2026年9月17日発売の
週刊ヤングジャンプ 42・43合併号に掲載されている
キングダム 第888話の
ネタバレ&感想になります。
第888話 戦争
内容ネタバレ
趙軍に捕まった貂が敵兵によって
その身を汚されようとした瞬間
カイネが間一髪のところで割って入る。
貂の上に乗っかっていた兵士を
殴り飛ばしたカイネは
離れろ獣共がと貂を庇い
趙兵の前へ立ち塞がっていた。
兵士達はカイネが何者か知らないようで
邪魔された兵士達は何だてめェはと
カイネに対して殴りかかる。
それに対しカイネもまた剣を抜くことなく
素手で迎え撃つも相手は一人ではなく複数おり
何人か戦闘不能にさせるもその体格差もあってか
自身も何度か攻撃を受けてしまっていた。
それでも覚悟が決まったカイネは
倒れることなく立ち塞がり
兵士達は女が調子に乗りやがってと
持っていた剣を抜き告げる。
どこの誰だか知らねェがもう生きて出れねェぞ。
河了貂の前にお前だと。
それを見たカイネはよし抜いたなと確認した上で
お前達こそただで済むと思うなよと自身の剣を抜く。
まるで引く様子を見せないカイネに
兵士達はこいつ・・・正気か・・・とたじろぎ
お前は何者だ 階級を言えと声を上げるも
カイネは今さら何だ。かかって来いと剣を向け・・・!?
相手が只者でないと気づいたのか
兵士達が動きを止める中
待て!とカイネ軍の兵士が姿を見せる。
その人は李牧軍のカイネ将軍だ。
李牧様の側近のお一人でもあるぞっと。
相手が将軍と知り戸惑う兵士達をよそに
カイネ軍の兵士はカイネに声をかける。
カイネ様もお止め下さい。
さすがに他軍でそれは・・・
そうした中、趙忽軍の兵士が呼んだのか
何の騒ぎかと趙備明が姿を見せる。
カイネと対峙していた兵士達が
こっちにも将軍が来たと安堵する中
趙備明はカイネに問いかける。
カイネ・・・将軍。
なぜ我が陣営の中にいる。
何も聞いておらぬが。
我ら趙忽軍の捕虜に
何か緊急の要件でもあったのか?と。
それに対しカイネも言葉を返す。
捕虜の暴行は趙国宰相にして
軍総司令李牧様によって固く禁じられている。
お前の配下の軍令無視を諫めているところだと。
その言葉に趙備明は悪びれることなく
それはどうもと返した上で反論する。
だが部下達が今やろうとしているのは尋問の一種だと。
カイネはこれのどこが尋問か
お前は趙忽軍の副将であろう。
後日軍律違反の責任を咎めるぞと告げるが
趙備明はご自由にと笑っていた。
その上で趙備明は告げる。
だが我ら趙忽軍は王都正規軍。
つまり郭開様の傘下にあると思っていい。
と言うことは李牧様の政敵側だ。
そこに対してあまり無茶をするのは
後々主に迷惑をかけると思うが。
たかが敵捕虜一人のために
一言の声がけもなく他軍に入り込んで
暴れ回っている貴殿の方こそ
軍律を深く犯していると。
しかしそれでもカイネは退かなかった。
・・・とにかくこの捕虜はここへは置いておけぬ。
李牧様の元へ連行する よいな!と。
そんなカイネの言葉を聞いた趙備明は
よいわけがなかろうがと嗤う。
その河了貂は我ら趙忽軍の手柄。
それを強奪する権利が
貴様如きにあると思っているのか。
一歩でもその小娘を牢の外に出してみろ。
貴様と部下達の体を真っ二つにしてやると。
どちらも一歩も退かない状況の中
趙備明の側近達が声を上げる。
趙備明様 こ奴ら単身で乗り込んで来ているのなら
ここで殺して埋めれば
分からぬのではありませんか?と。
それに対しカイネ軍の兵士達も声を上げる。
そっそうはいかぬぞ。
城の外には我らの軍が少なからず来ている。
城内で行方知れずになればすぐにバレるぞと。
そう返されては強硬に排除することも出来ず
互いに打ち手がない中
趙備明はもうよいと両軍の言い争いを止める。
明日には趙忽様が戻られる。
そうすれば我らに一杯喰わせた河了貂には
本格的な尋問が行われる。
正に命がけの尋問よ。
それは何があろうと回避出来ぬ。
だからもう失せろカイネ将軍。
逆に言えば明日まで命があるのだからよかろうがと。
それを聞いた牢内にいる趙忽軍の兵士は
よし続きだと内心嗤っていたが
カイネが趙備明の言葉を聞いた上で口を開く。
・・・河了貂を牢の外に出さねばいいのだな。
ならば私が牢内に残る。
捕虜への暴行を認めぬために・・・
それは何があっても引かぬぞ趙備明将軍!と。
カイネの言葉に舌打ちした趙備明は
何なのだ一体・・・とその真意を問いかける。
何をそんなに必死になっている。
そ奴は敵の・・・あの飛信隊の軍師だぞ。
親戚か何かの縁でもあるのか?
・・・いやそれ以上に感じる・・・
・・・もしそうなら敵の中心の一人と
繋がってるということで問題にせねばならぬぞと。
しかしそれでも・・・お前には関係のないことだと
己の言葉を曲げないカイネに趙備明は
話しにならないと呆れたように告げる。
無茶苦茶な奴だ。正気とは思えぬ。
今は秦の大軍との対戦の真っ最中だぞ。
それが分かっていてこんな所に本気で居座るつもりか。
仮にも万の軍を率いる将軍ではないのかと。
カイネ軍の兵士は趙備明の言葉を聞き
現在の状況を伝えた上で翻意を促す。
カイネ様 趙備明将軍の言葉通り
カイネ様がここに留まっては
我が軍は身動きできませぬ。
どうやら趙軍は李信・蒙恬を見失っている。
そうなると危険なのは蒙恬らが
本軍と合流し復活してくることです。
そうなると簡単に近い一帯で再び戦いとなります。
今は急ぎ軍を持ち場に戻さねば
再び秦軍の後手を踏む恐れが・・・と。
趙備明はその通りだ
部下の方が優秀ではないかと笑うが
カイネは分かっている そんなことはと
それでも退かなかった。
その上でここへ来たカイネ軍の兵士の一人
燕隼にこれからについて指示する。
燕隼 外の軍に伝えろ。
早朝に持ち場に戻るためそれまで待機と
本軍は先に持ち場へ戻し展開させておけと。
カイネの指示を受けた燕隼は
もう一人の兵士である馬易に行けと指示する。
俺はカイネ様とここへ残ると。
そのやり取りを見ていた趙備明は
北の羊飼い風情が調子に乗りおって・・・と
吐き捨てるように口にするがカイネは
匈奴並みの下劣さだお前達はと返していた。
埒が明かん 時の無駄だと身を翻した
趙備明は衛兵に告げる。
衛兵 しっかり見て俺。
河了貂を出そうとしたら
カイネを斬り捨てろと。
そう言い残して去った趙備明の後を追い
兵士達もまた牢の外に出るが
納得できていないのは明らかだった。
それは趙備明の側近達も同様で
よいのですか 他軍の者にあんな好き勝手を・・・
と不満の声を上げるが趙備明は足を止めることなく
今は邯鄲の風向きが良くないと語る。
民衆の李牧の人気が今が一番高い。
つまりは郭開様の方が弱いのだ。耐え時よ。
だがいつかそれが逆転すれば
あのカイネを真っ先に捕らえて
死ぬまで〇し続けて
羊臭い体を狼のエサにしてくれるわ!と。
兵士達が去った後、貂はカイネに謝っていた。
カイネ・・・ごめん・・・オレのために・・・
軍内で揉めてまで・・・ありがとう・・・と。
その言葉を受けカイネは震えながら
貂の肩へ手を置き告げる。
河了貂・・・何も・・・
ありがとうじゃないだろ・・・
助けられない・・・
私はお前を助けられないんだぞ。
分かっているのか河了貂。
お前は明日もう・・・
何で・・・何で・・・
あんなクソみたいな奴らが趙軍で・・・
死んで欲しくないお前が敵なんだっ。
そう口にして涙を流すカイネに貂は
仕方ないよ。これが戦争なんだからと返すのだった。
あれから数刻経ったのか
夜が更けた頃、貂はカイネと共に
牢の壁に寄りかかって座っていた。
貂は改めてカイネにありがとねと伝えると共に
何故そこまでするのか尋ねる。
あの連中が言ってた通り
敵であるオレのために行きすぎた行為だと思う。
カイネが正直そこまで・・・と。
そんな貂の言葉にカイネは
私でもいつも不思議だったと語る。
お前のことになるとなぜか・・・って。
そしたらここへ来る途中
ふと思い出したんだ。
私には妹がいたと。
貂が・・・妹が・・・いた?と返すと
カイネは言葉を続ける。
カイヤと言った。
子犬みたいにいつも私に付いて回ってた。
知らないうちに妹と重ねていたのかもしれない。
特に似てるとかではないはずだが・・・
なぜか妹のことを忘れていたんだ。
きっとあまりにつらすぎて・・・
貂がいつの・・・北の雁門の話?と返すと
カイネはああと肯定する。
そして当時の事を思い出したのか
怒りを目に宿しながら語り始める。
ひどい殺され方を・・・私だけじゃない
周りも家族も失い続けた・・・
抗いようのない獣の大波が押し寄せ続ける。
死と恐怖と苦しみと痛みしかない世界。
雁門は正に暗黒の地だった。
そう――李牧様が
赴任して来られるまでは・・・と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
カイネの奮闘で貂の身が汚されることは
一先ず避けられたましたが
結果として一晩の猶予と言ったところでしょうか。
明日趙忽が城を訪れて
貂が拷問を受けるのは変わらない以上
命を助けるまでは流石に・・・
まあ、趙忽が来る前に救出の軍が動けば
まだ助かる可能性はあるので
その点に期待する他ないのかも。
それにしてもカイネの奮闘ぶりには
素直に称賛したいところですが
趙忽軍との間に因縁が生まれたことで
色々と後が心配ですね。
まあ、趙忽軍自体も郭開派閥だけあって
清廉とは真逆の軍ですので
後悔はあまりない気もしますが・・・
何にしてもカイネと趙忽軍の間に
深い溝が刻まれたことで
今後どうなるのか気になるところ。
李牧が全盛の現状ならば
趙忽軍も何もできないとは思いますが
もし陰りが出た時には
何らかの動きがあるのかも。
ともあれ今回のラストでカイネが
雁門での話を語り始めたので
次回はその話がメインになりそうです。
カイネの様子を見る限り
かなり絶望的な状況だったのは明らかですが
そんな状況の中で李牧が一体何をしたのか。
巌門の人から狂気的とも言える支持を
受けているのは何故なのかも含めて
カイネの口から何が語られるのか楽しみです。
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