2026年2月5日発売の
週刊ヤングジャンプ 10号に掲載されている
キングダム 第865話の
ネタバレ&感想になります。
第865話 無国籍地帯の王
内容ネタバレ
秦・趙大戦――三日目。
王翦軍の新戦力である第二将・晏戒は
カン・サロ軍を相手に圧倒していた。
早くも敵第一陣を抜く様子は
王翦のいる本陣からも見えており
そのすさまじい突破力を見て
配下の者達は驚嘆していた。
秦趙大戦の一日目は全体を引いた目で見ると
王翦軍が押し込んだ分、秦軍がやや優勢で幕を閉じ
二日目は互いに凹んだ戦地の軍が
うまく対処し、各所停滞した。
その中で王翦軍だけが
二日目も司馬尚軍を押し込んだ。
そして三日目も新生王翦軍は好調を維持し
第二将晏戒の軍が相対すカン・サロ軍を
後退させ始めた。
そんな晏戒軍の後方に陣を敷く
倉央軍でもその活躍を見て
本陣の兵達は皆驚嘆していた。
そうした中、倉央は糸凌に
晏戒が”無国籍地帯”の”王”であると語る。
この中華は都市を離れれば未開の地だらけだ。
亡国の徒 流民 罪人達が流れついた吹き溜まり
国の管理に属さぬ無法地帯。
そんな無国籍地帯は
大小数えきれぬほどある。
太行山脈の西の広大な無国籍地帯で
晏戒の一党は力で他をねじ伏せ覇者となっていた。
その戦上手を耳にし
王翦様が声をかけたらしいと。
倉央の話を聞いた糸凌は
なるほどと納得したように口を開く。
第二将が一番気に喰わないと
感じていたのはそういうわけですねと。
それを聞き倉央は一番ってことは
他にも気に喰わぬ奴がいるのか?と訊ねるが
帰ってきたのは基本全員嫌いですという言葉だった。
倉央はオイオイと笑っていたが
糸凌は戦場に目を向けある疑問を口にする。
しかし一つ引っかかるのはカン・サロ軍って
あんなに軽い感じでしたっけ?と。
倉央も同じように思っていたらしく
じゃない感じだったよなァ・・・と
険しい表情を浮かべるのだった。
一方その頃、晏戒軍は敵第二陣を崩壊させ
後退する敵に追撃をかけようとしていた。
晏戒は敵軍に目を向け
嘲笑うかのように口を開く。
前の側近衆を殺しまくった
司馬尚軍の第一将カン・サロ この程度か。
かつての無国籍地帯の
相手の方が骨があったなァと。
晏戒の配下の者達もその言葉に同意し
思い思いに声を上げる。
夢も希望もなくただ生きつなぐために
殺し合うだけの獣の世界。外とは大違いだ。
・・・こ奴らがあっちへ行ったら
三日ともたぬのではありませぬか?と。
そんな配下の声に・・・全くだと返した晏戒は
さらに言葉を続ける。
とにかく強い強いと恐れられていた
カン・サロ軍がこの程度でガッカリだ。
つまりはこの相手に敗れたかつての将
亜光・麻鉱とかいう”雑魚”と
この俺が比較されるのも不快の極みだ。
そう吐き捨てる晏戒に配下の者達も同意するが
次の瞬間、戦場に予期せぬ動きがあり
すぐさま急報が入る。
左方に敵の伏兵が出現し
襲撃を受けていますと。
それを聞いた晏戒は
始めから・・・そのつもりだと?口にしつつ
左方にある森から続々と出てきている
伏兵に対応するべく左に陣を作れと指示。
しかしカン・サロ軍は予定通りとばかりに
伏兵の横撃が始まった瞬間
引き込みはここまでだと反転攻勢に入っていた。
その動きは全体を通して行われ
今まで押していたはずの晏戒軍の勢いを止め
あちこちで息を吹き返していた。
その動きを見て晏戒は笑みを浮かべる。
苦戦・・・している真似をしていた?
なるほどここが狩り場というわけか カン・サロと。
反転攻勢に入ったカン・サロは自ら矛を取り
晏戒を取り王翦の第二軍を消滅させるべく
一気に攻勢に転じていた。
その動きは早く王翦軍の本陣では
このままではまずいと声が上がり
カン・サロが晏戒の目前に迫った瞬間
倉央軍がカン・サロ軍の背後から襲い掛かっていた。
それによりカン・サロ軍の足は止まり
糸凌はカン・サロの首を狙うべく
自ら隊を率いて動き出す。
片腕を失った糸凌だが
それでもなお圧倒的な武力を見せていた。
カン・サロが晏戒軍ではなく
倉央軍へと向きをかえたのを見た倉央は
糸凌の事を助けてもらった時のことを思い出す。
その時の借りは大きく今だ返せずにいたが
それでも倉央はここは戦場でお前は敵将だ。
悪く思うなよと糸凌隊と挟撃をかけ
カン・サロの首を取るべく動くのだった。
王翦本陣で倉央の援軍にて晏戒軍が救われたと
皆がその読みを称賛する中
王翦は李寿を奈烙軍の後ろにつけろと指示する。
いきなりの指示に配下の者達は
何故好調の奈烙軍に援軍を?と
戸惑いを隠せずにいたが王翦は告げる。
急げ そろそろ司馬尚軍が動くぞと。
その王翦の読みが正しかったことを示すかのように
司馬尚軍が動き出し・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回の流れ通りに新生王翦軍の話が
メインとなったわけですが
第二将の晏戒は中々に曲者っぽいですね。
無国籍地帯の王とのことですが
随分と厄介な場所で戦って勝ってきただけあって
実力はかなりのものだと思います。
カン・サロを嘗めていたせいか
ちょっとしてやられていたものの
慢心というか驕りがなくなって本気になった時に
その真価がわかるのではないかなと。
それにしても王翦軍が司馬尚軍と
相対していると知った時に
倉央はどうするのかと思ってましたが
とりあえずは退く気はないみたいですね。
流石に将として手を抜くとは思っていませんでしたが
もし仮に司馬尚軍が負けて追撃される際には
あえて見逃すということもあり得るのかも。
それだけの借りがあるわけですし。
なんにしてもカン・サロに対して
晏戒・倉央軍があたることで
一先ず一進一退ということになりそうですね。
そうこうしている間に
司馬尚もまた動き出したみたいですので
どちらかというとこちらの方が
戦況に大きく影響する気がします。
前に王翦軍が負けたのも
カン・サロらの活躍もさることながら
司馬尚の圧倒的な武が想定以上だったことが
大きな要因だったと思いますので
それにどう対応するのかにかかっているかと。
なんにせよ三大天の一人である司馬尚が率いる
青歌軍は作中において未だ負けなしですので
新生王翦軍がどこまでやれるのか楽しみです。
新たに将となった倉央以外の将についても
まだまだ真価は明らかになっていませんし
そちらのほうも期待したいところですね。
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