キングダム 538話のネタバレ&感想になります。
第538話 亜花錦
内容ネタバレ
劣勢を見事に反転させた王賁を見ていた
趙峩龍はかつて仕えていた主を思い出していた。
主である元三大天廉頗と同じ戦場に立っていた時のことを。
大将軍であったかつての主と似た片鱗のようなものを
趙峩龍が感じていた一方、
王賁に呼応するように亜光軍千人将である亜花錦が動いていた。
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関常曰く亜花錦は不世出の天才と呼ばれているらしく
その様子を見ていた馬南慈も一度乱戦を解いて助けに行こうかと考えていたが
その矢先亜光が乱戦を解かせぬ構えへと移行したことで
その首を取るべく動き出す。
一方、上手い事劣勢を反転させた王賁だったが
その眼光は厳しくある人物の動向を気にしていた。
その人物とはこの戦局に待ったをかけ得る第三の将趙峩龍であり
趙峩龍はすぐさま混乱する各隊並びに岳嬰軍にも指示を出す。
その内容とは岳嬰軍には玉鳳隊本陣を追撃させ
趙峩龍軍は亜光軍援軍八千を
さらに王賁が作っている狩り場へ騎馬一千を突撃させると言うものだった。
趙峩龍が取った手は現在の王賁が一番嫌がる手であり
その対応策を練る王賁だったが
考えがまとまるよりも先に亜花錦が兵を動かしていた。
二百ほどの兵で一千もの騎馬隊を迎え討とうとする亜花錦を
死なすには惜しいと判断した王賁は三十騎ほどその援護へと向かわせていた。
この戦場において主要な将たちは
秦軍が有利となったこの流れはすでに趙軍には止められないところまで
来ているのを感じていたのだった。
その頃二日目を迎えた橑陽での戦いもまた
初日とは違い犬戎の戦いに慣れてきたのか悪くない展開になっていた。
そんな互角に渡り合う戦場を離れ
趙軍の大将である舜水樹は・・・。
橑陽では三日目に秦軍全体にのしかかる”大事件”が起こる。
狙われたのは壁の軍であった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず趙峩龍の打った手も
なんとかなった今、秦軍の有利は決定的になったみたいですね。
まだ三将とも健在ですので
そう簡単にはいかないでしょうが
それでも現時点においての有利が確定されたのは大きいかと。
それにしても今話のタイトルにもなっている
千人将の亜花錦についてですが
なんていうかヒャッハーって声が似合いそうな男ですね(笑)
関常曰く不世出の天才とまで謳われる男ですので
これから先何度となく登場することになるのかなと。
ぶっちゃけ見た目にはそんなに凄い人物には見えないんですが
皆が皆その才について評価しているみたいですので
これからどんな活躍を見せてくれるのか楽しみです。
そして最後の橑陽での戦いについてですが
なんか壁がかなりマズイ状況に襲われるみたいですね。
わざわざ大事件と銘打たれるほどですので
最悪それが起きる三日目には壁がやられることもあり得るのかなと。
まあ、楊端和率いる山の民を相手にするよりは
明らかにねらい目だとは思いますが
あの李牧から大将を任せられるほどの舜水樹が
一体どんな手を打つのか正直期待したいところです。
もちろん壁がやられることを望んでいるわけではありませんが
わざわざ大事件と言われるほどですので
壁にとっても山の民たちにとってもヤバい状況になるのは
避けられそうにないのかなと・・・。
まあ、それでも最終的に楊端和が負けるとは思えないので
その辺りも期待していますけどね。
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