2023年3月8日発売の
週刊少年サンデー 15号に
掲載されている
君は008 第242話の
ネタバレ&感想になります。
第242話 ドンマイ。
内容ネタバレ
ルードゥスは語る。
君がドグラに潜入して
共に過ごした2年間・・・。
かつてない楽しみを感じた。
あれは——旧人類が”友情”と呼ぶ
ものだったと思っていると。
~回想:アユタ王国にて~
侵略軍を撃退したアユタ王国で
アイスマンとルードゥスは
復興のため色々動いていた。
人々の安寧の為役立った方が楽しかろう?
そう言ってドグラ基地から必要物資を
無断で運び出すルードゥスに対し
アイスマンは心を許しつつあった。
それはルードゥスも同様であり
そんな二人の間には確かに
友情のようなものがあった。
そんな日々を過ごしていたある日
アイスマンは住民の荷運びを手伝い
倉庫へ向かったところ
ある兵器を発見する。
その兵器の名は”DOGRA T-3”
次世代型の大量破壊兵器だった。
住民によるとどうやらその兵器は
ルードゥスから頂いたもののようで
アイスマンはすぐさまルードゥスの元へ向かい
どういう事だ!?と問い質す。
ルードゥスはアイスマンの剣幕から
何を聞きたいのか分かったらしく
兵器について語る。
隣国へ復讐したいというので
運び込んだのさ。
なにせあちらはドグラと新たに契約して
かなりの武装をしているからね。
T-3位ないと立ち行かないだろ?
技術的支援も続けることで
戦力は五分と五分・・・
ボクの計算によれば・・・
これで二国の争いは300年続くはず!
実に楽しいことだろ!?
そう言って笑うルードゥスは
君もそのつもりだったんだろう?と
アイスマンに語り掛ける。
アユタ国の民をあの時
根絶やしにしなかったのは
彼らの復讐心を消したくなかったから
じゃないのかい!?
そう!”楽”には”質量”がある。
どこかに楽しみを与えるためには
どこかから奪わなくてはならないと。
これは確かに残酷な事実だ・・・
が崇高でもある。
キミたち”死すべき定め”の旧人類たちが
この摂理の中でのたうつ姿は・・・
とてつもなく美しく、最も楽しい!!
そう高笑いするルードゥスに対し
アイスマンは・・・。
ルードゥスとの激闘を経て
ボロボロのアイスマンは
姿を見せたアララギに報告し頭を下げる。
ルードゥスは取り逃がしましたが
T-3は全て使用不能にしました。
私の判断ミスです・・・。
申し訳ありません・・・”コウチョウ”と。
アララギはそんなアイスマンの肩触れ
「ドンマイ。」と労うと
後は任せたまえと後始末のため
アユタへと向かい・・・。
~回想終わり~
話を聞いた野原は
そんなことがと口にしつつも
アイスマンに語り掛ける。
しっかりしてくださいよ
アイスマン先生!
顔見りゃわかるでしょ、あの悪人面!
何、気を許してんですかぁぁあ!
ボクなんか一目見た瞬間に分かりましたよ・・・
「こいつ悪だ」って!!!
ボクの人生はそんな奴等で
いっぱいだったから瞬時に判別できる
こいつは”悪”だと!
あなたにはレディ先生を
守る義務があるんだから
しっかりしてくださいよおおお!と。
そんな野原に対しルードゥスは
そう言ってくれるなと
アイスマンを庇うように告げる。
世界は広く、アイスマン君は
あらゆる悪を目の当たりにしている・・・。
そしてその悪が突き抜けたとき
極稀に正義と思しき領域に入るのもまた真理!
かく言う私もアイスマンのために
殺しを止めようかと思ったくらいだと。
思わぬ言葉に野原が驚愕する中
ルードゥスはアイスマンに語り掛ける。
どうかね アイスマン。
もう一度ボクと組まないかね?
共にドグラ・マグラを倒し
世界を征服しよう!
そして残酷なまでに楽しい世界を
二人で作り上げようじゃないか!と。
そんなルードゥスの言葉を前に
アイスマンは野原に
ありがとうと礼を述べ語る。
君の言う通りだな。私が甘かった。
生徒に教えられるとは思わなかったよと。
そしてルードゥスに告げる。
貴様との決着、今ここでつけよう!と。
その言葉を受けルードゥスも
完全に決裂したのを理解したのか
ならばせめて最高に楽しく殺してやる!と
真っ向から迎え撃つのだった。
両者による本気の戦いの余波から
レディの身を守りつつ
野原は必死に考えていた。
こ、このまま倒されていいのか英雄!?
考えろ、考えろ英雄・・・!!
レディ先生なら今、ボクに
何をしろと言うだろう・・・!?と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に続き回想シーンがメインでしたが
やっぱりそうなったか・・・
って感じですね。
野原じゃないですが
ルードゥスに心許したアイスマン先生が
悪いとしか言いようがないなと。
まあ、ドグラの最高幹部である
ルードゥスの言葉に嘘がなかったからこそ
信じてしまったんでしょうけどね。
現にルードゥスの行動原理は
楽しいかどうかなので
そこに善も悪もないんだろうなと。
それはそれとしてアイスマン先生は
野原の言葉もあってかルードゥスを
本気で討つことを決めたみたいですが
ぶっちゃけどっちが強いんでしょうね?
回想シーンでの戦いは
とりあえず決着はつかなかったにせよ
アイスマンはかなりボロボロだったので
かなりの激戦だったのは
おそらく間違いないかと。
その戦いの過程については
一切描かれていなかったので
詳しい状況はわかりませんが
どちらも生き残っている以上
実力にそれほど差はないのかも。
前々回ルードゥスがアイスマンを
中野において自分を倒せる者と
評していましたしね。
ただあくまでもそれは可能性の話で
アイスマンのほうが強いとも言っていないので
その辺りがなんとも言えないところです。
ともあれそんな二人が本気で戦うわけですから
これまでにない程、激しい戦いになるのは
まず間違いないでしょうね。
どちらが勝つか全くわからないレベルの
戦いになるだろうと思いますが
最後のページであったように
野原の動き次第で変わってくるのかなと。
上手く行けばアイスマンの勝利に
貢献できるでしょうし
失敗したなら敗因になりかねない
難しい役どころになるでしょうね・・・。
ただそれでも何もしないというのは
どうにも考えられないので
何かしら動くのは間違いないかと。
結果どうなるかはわかりませんが
レディ先生のためにも
二人には頑張って欲しいものです。