雑誌掲載最新話 キングダム

キングダム 最新 第852話 ネタバレ&感想 秦軍展開

2025年10月2日発売の

週刊ヤングジャンプ 44号に掲載されている

キングダム 第852話

ネタバレ&感想になります。

 

第852話 展開完了

内容ネタバレ

 

楊端和軍の面々が続々と配置に着く中

フィゴ王であるダントの視線の先には楊端和がいた。

 

ただじっと楊端和を見ていたダントに

配下のニムシがどうかされましたかと声をかける。

 

ダントは楊端和から目を離すことなく

今日も我らが”死王”は美しいと。

 

楊端和に心を奪われているダントの話を

ニムシは付き合いも長いのか

いつものことだとばかりに聞いていた。

 

そうこうしている間にダントは

フィゴ族の力で楊端和に勝利を捧げるとして

持ち場へと移動を始める。

 

その事に気づいた楊端和は

指笛を鳴らしダントにこちらへ向かせると

激励なのかグッと拳を握り笑みを向ける。

 

するとダントはたまらんと叫びだし

改めて楊端和は儂の女にすると宣言し

配下の者たちはそれでこそフィゴ王だと

歓声を送っていた。


その異様な様子を見て楊端和らが

ドン引きしたような反応を見せる中

キタリが相変わらずキモいなと楊端和に声をかける。

 

そろそろメラ族は左に行くとして

互いに武運を祈り合った二人だが

楊端和は今回大分離れたなと壁について触れる。

 

キタリはなぜあいつの話・・・と顔をしかめつつも

・・・ああ あいつの群は一番遠くだと返す。

しかも本人が志願したらしいと。

 

志願?何で?と楊端和に聞かれたものの

キタリにもわからないようで

二人は橑陽で話したんだろと言われても

上手く答えられずにいた。

 

~回想橑陽にて~

何でそんな我らと離れた所を

志願したんだ!と詰め寄るキタリに対し

壁はちょっと落ちついてくれと戸惑っていた。

 

そして壁はキタリの目を見て告げる。

とにかく今回は戦が終わるまで会わないだろうから

絶対に無事で 勝って・・・

王都邯鄲にて再会しよう キタリ殿と。

~回想終わり~

 

メラ族の者からそろそろ行くぞと

声をかけられたキタリは分かったと

その場を後にしようとするが

あ、そうだと楊端和に声をかける。

 

メラ族の占い婆が言ってた。

妙な占いばかり出るって。

この戦きっと荒れるぞ 気をつけていけと。

 

そう言い残し持ち場へと向かう中

キタリは空を仰ぎ思いを馳せる。

お前も気をつけろよ壁と。


一方その頃壁軍は秦軍の中でも

一・二を争う程、早く部隊を展開させていた。

 

郭雲が土地に明るい・・・からなと軽口を叩いたことで

一瞬雰囲気は凍り付くも壁はそれを肯定する。

 

確かに私をはじめ何人かは

趙北部の収容所にて

土木作業に駆り出されていたため

一帯に他より詳しいと。

 

その優位があるからこそ志願したことも

それが主たる理由だと認めながらも

もう一つ理由があることを明かす。

 

あわよくばある人達を探して

会いたいと思っていると。

 

それが一体誰なのかわからず

郭雲らは首を傾げる中

後ろを玉鳳が通過して行きますとの報告が入る。

 

どうやら玉鳳が担当するのは

最も過酷な配置らしく

王賁は一番の外れ・・を引いたとの声が上がる中

壁は頼むぞ王賁・・・と武運を祈るのだった。

 

壁軍の後方を通過する中

志願したのだと聞かされた関常は

王賁に対しどういうことだと詰め寄っていた。

 

なんだってわざわざ一番やりづらい場所を志願した!

この期に及んで・・・北側の”盾”の役を

買って出たというのか・・・王翦軍・・・のために!と。

 

そう思いたいのなら思っていろと返す王賁に

関常は顔をしかめていた。

 

昨年も玉鳳は魏軍を止める”外れ”くじ。

今度は自ら・・・to

 

亜花錦は俺は”大当たり”だと思うがと口を挟む。

大外はだ。意外と李牧の首に直結するやもと。

 

関常はそんな簡単な話ではない!と声を上げるが

王賁はその通りだ関常 簡単な話ではないと口を開く。

 

だが この俺の他にこの複雑な役割を

担える者がいるのかと。

 

そう言われては関常もそれ以上は

何も言えずにいたが王賁は言葉を続ける。

 

だが李牧の首を諦めているわけではない。

この戦いは一国を包囲する程 広範囲に及ぶ。

 

秦軍が未だかつて経験したことのない規模の戦いだ。

時の経過と共に戦況は複雑化するのは間違いない。

 

亜花錦の言う通り、しっかり目を光らせていれば

必ず”好機”は巡って来る。

 

その時・・・は電光石火の動きで確実に仕留める。

李牧の首を取り玉鳳が戦を終わらせると。


王翦軍七万が河印にて軍を展開し始めた頃

録嗚未は隆国・干央と共に戦場を見渡していた。

 

録嗚未がどことなくいつもと様子が

違うことに気づいた隆国は大丈夫か?と声をかける。

 

何がだよと返す録嗚未に

隆国は言葉を続ける

 

王騎殿の時から数えれば

もう三十年近く我らは主を支えてきた。

 

そして今 騰も消え

我らは支える相手が居なくなった。

 

寂しくもあるが俺は正直己の軍略を

余さず発揮できる楽しみが大きいと。

 

干央は俺は戦場がある限り飛び込んで

死闘を繰り広げるだけだと言い

隆国は言葉を続ける。

 

俺と干央は意外と単純なのだ。

だが一番単純そうなお前が逆にそうではないと。

 

録嗚未はうるせーよ、あの騰から

曲りなりにも後継を任された以上

今まで通り勝手に突っ走るわけには

いかねーだろうがと言い

隆国もその事には同意していた。

 

しかしその上で録嗚未は告げる。

・・・とはいえ急に賢くも出来ねェ。

ってわけでやっぱいつも通り

暴れ回ることにすると。

 

それを聞いた干央はそれでいいと返すが

隆国は突然この戦が終わったら

嫁をもらえと言い出す。

 

戸惑う録嗚未に隆国は

何となくそうすべきと思っただけだと言うが

録嗚未は・・・いらねーよと返す。

妻は昔 病で亡くしたと。

 

それはもう十年前の話だろうとして

隆国と干央は自分の娘はどうかと言い出す。

俺そっくりな女になったと。

 

なんとも言えない雰囲気の中

隆国と干央は武運をとその場を去り

録嗚未もまたどういう終わり方だと

文句を言いつつもお前達もなと返すのだった。

 

”録嗚未軍・隆国軍・干央軍”

”計六万”弁狼”に展開”


一方その頃、楽華も配置に着き

展開を始めようとしていた。

 

そうした中、愛閃は蒙武の副官である

来輝の軍から無理矢理引き抜いてきたという

矛使いの曹空を紹介していた。

 

用兵も長けていますが

とにかく腕がたつので

蒙恬様の周りでお使い下さいと。

 

そしてもう一人陸仙の元に

亡き副長・胡漸の孫である

胡龍が加入しており

蒙恬も目をかけていた。

 

楽華の主要な将たちが互いに武運を祈り

それぞれ持ち場に着いた頃

信はヨコヨコの元へ訪れ謝っていた。

 

すまねぇなヨコヨコ。

お前の軍を主戦場におかなくてと。

 

貂は信の言葉を補足するように説明する。

ヨコヨコ軍を疑っているわけじゃないけど・・・

 

ただ どうしても緒戦は慎重にならざるを得ない。

軍も分散させて申し訳ないと。

 

そんな二人の気遣いに対し

ヨコヨコは気にするなと伝える。

 

初陣の狙いはこんなものだろうと予想していた。

逆の立場なら俺だってそうする。

 

我々は洛亜完様が命をかけて

示し残された”道”を理解している。

 

我々は今秦人・秦兵だ。

だが いきなり命を預け合う

”友”になれるとも思っていない。

 

ならば我々は結果を積み重ねて

信頼を勝ち取っていくしかないと。

 

その覚悟に対し信は

しっかり援護を頼むぞと言い

ヨコヨコもまたああ任せろ

元韓人の矜持見せてやると返すのだった。

 

そして持ち場へと戻った信は

各隊から配置についたとの報告を受け

皆に開戦からど派手にぶちかますぞ!と

檄を飛ばすのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

今回は戦が始まる前段階である

各軍の配置・展開の話がメインでしたね。

 

おそらく本格的に開戦するのは

次回ということになりそうです。

 

それはそれとして各軍問題なく

展開が完了したみたいですが

最後のページの布陣図を見る限り

今のところ兵力的にも互角か

秦が少し上といった感じっぽい?

 

総兵力としては秦軍が総勢44万で

趙軍が40万+αとのことですが

このα次第で兵力が逆転する可能性もありそうです。

 

なんにしても各軍の相対する軍を見る限り

結構因縁がある軍と当たることになりそうですね。

 

楊端和軍が相対する軍には舜水樹

蒙恬の相手には馬南慈

飛信隊には紀彗ら離眼兵と傅抵・カイネ

王翦軍の前には青歌軍と。

 

とまあ、大体の配置が明らかになりましたが

その中に李牧の名がなかったので

この戦いのカギを握るのは

やっぱり李牧ということになるでしょうね。

 

とりあえず前回の話では趙軍の大将として

李牧が総指揮を取るとのことですが

気になるのは秦側は誰がその役に就くのかについて。

 

可能性としては王翦が一番高いと思いますが

相対するのは惨敗した青歌軍ですからね・・・。

 

出来ることなら全軍を指揮することが出来る

言わば軍師のような人物が

一歩下がった所にいて欲しいところですが

今の秦軍でそれが出来るのは

総司令である昌平君くらい?

 

王翦の代わりに前に出てくれる将が

いてくれるならばそれでもいいんですが

そうではないならばかなり厳しいことになるかと。

 

広大な戦場だからこそ余計に

戦術よりも戦略を考えられる人物が

いるかどうかで戦の趨勢も変わってくる気がしますし。

 

ともあれ前に言ったように

これからが本番ですので

どんな戦いを魅せてくれるのか楽しみです。

 

気になる次回についてですが

次号は休載で続きは10/16発売の46号とのこと。

 

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