3月のライオン 124話のネタバレ&感想になります。
第124話 ぼんぼりの灯る道④ ヤングアニマル 12号掲載(2016)
内容ネタバレ
大雨が降り続き、蒸し暑いことからあかりとひなたは
昼食にそうめんを作ることに。
ひなたは2束にしようかどうしようかと悩んでいたが
あかりは何故か一袋(=6束)にしようと言い出す。
いきなり6束ものそうめんを茹でると聞き困惑し反対するひなただが
あかりからそうめんだけだと野菜が足りないから
アツアツのつけ汁で”つけめん”にしようと言われあっさりと賛成に回ってしまっていた。
そして二人は分担して調理を行ない庭に生えている無料のシソを薬味として準備し
完成したそうめんのつけめんを食べ、そうめんの冷たさとつけ汁の温かさの
冷熱冷熱の無限ループを味わうのだった。
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一方、滑川と対局中の零は滑川の指した手があまりにも必然性が見えないことから
悩みに悩み、その理由が見えないながらも相手が引くなら行くとばかりに指していた。
そうして対局を続けるうち滑川は零のその場その場で最善の一手を選んでくることを
称賛しながらもだからこそ勝ちたいと思っていた。
そしてその対局を隣で対局中のスミスも見ており
零の指した手を見て自分の身体能力を信じている手だと感じ
そりゃ滑川も夢中になるわけだと考えていた。
そんなスミスが別に俺は滑川に見て欲しくなんかないけどねと
本心なんだか強がりなんだかわからないことを思っていると
何故か滑川がじっとこちらをめっちゃ見ており・・・。
滑川は盤面を見てこちらに笑顔を見せていたが
スミスにはゴキゲン中飛車ですか、いいですね!、ゴキ中には暗い顔は似合いませんよと
喋りかけてきたかのように感じていた。
スミスは思わず顔を隠してしまいながらも
自分の対局に集中しなきゃ相手の田中さんにも失礼じゃないかと思い直していたが
目の前の田中からも喋っていないのにテレパシーのような心の声が聞こえ・・・。
田中からお前のゴキ中を見せてくれるんじゃないのかと催促されながらも
こっちには隣の席なんかには無いものがあるんだよ、わかるかスミス?と問われ
涙を流しながら定跡、定跡ですね先輩と答えていた。(※どちらも実際の音声ではありません)
そしてスミスが定跡サイコー!と叫びながら先人の研究に感謝を捧げていた一方、
川本家では食べ過ぎて苦しむあかりとひなたが横になっていた。
6束ものそうめんが入っていた器もつけ汁が入っていた鍋も全て空になっており
二人はどうしていつもこう・・・と前と同じく食べ過ぎてしまったことを後悔しながら
苦しそうにお腹をさするのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
なんていうか相変わらずの川本姉妹のおかげで
かなりほんわかした回だった気がします。
零が滑川の打った手に戸惑いながらも頑張っていたところも
スミスが心の声を聞いちゃっていたところもそれなりに悪くなかったですが
最終的には川本姉妹に持っていかれちゃった印象ですね。
それにしても滑川さんについてですが
色々零を試したりしているようにも見えますが
そんな相手だから勝ちたいと思っている以上彼もやっぱりプロ棋士なんでしょうね。
おそらくスミスや横溝さんとの対局の際にも色々定跡とは違う手を指したりして
その対応を窺っていたんでしょうけど
できればその対局時に思っていたことを知りたいところですね。
どんなに強い棋士でも勝率100%というのは存在しない以上
勝ち負けもその時々の様々な要因次第だとは思いますが
滑川さんにも絶賛されている零が今どれほどのものなのか気になるところです。
それに今まで零はスミスと仲がいい一砂くんと対局していた描写がありましたが
スミス本人や横溝さんとの対局シーンはなかったような気がするので
同じ級ということもあって当たるかどうかは分かりませんが
彼らとの真剣勝負も見てみたいものですね。
とりあえず次回についてですが
雑誌の次号予告に3月のライオンがなかったので
おそらく次号である13号には載っていないものと予想されますのでご注意を。
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