キングダム 587話のネタバレ&感想になります。
第587話 祈るのみ
内容ネタバレ
王賁が倒れた玉鳳本陣にて
隊員たちは主を逃がすべく必死の抵抗を見せていた。
しかし十槍を相手にすんなりと逃げられるはずもなく
関常の側近である松琢は命を捨ててでも殿を買って出ようとするが
そんな彼よりも先に動いたのは同じく側近を務める宮康だった。
スポンサーリンク
敵の槍をその身に受けてもなお立ち塞がる宮康と
涙ながらに別れを交わした松琢が主とともにその場を後にしていた頃
離れた戦場にいた信は亜光軍もしくは玉鳳隊のいる戦場が
妙にざわついているように感じていた。
そして王賁にちゃんと戦ってるんだろうなと内心思いつつも
相対する尭雲軍へと目を向けるのだった。
一方、王賁たちが去った後辛くも王賁の首を取り損ねた十槍は
その事を悔しがりながらもどの道王賁は死んだのだとして
尭雲と共に自軍の本陣へ。
その動きを確認した趙峩龍もまた尭雲が仕事を終えたのだと判断し
本陣へ下がったことでようやく番陽達は壊滅した玉鳳の本陣に戻り
主である王賁が討たれたことを知るのだった。
王賁の容態を聞いた番陽は関常にその怒りをぶつけようとするも
関常もまた部下を失いさらに深手を負っていたこともあって倒れてしまい・・・。
スポンサーリンク
王賁が不在となり玉鳳は亜光軍の斜め後ろまで退がらざるを得なかった。
事情を知った亜光軍は趙峩龍の横撃に構える形を取ったものの
その分前面が弱くなり馬南慈軍に攻め込まれてしまうことに。
一方、尭雲不在となっていたこともあり
飛信隊は押し込み馬南慈軍が注意を払うほどだった。
十三日目はこの形のまま進み
早めに趙峩龍が引き上げの号令を発した。
その理由の一つは尭雲の深手であり
もう一つはやはり王賁を討ったことだった。
この衝撃を戦場全体に伝えることで秦軍の士気を
下げる時間を設けることを上策とした。
前日の隊の覚醒の芯が砕けたことを全兵士に知らしめることで
玉鳳を終わらせひいては秦右翼の片輪を外したこととなる。
明日一日での勝利を確信し
趙峩龍は宿営地へと下がるのだった。
戦いを終え玉鳳の本陣へとやってきた信は
あとはもう覚悟を決めて祈るだけだという松琢の言葉から
王賁の容態がかなり悪いことを知る。
しかし信はそれでも王賁は大丈夫だと断言し
傷の治療のために連れてきた羌瘣を王賁のもとへ向かわせると
俺はあいつの見舞いに来たのではなく
明日どうやって趙左翼に勝つか玉鳳と話し合いに来たのだと告げる。
その言葉を聞いた隊員たちはあっけにとられる中
松琢は王賁が倒れた後、関常が口にした
秦右翼にはまだ飛信隊が残っているという言葉を思い出し・・・。
”十三日目夜---朱海平原決着まであと二日”
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず王賁は未だ予断を許さない状態ではあるものの
関常達の奮闘もあってか命は助かりそうですね。
結果として側近の一人である宮康がやられてしまったことは残念ですが
彼もまた十槍の一人を倒しているみたいですし
十二分に役目を果たしてくれたのではないかと。
それに倒れた王賁もまた尭雲に深手を負わせたのは間違いないですし
この先の戦いにも大きく影響してくるのではないかと思います。
なんにしても王賁はおそらく命は助かるとしても
この戦いに参加するのは難しい状態にある以上
秦右翼としてはかなりの戦力低下は免れないかと。
信はまだまだ意気軒高のようですが
大将の亜光に続き王賁までもが戦線離脱とあっては
かなり厳しい戦いになりそうですね。
亜光軍をまとめている人物もいまいち使えそうにないですし
亜光だけでも戻ってきてくれると随分違うんですが
今現在どういう状態なのか気になるところです。
それにしてもラストに朱海平原決着まであと二日とありましたが
これって中央も含めてのことですよね?
だとしたらこの残り二日、
今までにないくらいに軍が動くだろうと予想できますが
鍵になるのはやっぱり王翦がどう動くのかについて。
今まで相手の大将である李牧は左翼にしろ右翼にしろ
いろいろ動いていましたが
なんだかんだで王翦は動いていないだけに
その動向が気になるところです。
今まで動いてこなかったのも
何か理由・考えがあるのだとは思いますが
そんな彼が動くわけですからね。
ここまで引っ張ってくれた以上
こちらの予想を遥かに上回るものを
期待しています。
次回についてですが次号は休載とのことですので
続きは2/7発売の10号になるかと。
第586話へ