2024年11月14日発売の
週刊ヤングジャンプ 50号に掲載されている
キングダム 第817話の
ネタバレ&感想になります。
第817話 拮抗を崩す
内容ネタバレ
両軍の将の檄を受け
秦軍・韓軍総勢三十五万
英呈平原にてついに激突する。
洛亜完軍12万に対して騰軍10万。
博王谷軍7万に対しては飛信隊6万が相対し
両軍の第一陣がぶつかり合っていた。
騰の言葉にあったように
韓軍は十数年大戦をしていないため
その力は謎であった。
一方韓軍から見ても
戦場叩き上げの秦軍の力は
未知のものであると言えた。
そしていざ開戦し蓋を開けてみると
常に組織化された戦術で戦ってくる――
韓軍の強さに秦軍は驚きを隠せなかった。
そしてそれ以上に
韓の兵士達は現場叩き上げの
秦軍の強さに驚き圧倒された。
この事態に韓軍の将である程虎将軍らは
経験者の力がそんなに都合よく
新人共に伝染などするものかと
後ろに隠れた新人共を狙えと指示する。
新兵を狙え。
熟練兵とまともに戦うなと。
その動きに洛亜完が
満足そうに笑みを浮かべる中
貂はこちらの勢いが
早くも落ち着いたことに気づく。
それでも出だしはこちらが
わずかに優勢だったが
貂はそれじゃダメなんだと呟き・・・。
戦の前の軍議にて
騰は両軍の力は普通に戦えば
拮抗すると読んでいた。
隆国が普通ではなく戦えば
”圧勝”できると?と尋ねるが
騰は圧勝は難しいと語る。
この英呈での戦いは
多くの血を流さねば勝てぬと。
しかし本命はその後に続く
王都新鄭、もっと言うとその先に趙攻略であり
あまり兵を失いすぎてもダメだった。
どのみち新鄭を落とし制圧するには
相当数の兵力が必須であり
騰もそれに同意していた。
その上で騰は告げる。
早めに将校らの力を前面に押し出して
韓軍が勢いをつかむ前に終わらせると。
先手必勝。
だが危うさも大いにある作戦であり
隆国と貂はその事を危惧していた。
騰は・・・それでもやらねば
我らの戦いは新鄭まで続かぬと言い・・・。
そして秦軍は早くも
録嗚未と干央が前線に打って出る。
それに続くように信もまた
前線で矛を振るい始めていた。
飛信隊の面々はもう信が出たのか!?と
驚いていたが貂は仕方ないと語る。
両軍の力の拮抗を崩すには・・・
信達にいつも以上に敵を倒してもらう
他ないんだと。
秦軍の動きを予想していたのか
洛亜完は表情を変えることなく
妥当な戦い方だと笑みを浮かべていた。
お前達は新鄭を落とさねばならぬ。
ならばここでは犠牲を抑えた
早期決着を目指す。
・・・だが一つだけ解せぬのは・・・
当の本人の騰が最も後方に
陣取っていることだ。
よもや討たれることを恐れて
ということではあるまい。
一体何を狙っている・・・騰・・・と。
一方その頃、騰は先手必勝で
各将が攻め込むのを見て
配下の者に告げる。
しばし本陣を空けるぞ。
護衛十騎ついて来い!と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回両軍の将による檄が終わり
ついに本格的に開戦となったわけですが
今のところ互角かちょっと優勢みたいですね。
まあ、この後のことが目的となる
秦軍としてはこれじゃマズいんですが
恐らくまともに戦うならば
秦軍の勝利は固いのかも。
圧倒的に勝利するために
先手必勝で各将達が動き出したものの
洛亜完にそれは読まれているようですので
これをどう覆すかにかかっているでしょうね。
すでに騰は何らかの考えのもと
動き出そうとしているようですし
それに期待するしかないのかも。
それにしても前回李牧との戦いでは
結果としてボロボロに負けてしまったものの
今回の戦いは期待できそうですね。
洛亜完に関しても韓の第一将ということで
それなりに強い将だとは思いますが
李牧や司馬尚並みではなさそうですし
信としても見せ場がありそうな感じ。
この戦場において信が
副将として活躍できるかどうかも
戦の趨勢に大いにかかわると思いますので
そこも期待したいところ。
ともあれまだまだ戦は序盤もいいところですし
これからどんな戦いになるのか楽しみです。