2020年5月21日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年25号で連載中の
曝ク者! 第10話のネタバレ&感想になります。
第10話 ブラックジャーナリズム
内容ネタバレ
被害者の女性からの連絡。
その内容はいつもホテルでフロントに
領収書をもらっていた気がするというものだった。
助かります!とお礼を言った楓だが
その女性は楓が紅葉の妹だと名刺を確認したらしく
ゴメンね・・・と謝られてしまうことに。
でもやっぱり証言するの怖いからこんな事しか出来ないけど・・・と
涙を流し勝手すぎる話でゴメンと謝りながら
でもあんな事やりたくない・・・助けて・・・
と助けを求めるのだった。
泣きながら大船に乗った気でいてくださいと応える楓をよそに
蘭とポチは領収書について話していた。
考えられるのは買ってた側の会社名義か・・・
大元のプロダクションか・・・
蘭は可能性が高いのは後者だと考えていた。
もしも日の出の名前が書かれていたのなら
監視カメラの映像と合わせて事務所が絡んでいた
何よりの証拠になると証言者から教えてもらっていた
ホテルグランド・オリエンタルに連絡を取るようにと指示。
どうやらホテルの従業員の中に協力者を作っていたらしく
早速連絡を取るポチだが5日前に
領収書とか保管してた場所が荒らされたとのことで
紛失していたことが判明する。
それは日の出プロダクションの時任副会長の依頼を受けた
”ゴロ”の仕業だったようで・・・。
思わぬ形で重要な証拠を失った蘭だが
確実に”もう1枚残ってる方に”に向かうと言い出し
向かったのは通信大手のソーシャル・ネットワーク社だった。
日の出の女性タレントと寝てるとされる
常務取締役である前型勝頼に事情を聞くが
それを認めるわけもなくまるで取り合う様子を見せなかった。
楓はここに来る前、蘭から聞いていた話を思い出す。
日の出側は買い手がバラさない様に映像つきの証拠を持っており
極端な話女性タレントに嘘をつかせて
買い手を加害者に仕立て上げる方法も使える。
ただそれだと危険を冒してまで買い手が枕に乗る理由はなく
互いに牽制出来る担保として
日の出側のアキレス腱も握っていないと
この取引は成立しないと。
その事を問いただす蘭だが
それでも前型が認めるはずもなく
妄想に付き合う暇はないと一蹴されてしまう。
そうした中、蘭はポチに合図を送り
楓と共に部屋から退出させる。
雰囲気が変わったことに気づいた前型は
出て行かないなら係の者を呼ぶぞと
電話を手に取るが次の瞬間蘭は電話を押さえていた。
そして蘭は告げる。タダでとは言わない、
お前の会社の不祥事を一度だけ見逃してやる。と。
気圧される前型に蘭が
社内で起きたパワハラ自殺、会社資金の私的流用・・・と
口にしたその時わずかな反応があり
蘭もまたその事に気づく。
その上で競合会社の不祥事も見つけてきてやる
俺の”仕事ぶり”は知っているだろう?悪くない取引のハズだと言い
さらに断ったら”逆の事をお前の会社にする”と告げ・・・。
部屋から出された楓はポチから
部屋の中で蘭がしているであろうことの説明を受けていた。
それは綾から教えてもらった”ゴロ”の手口であり
ポチもそれを理解した上で語る。
だから俺らは席を外されてんだよ。と。
”俺らは聞いてなかった”って言えるように
蘭は全てがバレた時の為に全部泥を被るつもりだと。
その後部屋から出て来た蘭の手の中には
日の出プロダクションの宛名が書かれた領収書があった。
楓の反応からポチが喋ってしまったことを聞いた蘭は
口外するなと告げる。
瀬良紅葉の件で借りがあるのを忘れるなと。
その上で真木(綾)の顔も立ててやったんだ、
お前も言うことを聞けと言われ
楓は一肌脱いだのはこの為だったんじゃないかと気づく。
ポチはやっと大詰めまで持っていけそうだと
嬉しそうに笑い蘭もそうだなと応え
これでようやく”揺さぶれる弾が揃った”と
悪魔のような笑みを浮かべていた。
そして”例外なく”徹底的に叩き潰してやろうと零すと
本丸に乗り込むぞと告げるのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回はブラック蘭が出て来た回でしたが
多かれ少なかれそういうことは多々あるのかも。
誰だって自分に都合の悪い情報は隠したいでしょうし
そうなるのも仕方ないかなと。
もちろん法的には褒められたものではなく
今回のコレは脅迫もいいところですが
そうするしかあの会長を追い込めない以上
納得せざるをえないでしょうね。
正義で全てが解決できるならいいんですが
やっぱりこういう方法が有効と言うか
必要なのはどこの世界でも同じだと思いますし。
それにしても気になるのは予告に書かれていたこと。
「次週、王手寸前・・・!!だが・・・!?」
このまますんなりいくかと思いきや
明らかにひっくり返されそうな感じですよね?
まあ、それでもなんとかして
あの会長を追い込んでほしいところですが
やっぱり最後は楓がやってくれるのではないかと期待しています。
ここまでなんだかんだ言って蘭によるものがメインでしたので
そろそろ主人公である楓の見せ場になるのではないかと。
どちらにしてもあの会長をどうにかしてくれるなら
誰でもどんな方法でもいいので
なんとか頑張って欲しいものです。
前回のラストでクライマックスと書かれていましたが
もうちょっと続くことになるかも?
予告も不穏な感じでしたし。