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キングダム 最新 第853話 ネタバレ&感想 趙完全攻略戦開戦

2025年10月16日発売の

週刊ヤングジャンプ 46号に掲載されている

キングダム 第853話

ネタバレ&感想になります。

 

第853話 獣の叫び

内容ネタバレ

 

両軍共に展開を終え

開戦の時を今か今かと待つ飛信隊。

 

しかしこれ程までの大規模な戦いを

経験したことのない隊員の一部は

敵の数を見て平静を保つことが出来ずにいた。

 

各隊の将たちはそんな彼らに

各々自分なりの言葉で檄を飛ばし

なんとか士気を高めていた。

 

そうした中、渕に促された信は

飛信隊の面々に対し檄を飛ばす。

 

聞け飛信隊。

今さらゴチャゴチャ言う必要もねェ。

いつも通り戦って勝つ それだけだ。

 

軍もでかくなって戦場も広がり

俺の姿も見えねェし声も届かねェかも知れねェ。

 

だがその時は飛信隊の旗を見上げろ。

この旗印に全て・・がこめられている。

飛信隊俺達の魂が 俺の夢が。

 

敵将李牧を討つのは飛信隊俺達だ。

この大戦を勝利に導くのは飛信隊俺達だと。

 

信の檄に飛信隊の隊員たちは

李信将軍!と空気が震える程の声を上げる。

 

そんな光景を目の当たりにした

尾平は信お前すげェぞと涙を流し

渕は改めて驚愕していた。

 

・・・信殿・・・この熱気・・・

あなたは本当に大将軍の一歩手前まで・・・と。

そんな飛信隊の咆哮は向かい合う

趙軍の陣にまで届き

傅抵やカイネら将たちはともかく

兵士達は飲み込まれつつあった。

 

そうした中、大将である李牧自ら

聞きなさい趙の兵士たちよと声を上げる。

趙三大天李牧はここに在ると。

 

その声に趙の兵士達は面食らいながらも

李牧様だ!と飛信隊に劣るどころか

上回る程の声を上げる。

 

趙の兵士たちの声を聞き信が

そこにいやがるのか李牧と睨みつける中

傅抵の配下は戸惑い、傅抵に訊ねる。

え?李牧様がここを率いることになっているのか!?と。

 

しかし傅抵はそうじゃねェと否定する。

今回李牧様は自分の本軍を持たず

全戦場・・・に足を運んで全体の指揮をすると。

 

それを聞いた配下の一人は

じゃあ開戦でここに現れたってことは・・・口にし

傅抵はここが重要ってことなんだろと。

 

傅抵や趙忽、カイネら各軍の将たちが見守る中

李牧はさらに言葉を続ける。

 

聞いたか秦軍の雄叫びを

あれこそ侵略者の叫び けだものの叫びだと。

あの獣達は我らの国を刃で奪わんとここへ来た。

我らの家族を殺しに来たのだ。

愛する者を守れるのは我らの刃だけだ。

 

奴らは四年前から二度にわたり

趙北部を侵略しようとしたが

我らは返り討ちにした。

 

秦の毒がは砕かれたと思ったが

あろうことか韓を滅ぼし

その力を得て再び侵略して来た。

 

だが我らは奴らをはねのける。

再び返り討ちにし

今度こそ秦の牙を砕き葬り去る。

 

そうすればその先に必ず平穏が訪れる!

その安寧の日々を掴み取る。

侵略者共に死を!と。

 

そんな李牧の檄に呼応した趙兵たちは

侵略者に死を!とさらに士気を漲らせ吠える。

 

空気が震えるような雄叫びが届き

信が上等だと口にした瞬間

李牧は傅抵と趙忽に始めなさいと指示する。

 

李牧の指示を受けた傅抵・趙忽は

第一陣に突撃を命じ

一方の飛信隊も信からの命を受け

第一陣が突撃を開始するのだった。

 

―始皇十八年(紀元前229年)―

―趙完全攻略戦 開戦―

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!

感想

 

ついに秦と趙による大戦が

始まったわけですが

両軍共に士気は申し分ないようですね。

 

開戦前の信の檄に対して

大将である李牧が檄を飛ばしたのは

正直驚きましたが

それだけ飛信隊を脅威に感じているのかも。

 

実際のところ、李牧の檄がなければ

士気の面で劣勢だったのは

明白だったと思いますし。

 

まあ、李牧がそうしなければ

傅抵か趙忽が檄を飛ばしていたでしょうけど

正直ちょっと格落ちな気がしますので

あれだけの士気の向上はなかったでしょうね。

 

それにしても李牧は全ての戦場を回って

指示を出すとのことですが

通信手段が乏しいこの時代で

これ程の広範囲を指揮するのは

正直あり得ないと言うか無理がある気がします。

 

そうしなければ負けてしまうのは

分からないでもないんですが

李牧はそれが出来ると思っているから

そうするわけですからね。

それだけでも怪物の名に相応しいかと。

 

ただ実際問題として李牧の指示が

どこまで趙軍に届くのかが

この戦いの趨勢を決める気がします。

 

趙軍側も司馬尚ら有能な将は多いものの

これまでの戦いを見る限り

李牧の指揮あってだと思いますし。

 

まあ、何にしても開戦したばかりですので

趙完全攻略戦と位置づけられたこの戦いが

これからどんな戦いになるのか楽しみですね。

 

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