2018年8月29日発売のモーニング 2019年39号に連載されている
宇宙兄弟 342話のネタバレ&感想になります。
第342話 小さな音で
内容ネタバレ
日々人が選ばれたことを知った六太は
思わずモニターに前のめりになりながら
興奮と嬉しさを隠し切れずにいた。
改めてあいつ超がんばったんだなとしみじみ思いながらも
記者の前にごく当然のようにそこにいる弟を見て
俺の知っている日々人だと笑顔を浮かべるのだった。
一方、ヒューストンではギブソンの走行データを見て
ルナランダーまでの距離を計測したものの
約89キロというこれまでにない事態から対応策を話し合っていた。
直線距離だと64キロ程度だが現地に辿り着くには
高地の山脈ルートを通る必要があり
ビートルで行くことも可能だが片道で6時間程度かかるようで
1日で往復というのは体力的にも厳しいとのことだった。
そうした中、方法としてあり得ることとして
60キロ地点にあるB-60ハビタットを中継地点にして
2~3日かけて往復する方法が提案される。
ハビタットはフレア後の環境チェックが間に合っていないとして
ちゃんと機能しているか早急にその確認することを決定。
色々な困難が考えられる中でもハガードは
ハビタットでの寝泊まりなら彼らはデザートラッツ訓練で経験済みであり
我々に間違いさえなければ彼らならやってのけてくれるだろうと語るのだった。
月に残された宇宙飛行士を助けに行くことが決まったとのニュースは
日本にそして世界中に届いていた。
その中には日本人宇宙飛行士も2名選ばれていること
さらにJ兄弟にも成しえなかった兄弟揃って月に立つという偉業を
実現させるチャンスを迎えたことに世界中が盛り上がっていた。
一方その頃月にいる六太はフィリップと共に
トレーニングに勤しんでいた。
六太は天文台の完成というあまりにも大きな目標を達成したことで
やりきった感の余韻に漬かりすぎてしまい
何か次への意欲を失いかけていることに少し危うさを感じていた。
そうした中、日々人がレスキューミッションのクルーとして選ばれたことで
彼の中で転機が生まれる。
「火種を失くすな」
フラッシュを浴びる日々人の姿を見た時
聴こえた気がした、小さな音で。
やる気はまた燃え上がる。何かをきっかけに。
ゴールラインは次へのスタートラインであると。
お前もそうだったんだろう?とここにはいない日々人に語り掛けつつ
弟からのメールにあった月面で会おうという約束を胸に
火種を失くすなと強く思いながらトレーニングに勤しむのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
改めて日々人がレスキューミッションに選ばれたことを知った六太ですが
彼にとってのその報は大きな力になったみたいですね。
あれだけのことをやってのけたことで
彼曰くやりきった感に浸るのも当然だとは思いますが
日々人の報は再び六太に火をつけたのは間違いないかと。
こうなってくると是非とも二人が月に揃って立つのを見たいところですが
なんていうかそれが叶ってしまうことで
この作品が終わってしまったら・・・と考えると
早くその時が来てほしいような来てほしくないような感じです。
もちろん私が個人的にそうなってもおかしくないと感じているだけで
実際叶った後、全く終わる気配もなく続くことも
十分考えられるんですけどね。
ただまあ、これだけのイベントを前にすると
終わってもおかしくないほどのインパクトがあるのも間違いないので
色々考えてしまうわけです。
なんにしても六太にしても日々人にしても
そうすんなりとはいかないだろうと
今までの経験上思いますので
是非ともそれを乗り越えてほしいものです。
流石にここまで来たら期待を裏切らないとは思いますが
トラブルに愛される兄弟ということもあり
色々起こるんだろうなと思いますし
そうじゃなかったらつまらないですしね。
ちなみに次回についてですが
予告には41号に掲載とのことですので
続きは9/12になるかと。