キングダム 515話のネタバレ＆感想になります。
第５１５話 小城の流民
内容ネタバレ
連合軍が列尾を捨てたという報せは
咸陽にも届いていた。
それは昌平君らの策を捨て王翦の策で動いていることを意味し
あまりの事態に困惑を隠せない政達。
さらに本軍は鄴へ向かわず近くにあった吾多という小都市に攻め入ったとの
報告を受け兵糧を奪うためではないことは推察できたものの
昌平君でさえも王翦が何を考えているのか分からずにいた。
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一方、その頃連合軍は吾多と同じことを
他の城でも行っていた。
一体どんな理由でそれを行なっているのか分からず困惑する信が
王翦に誰も問えずにいたそのことを尋ねたところ
反応するとは思えなかった王翦が信の前へと姿を現す。
信の持つ王騎の矛に一瞬目を向けた王翦は
最初の位置から李牧が最短で邯鄲に戻るのはあと一日かかり
そこから王都圏の軍を統制し動き出すのに一日
それらが鄴を守りに到着するのに一日かかり
それまでにこちらの”仕掛け”をすませておく必要があるのだと語る。
そしてここから鄴までの間にあと七つ城があり
王翦軍・桓騎軍、楽華・玉鳳・飛信隊の合同軍の三つにわけ
西から順に足並みをそろえて落としてゆくのだと。
その上でやることは同じく兵糧を全て奪い
民を”東”へと追いやるのだと指示したところで
列尾が落ちたとの急報が。
それにより活路は”東”だけだとそれぞれが思ったところで
王翦は楊端和に本軍の動きと”足並みをそろえよ”と伝令を出し
ここからは急ぐぞと指示し動き出すのだった。
馬知平原にて楊端和軍と相対する公孫龍は
こちらが攻めねば動かない楊端和軍に対し
足止めを図っているのはこちらの方だとして
刻一刻と趙軍有利に進んでいると判断していた。
そこへ敵が”東”へ少し陣を動かしているとの報告が入るものの
公孫龍は何も状況は変わりはせぬとして距離を保ったまま
ついて行くぞと指示するのだった。
王翦の細かい指示に従い三軍が展開し
中・小の都市を落として回ったため
城を追われた難民の群れは増え続ける一方であった。
難民たちがとにかく今は”東”へ向かうしかないと歩き続ける様子を
見ていた信達は未だに何をやらされているのか分からずにいたが
そんな中、羌瘣はただ一人わかったとして
”イナゴ”だと呟くとそれを聞いた王賁と蒙恬は何かに気づいたようで・・・！？
そして王都圏南部に難民の大行列が出現していたその時
ついに李牧が王都邯鄲に到着したのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
何やらとんでもないことが起きつつあるようですが
イナゴって確か集まると災害を起こす性質があると
どっかで聞いたような？
調べてみるとイナゴに限らずバッタ類が大量発生により変異し
稲や麦など食べる物はおろか草からなにからまで
全部食い尽してしまうことを蝗害と呼び
中国やアメリカなどで起きることがあるらしいですね。
日本でも全く起きないということはないが
どうやら発生する条件を満たせないことが多く
ほとんど起きない災害の一つみたいです。
とりあえず王翦が難民たちを東へと向かわせることが目的らしいので
難民たちが向かうのは邯鄲のほうか燕のほうかのどっちかなのかなと。
考えられるとしたら邯鄲のほうへ向かっているのだとすれば
難民によって行軍を邪魔する＆食糧を出させるためで
燕のほうへ向かわせるならば燕側から侵攻しやすくさせる為？
蝗害というのは主に飢饉が引き起こされるとのことらしいですので
食糧に何か関係あるのかなとも思いますが・・・。
まあ、色々考えてみたもののどうもこれだ！という確信が得られなかったので
次回かそこらにはおそらく李牧も王翦の狙いに気がつくでしょうし
その時にでも種明かししてくれればいいかなと。
どんな目的によって行っているかは分かりませんが
色々考えるのも楽しいですし
すんなりと狙いが分かってしまうよりもいいのではないかと思います。
今回は合併号ですので続きは5/11発売の24号とのことですので
その間にもうちょっと色々考えてみるのもいいかもしれませんね。
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