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キングダム 最新 511話 ネタバレ&感想 第四の選択肢

2017年3月30日発売の週刊ヤングジャンプ 18号に連載されている

キングダム 511話のネタバレ&感想になります。

 
第511話 列尾の罠

内容ネタバレ

 
火急の如く夜通し王都圏へと進軍する李牧のもとへ

列尾陥落の報せが届き、それを知った部下達が騒ぎ立てるが

列尾には私の施した秘密があるという李牧の言葉で落ち着きを取り戻していた。

 
さらに李牧はその秘密に気付かず動いてくるならこっちのものだが

間違いなく王翦はそれに気付き、そして気付けば秦軍はそこから一歩も

動けなくなるだろうと語る。

 
そして舜水樹からもし李牧様が今王翦の立場にいたらと問われた

李牧は多少危険を冒してでも”あれ”を見に行くと応えた頃

王翦は部下を引き連れどこかへ向けて馬を走らせていたのだった。

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総大将である王翦が全軍列尾に三日待機との伝言を残しいなくなったことで

それぞれの部隊でも騒ぎが起きていたが

楊端和や桓騎、そして貂はこの列尾城について何かに気づいているようで・・・。

 
王翦が姿を消して二日、秦軍が列尾から一歩も動けずにいる最中

楊端和や信と貂、王賁に蒙恬さらに桓騎を加えた面子が一所に集まっていた。

 
話は列尾城が意図的に弱く作られている事から始まり

そして恐らく王翦はいち早くそれに気づき姿を消したのだろうと。

 
そしてさらに列尾城を弱くしたのは奪い返しやすくするためであり

列尾を抜いて敵が王都圏に侵入した時

太行山脈に伏せてある軍を南下させ再び列尾を奪い返すことで出口を塞ぎ

脱出口と補給線の両方を失った敵を包囲殲滅するという作戦であり

これを練ったのは間違いなく李牧であろうとのことだった。

 
それはこの大遠征の本命である鄴攻めの絶対条件である

列尾を不落とし補給線を確保し続けるということが出来ないこと

ひいては昌平君の大戦略そのものが根本から覆されてしまった事を意味していた。

 
そんな中、蒙恬は自分達には三つの選択肢があるとして

一つは列尾に当初の予定以上の兵力を残し王都圏に突入する事、

そしてもう一つに列尾城の弱点を改修して攻城戦に耐えうる城にする事を挙げるが

どちらも問題が多く現状を打開できるものではなかった。

 
そして残された最後の選択は全軍撤退することであり

それはこのまま不用意に王都圏に侵入すれば全滅は免れないためであった。

 
今まで一言も口を挟まず話を聞いていた桓騎だったが

笑みを見せながら何でそこに第四の選択肢がねぇんだと言い出し

それは逆にこっちからこの列尾を捨てて全軍で王都圏に雪崩れ込み

兵糧が尽きる前に”鄴”を攻めとるという誰も思いつかなかった選択肢を挙げる。

 
あまりのことに困惑する蒙恬達に対し桓騎は

その手を取れるかどうか確かめるために王翦が今動いているのだと語るのだった。

 
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 
改めて蒙恬らが説明したことで

ようやく列尾に仕掛けられた秘策について理解できましたが

正直これは凄いとしか言いようがないですね・・・。

 
李牧がいつこの策を列尾に施したのかはわかりませんが

今よりもずっと前のことでしょうし

改めて李牧の恐ろしさが解った気がします。

 
そして李牧自身が自分が王翦の立場にいたらという舜水樹の問いかけに対し

今の王翦の行動を読み切っていたわけですから

おそらく桓騎のいう選択肢も封じられていると見ていいかと。

 
なのでもしこの状況をどうにか打破したいならば

誰かが李牧が考えつきもしなかった方策を考え付くしかないでしょうね。

現状どうにか出来る可能性があるとしたら総大将である王翦くらいかなとは思いますが。

 
なんにしてもどこかで李牧の予想を超えなければ

この大遠征が失敗するだろうことはわかっていたことですし

あとはどんな作戦になるのか待つだけですね。

 
こうしたかなり追い詰められた状況において

これを覆す策が生み出されるのがこういう戦記物の醍醐味とも言えますし

どんな作戦になるのか今から楽しみです。

 
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