雑誌掲載最新話 宇宙兄弟

宇宙兄弟 最新 343話 ネタバレ&感想 夏の日の思い出

2018年9月12日発売のモーニング 2019年41号に連載されている

宇宙兄弟 343話のネタバレ&感想になります。

 

第343話 あの夏の兄弟

内容ネタバレ

 

自転車で東京から京都へ。

突然無謀なことを言い出す息子たち。

 

父・長介と母・真弓はもちろん2人だけではダメ

父さんも同行すると返すが

反抗期が顔に出ている可愛げのない兄が

親との距離を取りたがっていることに気づいていた。

 

長介はまあ、そういう時期だと理解を示しつつも

ちょっと2分だけ考えさせてくれと時間をもらい

5秒ほど考えた結果、よし分かったと次の条件を提示する。

 

それは父さんは付いて行かんが大人なしでは許可できん

だから代わりに父さんの”従兄弟”に付き添いを依頼するというものだった。


あれから随分と経ったある夏の日、

長介と真弓は今注目の南波兄弟を育てた両親ということで

自宅にてテレビ局からインタビューを受けることに。

 

一方、月では六太がフィリップに

子供の頃日々人と実家から京都まで

自転車旅をしたことを話していた。

 

その後行われたトレーニングでは

六太と日々人が経験した実際に当時走ったその道程を

追体験するも宇宙飛行士の二人ですら

マジでこんな道走ったの?と口にするほど過酷なものだった。

 

六太は当時日々人とここを走った時は夏だったらしく

これ以上に地獄だったと語る。

 

それでも流石に今走っている長い坂の時には

ほとんどチャリを押して歩いていたり

トラックで運んだりしてもらっていたようで

そんな経験をした夏の日の事を思い出していた。

 

フラフラになりながらも

先を行く日々人の後を懸命についていく六太。

 

疲れた六太はちょっと休憩歩こうぜと声をかけるも

日々人はまだまだ余裕があるようで

もうちょい頑張ろうぜと返していた。

 

そうした中、軽トラからそろそろ乗ったらどうだと声をかけてきたのは

ニット帽を被りサングラスをかけた”従兄弟”のおじさんだった。

 

そのおじさんの言うことを聞き

荷台に自転車を載せ軽トラに乗り込む二人だが

明らかに怪しいおじさんのことが六太は気になるようで・・・。

 

父に似ている姿から父じゃないのか?と疑うも

昔からよく似てるって言われると否定され名前について尋ねると

返ってきたのは高倉レオンというあからさまに偽名くさい名前だった。

 

こんなに暑いのになんでニット帽を?と

なおも追及する六太の質問を軽く交わした”従兄弟”のおじさんから

お前らなんでこんなことやろうと思ったんだ?と尋ねられ・・・。


やっぱ無理だと長い坂を踏破するのを諦めた六太達。

次の日の早朝、母からのメールにあったのは

両親がテレビに出て取材されたから見てねというものだった。

 

六太は嫌な予感しかしないと見るのを一瞬躊躇ったものの

言われた通りにその取材の様子を撮った映像を見ることに。

 

あからさまにおかしい服のチョイスに思うところがありながらも

話は来月とうとう南波兄弟が2人揃って月に立つことに触れられ

それについてどのように思われますかとの質問が。

 

その質問に対し長介が話し始めたのは

六太も最近思い出したあの夏の日の出来事だった。

 

なんで自転車で京都まで行こうと思ったのかを聞いた時

彼らは「俺たち2人でなんかを成し遂げたいと思って」とそう答えたのだと。

 

六太はその時の事を思い出しながらやっぱりあれは父ちゃんだったかと思っていたが

長介の話は続きそして彼らは自転車の旅を成し遂げ「それ以来」のことになると語る。

 

そのサイクリングの途中、日も暮れて真っ暗中

弟の日々人のライトが電池切れで消えるアクシデントがあったが

それに気づいた六太がライトを前方に受けて

弟の足元を後ろからずっと照らしてやっていたのだと。

 

日々人もそのことに気づいたのか

兄がついてこられるスピードに合わせて走っているようで

私達にとって大事なのはそういうことなのだと。

 

長介は”優しさ”に気づくのもまた”優しさ”。

世界的な注目があろうとなかろうと

”足元をそっと照らしてやり””さり気なく速度を揃えてやる”。

 

あの夏の兄弟の姿勢のままで何かを成し遂げてくれれば

親としては何も言うことはないのだと

これから月に揃って立つ二人の息子達への想いを語るのだった。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

これまでも突拍子のない行動で

困惑させてきた南波夫妻ですが

今回は本当に良い回だとしか言いようがないですね。

 

取材の際の服装とか色々突っ込める部分もありますが

最後の息子達へ贈る言葉は

ただただ良い言葉だったと思います。

 

それにしても夏休みとか長期の休みで

家から遠くまで自転車で旅するというのは

聞かないわけじゃありませんが

あの二人もそうだったとは驚きました。

 

それも東京から京都までとか

実際に全部自転車ではなかったとしても

500キロもの行程を踏破したわけですから大したものです。

 

それになんだかんだで許可を出して

従兄弟だと偽って付いて行く父親もそうですが

なんていうかあの子にしてあの親なんだろうなと。

 

それにしてもあんな世界的に注目を浴びる息子を持つというのは

実際問題としてどう思うものなんでしょうね?

 

私としてはとても誇りに思う事はあるでしょうけど

それなりのデメリットもある気がします。

 

別に悪いことをするわけではないですが

より品行方正に行動せざるを得ないと思いますしね。

 

まあ、でもそうした中で南波夫妻は

どちらもとぼけたところはありますが

懐が大きいというか良い両親なんでしょうね。

 

月で日々人が死にかけたことや

六太が危険な目にあったことを実際に知らされているかは分かりませんが

それでもあの両親だからこそ

あの二人はああいう風に育ったんだろうなと。

 

なんにしても両親の想いは二人の息子に届くでしょうし

あとは無事に月で対面を果たすのを待つだけですね。

 

他にもルナランダー関係の問題もありますが

兄弟の対面という世界的イベントの前に

片付けばいいなと願うばかりです。

 

ちなみに次回についてですが

予告には43号に掲載とのことですので

続きは9/26になるかと。

 

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