2020年9月17日発売の週刊ヤングジャンプ 2020年42号で連載中の
曝ク者！ 第23話のネタバレ＆感想になります。
第２３話 礼を言う
内容ネタバレ
因縁の始まり・・・。
少年の頃のゴロは父親から暴力を受けていた。
その日父はいつもより機嫌が悪く
三流誌の分際でしつこいんだよ！と
その怒りがゴロへと向かう。
何度も殴られ蹴られ倒れたゴロ。
ゴミ箱の近くでくしゃくしゃにされた紙が目に留まり
広げてみるとそこには週刊論州の記事が・・・。
思わぬところで蘭を前にしたゴロは
何が起きているのか分からず混乱していた。
そうした中、ゴロの背後から
警察官を伴った野元が姿を見せる。
ゴロを俊くんと呼ぶ野元は
まさか世話になった監視官（上司）の息子さんが
ここまで堕ちてたなんて残念だと告げ
蘭にジイさんは確保したと報告。
さらに蘭のもとに楓から連絡が入り
例の動画データと血の跡がついた服も
見つけたとの報告が。
犯人の家からは被害者の物と思われる遺品も
見つかったとのことで
ゴロは殺人容疑で逮捕すると手錠を掛けられていた。
事態についていけず混乱するゴロに
蘭はお前が谷さんを殺害する直前の電話だったと語る。
顔から上しか見えない状態で
誰の家に入っていったのかは認識できる。
そこから阿佐森さんの事件が起きた日
現場に向かう事が可能だった
高齢の宅配業者の男はすぐに見つかった。
そこから汕田に尾行させた結果
犯人を突き止め接触を図ろうとしたお前を発見したと。
野元はゴロなら父親の事も嫌っていたし
ジャーナリストの事も勉強していたから
味方になってくれると思い情報を流していたと明かす。
蘭はお前が野元以外からも
情報を受け取っている可能性はあったと語り
野元もまた甲斐山事件の捜査資料を
隠した場所を教えることを条件に
一芝居打つことにしたとのことだった。
蘭が礼を言う、お前のおかげで
全て終わらせることが出来たと笑みを浮かべた瞬間
ゴロは傍らにいた警察官から銃を奪い
蘭へと向け発砲し・・・！？
甲斐山事件の真犯人が逮捕されたとの情報は
楓から甲斐山さんを救う会の代表米原に報告され
米原から拘置所にいる甲斐山に届けられていた。
お母さんの墓参り行けます。
無罪判決勝ち取れますと聞かされた甲斐山は
涙を流して喜ぶのだった。
一方、銃を発砲したゴロは
すぐさま警察官たちに取り押さえられるも
蘭を庇った野元が銃弾に倒れていた。
間一髪のところで蘭を庇った野元は
車の中で蘭とした会話を思い出す。
取り調べであそこまで詰める必要あったかという野元に
蘭は本心だとしてあんたがもっと早くバラしていたら
甲斐山さんは無駄な何十年を過ごさなくて済んだと告げる。
人の感情が分かる汕田を側に置いていれば
”こちら側”だと誠意を見せていたつもりじゃないだろうな？と。
”あんたはなにもわかっちゃいない”
そう言われた野元は蘭に
何か言いたげな表情を向けながら
その場に崩れ落ちるのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ！
感想
今回でようやく事件解決という感じですが
何ともやりきれないものが・・・。
蘭を庇って野元が撃たれたのもそうですが
真犯人の言っていたように
ゴロが父親から虐待を受けていたのも
明らかになりましたからね。
その事に間接的に関わっていた蘭が
ゴロに逆恨みされていたのも判明しましたが
色々と複雑だなと。
もちろんゴロが悪いのは当然なんですが
その背景には子に暴力を振るう父親の存在があったわけで
元凶はその父親にあったのではないかと。
色々とその父親には言いたいこともありますが
一先ず甲斐山さんの冤罪が晴れそうで何より。
何十年にも渡って無駄な時間を過ごしてきた
甲斐山さんには気の毒ですが
それでも無実だと証明されることで
幾分は救われるのではないかと。
既に亡くなっている母親も
墓前でその事を知らされれば喜ぶと思いますしね。
ともあれこれで事件も粗方解決しましたし
次回は今回の事件の後始末になるかと。
ゴロの父親も色々叩かれることになりそうですし
蘭も捜査資料の事など色々問題が残ってますので
その辺りの話になるかと。
蘭を庇って銃弾に倒れた野元についても
命が助かるかどうかは言及されていませんでしたし
十中八九あのまま亡くなったとは思いますが
どうなったのか気になるところです。