魔法使いの嫁 雑誌掲載最新話

魔法使いの嫁 最新 65話 ネタバレ&感想 猟犬との交渉と書紡ぎ蜘蛛の悲劇

2020年1月4日発売のコミックガーデン 2020年2月号に連載されている

魔法使いの嫁 65話のネタバレ&感想になります。

 

第65篇 Conscience does make cowards of us all.Ⅳ

内容ネタバレ

 

謎の襲撃者に狙われたルーシーとセスを伴い

”裏道”へと足を踏み入れたチセ達。

 

他の人間を連れて入ったことで

すぐさま姿を見せた”猟犬”たちに

チセはこれは”荷物”であると告げる。

 

しかしそんな言葉が”猟犬”に通じるはずもなく

通行料を求められ今は持っていないと答えると

契約違反であると言われてしまうことに。

 

それでもチセはあくまでもこれは”荷物”であるとして

必要なら次に必ず何かを持ってくることを伝えるが

後を追ってきた襲撃者が・・・!?


間一髪のところで襲撃者の攻撃を躱したチセだが

次の瞬間、”猟犬”たちが襲撃者に対し

”契約にないもの”だとして襲い掛かっていた。

 

”猟犬”たちに襲い掛かられ抗う襲撃者だが

激しい戦いの中フードが外れ素顔が露わになり

中から出て来たのは人ではなく狼のような姿だった。

 

襲撃者の二人はどうやら番のようで

必死に抗うものの数の暴力には勝てず

獲物を前に容赦なく襲い掛かる”猟犬”によって

襲撃者の一人が命を落としていた。

 

残った一人は目の前で番が”猟犬”によって

食われようとする光景を前に

助けられないことを嘆きながらも

わたしたちのこどもをむかえにいかなきゃいけないのにと

涙を流していた。

 

その姿にチセは目の前の襲撃者が母親であると感じたようで

次の瞬間”猟犬”達にやめてと声を上げていた。

 

このヒトの分の通行料も払うというチセに

”猟犬”はヒトがいいと告げる。

 

チセはそれは無理だとして羊とか牛なら用意できると話すと

”猟犬”からならばと羊か山羊、いま契約ないものの数と言われ

それを了承するのだった。

 

なんとか”猟犬”たちとの交渉を終えたチセだが

流石に保護者たちの怒りを買ったらしく

あとで話し合いだと言われてしまうことに。

 

そうした中、”猟犬”たちが去り

残された襲撃者の一人は

命を落とした番の傍らに膝をついていた。

 

そして番の首を引き千切ると

慈しむようにその首を抱きながら

フードを被り直し走り去るのだった・・・。

 

チセ達がなんとか”裏道”を抜け

学院に戻り安堵する中

セスの護衛の男がマリエルと共に姿を見せる。

 

セス達が憎まれ口を叩きつつも互いの無事を確認する一方で

エリアスはマリエルに調べてほしいことがあるようで・・・。


襲撃者たちが去り日常へと戻ったルーシーは

兄がまだ家にいた時の頃を思い出していた。

 

兄に懐いていたルーシーは兄が家を出ると聞き

本当なのかと兄であるセスのもとを訪れていた。

 

私が跡取りになっちゃったからだと自分を責めるルーシーに

セスは俺は元々家を継ぐのに力不足だとして

お前ならできるだろうと優しく語りかける。

 

そこへ姿を見せた父はルーシーがこの場にいることに気づかなかったようで

兄を蔑むようにくれぐれも外でうちの出だと言わないようにと言いつけていた。

 

お前のような不出来な倅がいると知られたら家の評判だって落ちると

くどくどと話す父の言葉をセスは無表情で聞いていた。

 

そしてお前の代わりにつくった

ルーシーの出来が良かったから助かったものの・・・という言葉は

兄の背に隠れていたルーシーにとっても

聞き流せない言葉だったらしくそれ本当なの!?と食って掛かっていた。

 

父はルーシーが一緒にいたことに驚きながらも

事実だとしてお前もこんな出来損ないに

くっついてないで自覚を持ちなさいと告げる。

 

その言葉に反発したルーシーは2週間に渡り

部屋に閉じこもっていた。

 

そして一人兄さんは私のことどう思っているのだろうと考えていた頃

突然大きな蜘蛛の呼び声が響き渡る。

 

いきなりのことに困惑しつつも部屋を出たルーシーは

工房になにかあったのかと足を踏み入れるが

そこにはあったのは血だまりに沈む家族の姿だった。

 

その光景を前に震えながらもルーシーは

工房の片隅で頭を抱える子供に気づく。

 

そして何かの気配を背後に感じ振り返るとそこには

この光景を生み出したと思われる者達の姿が・・・!?

 

一方、家を出されたセスは家から妹を説得しろと言われ

追い出しておいて身勝手だと思いながらも

家に戻ってきていた。

 

大事な跡継ぎ娘ひとりの機嫌も取れないなんて

大した名家だと毒づきつつも

この時間なら工房かと思い向かう。

 

工房の前で何かの嗅ぎなれない臭いを感じつつ

扉を開けるとそこには血だまりの前に蹲る妹の姿が・・・。


当事者であるセスから”書紡ぎ蜘蛛(ウェブスター)の悲劇”

についての話を聞いたチセ。

 

どうやら周りの者が噂しているようなに

彼が家を潰したということはないようで

もし真実ならルーシーだけは何があっても

先に連れて行ったと妹のことを考えていた。

 

一方その頃、エリアスからの依頼を受けたマリエルは

シメオンの眠る病室に訪れていた。

 

マリエルの見立てによると何かに魔力を

外から抜かれたというのは間違いないらしく

”今も吸われている”とのことだった。

 

より詳しく調べるため魔女の力を使い

シメオンの身体に直接聞くことにしたマリエルだが

中に入り悍ましいナニカを見た瞬間

身体から弾かれ顔には冷や汗が流れていた。

 

厳しい表情を浮かべるマリエルは

この事を共にいるアレクサンドラには話したくないのか

エリアスだけに遠耳の術を使い告げる。

 

これはあなたにも勧めた本を読んだ時と同じであり

「カルナマゴスの遺言」であり

誰かがあの本を使って人の魔力を根こそぎ奪い

何かを企んでいると・・・。

 

セス達が眠りにつき部屋を出たチセは

扉の外にいたルーシーから顔を貸して欲しいと言われ

すぐそばにある庭に向かうことに。

 

そしてルーシーからどうして私達を助けたのか聞かれ

あそこで見ないふりする選択肢はなかったと答えるが

あの狼を助けたのは何故かと問われることに。

 

あんな場所に誘い込んだという事は

そうする気だったんでしょと言われ

チセはあのヒト子供がいるみたいだったと話し

お母さんを思い出したのだと語る。

 

ルーシーはあれは私の一族を殺した

あんたが助けた私達殺そうとした奴なのだと告げる。

 

もっといろいろ考えなきゃいけないんだねと言うチセに

考えなし、すぐ死にそうねと辛辣な言葉をかけつつも

でもあれを残したおかげでどうしてうちが襲ったか

手がかりを掴めるかもしれないと語る。

 

だからその分はまた借りておくわと言う

ルーシーの言葉にチセも頷きつつも

家や家族があることって羨ましいと思ってたが

・・・それもすごく大変なのかもしれないと思うのだった。

 

その頃、フィロメラの実家では

祖母が使い魔を通し上位と思われる何者かからの

指示を受けていた。

 

役目を終えた使い魔が姿を消すと

祖母は”悪い虫”がついたようだし

ー遊ばせておくのはここまでだと呟くのだった・・・。

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!


感想

 

何やら色々と背景が明らかになってきましたが

肝心のその目的まではまだという感じですね。

 

あの最後のフィロメラの祖母の感じから

書紡ぎ蜘蛛(ウェブスター)の悲劇にも

何らかの関与がありそうですので

その辺りが気になるところです。

 

それにしてもあの襲撃者についてですが

あの爪の感じから何らかの動物に関係しているとは思ってましたが

狼だったみたいですね。

 

魔術と狼を関連付けると

ワーウルフとかウェアウルフとかその辺りなのかも。

 

番がやられた際に子供が・・・と言ってましたが

あれって悲劇が起こった時に

ルーシーが工房で見た子供のことなんですかね?

 

だとしたら何故今襲撃者のもとに

子供がいないのかと思いますが

もしかしたら子供が攫われてその交換条件で

ルーシーたちの命を狙ったのかも?

 

なんにしてもまだまだ核心にはほど遠いので

これからどんな真相が明らかになるのか楽しみです。

 

とりあえず予想されるのは

ヴェロニカの実家であるリッケンバッカー家の

命令を受けたフィロメラの実家が

あの悲劇を起こしたとかでしょうか・・・。

 

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