは

色々な意味で相性が悪いですよね・・・。

 

朱海平原での戦いで第二将である麻鉱を失い

今回の戦いでは第一将と第三将と

もはや軍を維持するのも難しい思います。

 

それにまだ王翦自身も脱出出来てない以上

倉央も命を落とす可能性もありそうですし

まさに大敗もいいところかと。

 

まあ、李牧と相性がいい将なんて

いないのかもしれませんが

秦にとってはまさに天敵でしょうね。

 

まあ、そんな李牧に弱点があるとするなら

趙の上層部でしょうか・・・。

 

なんにしても田里弥の奮闘により

王翦が脱出できる可能性が

僅かばかり上がったと思いますので

なんとか生きて欲しいものです。

 

そうでなければ王翦のために

自らの命をなげうった亜光と田里弥が

あまりにも報われないですし・・・。

 

彼らの忠誠に応える意味でも

次回追い詰められた王翦が

どう動くのか楽しみです。

 

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