魔法使いの嫁 雑誌掲載最新話

魔法使いの嫁 最新 69話 ネタバレ&感想 学院閉鎖

2020年6月5日発売のコミックガーデン 2020年7月号に連載されている

魔法使いの嫁 69話のネタバレ&感想になります。

 

第69篇 A small leak will sink a great ship.Ⅳ

内容ネタバレ

 

突然姿を見せた使い魔だが

言葉を発したのは使い魔の手にある使い鳥だったようで

その使い鳥はサージェント家の当主である

リズベズ・サージェント

フィロメラがおばあ様と呼ぶ人物によるものだった。

 

ライザとリズベズは互いに言葉を交わすのが初めてなのか

当たり障りない挨拶を交わすことになるが

どちらもその本心は微塵も感じさせないもので

近くで聞いていたゾーイらも思わず怖っ・・・と

寒気がするような言葉の応酬だった。


そうした中リズベズから今回の本題である

フィロメラの自主退校についての話になり

チセ達が呆気にとられる中

ライザは生徒達にここから離れるようにと声をかける。

 

リズベズはフィロメラに残るようにと告げるが

ライザはその退校が彼女の意志でなく家の都合であるなら

学院側と家側で話し合われるべきだと拒否。

 

しかしリズベズはその子に意志など存在しない

やるべきことすら満足にできない出来損ないだと

ライザの言葉を否定する。

 

その言葉にゾーイ達は文句をつけようとした瞬間

アイザックはフィロメラの手を取り

絶対にあんなこと聞く必要ないと言いその場を離れ

チセ達もそれに続くのだった。

 

チセ達が離れるのを見送ったライザが

あなたはとても伝統的な考えをお持ちでいらっしゃるが

今この時そのお考えは聞くものが聞けば

多少の誤解を招くと話した次の瞬間

とても不愉快だわとフローレンス達猫の寮母が姿を見せる。

 

学院の守護獣とも呼ばれる彼らが姿を変化される中

ライザは今から学院は閉鎖されますので

話し合いは理性的にお手紙でさせてくださいと

一方的に通告する。

 

そして最近学院のすぐそばで生徒が立て続けに被害を被る事件があり

安全を考慮してクリスマス休暇まで閉鎖すると告げ

リズベズがそんな話は聞いていないと反論するも

全く取り合うことはなく「ではごきげんよう」と学院を閉鎖させ

外と隔離したことで使い魔はその身体を維持できず消滅するのだった。

 

猫たちの力によって学院が閉鎖された後

ライザと猫たちが仲良さげに会話するを見ていたエリアスは

猫たちが”精霊猫(ケット・シー)”であることに気づく。

 

その考えは正しかったようで

ライザ曰く魔術を以て害を成す者に

魔法の守りはやりづらいだろうとのことだった。

 

精霊猫(ケット・シー)が

人に従うとは聞いたことがないエリアスだが

ライザから従っているわけではなく私達は対等だと聞き

彼らとの間になんらかの契約があることを知るが

ライザはそれ以上は企業秘密だと答えることはなかった。

 

二人が精霊猫(ケット・シー)の魔法について

色々話をしようとする中

消滅した使い鳥を手に持っていた

使い魔が消えずに残っていることに気づく。

 

ライザがお前はただの操りものではないね?と問いかけ

使い魔から話を聞こうとしていた一方

リズベズは使いの操作まで完全に断ち切られたことに驚いていた。

 

新しい学長が荒っぽいと言うのは本当だったかと零しつつも

・・・まあ、いいでしょう狙い通りこれで猶予は出来たと

これからの事を考えるのだった・・・。


フィロメラを連れ出したチセ達は

詳しい話を聞くため個人庭園へ。

 

そこで話を聞くことになるが

彼女は元々学院に入学するはずがなかったようで

入学するように言ったらしいリッケンバッカー家について聞くも

話してはいけない事なのか何も答えることはなかった。

 

そんな彼女にアイザックは言いたくなかったら言わなくていいと

優しい言葉をかけチセもそれに同意するが

リアンはどうせそいつは口を割らないと辛辣な言葉をかけ

アイザックと珍しく口喧嘩に。

 

そうした中、フィロメラは

サージェント家はリッケンバッカー家に

古くから使える家だと語り始める。

 

私もヴェロニカ様に小さい時から仕えていて

学院にも一緒に来なさいと言われたと。

 

しかしフィロメラは何故自分が

ついてこいと言われたのかわからないらしく・・・。

 

そんな話をしていた所

突然先程の使い魔が姿を見せる。

 

お探ししましたという使い魔を

フィロメラはアルキュオネと呼び

ここに姿を見せたことを驚いていたが

リアンはサージェント家の使いか?として

聞きたいことがあると詰め寄っていた。

 

アルキュオネは私はサージェント家ひいては

フィロメラ様に使える人造精霊だと語る。

 

アイザックによると魔術師の従者として造られる

体のない存在とのことで

流石に造り方は知らないがかなり高等な魔術であるとのことで

アルキュオネも私を造ったあの方は

大変優秀な魔術師だったと。

 

アルキュオネを見てチセはなんだか

エリアスに雰囲気が似ているような感じを覚えていたが

フィロメラは彼女は私の親代わりみたいなものだと語る。

 

アイザックは何故ここに?と尋ねたところ

アルキュオネによると学院が物理的にも魔術的にも

封鎖されて閉じ込められてしまったとのことで

彼女は雑事の為流動的な肉体を纏った私も出られなくなったことから

クリスマスまでこちらにお邪魔しますと言い出し・・・。


一方その頃、くしゃみと共に目を覚ましたシメオンは

傍にいたアレクサンドラから今の状況について説明を受けることに。

 

今日から学院が閉鎖されたと聞き

外からの犯人の目星がついたのかと思ったが

彼女はそれを確かめるためじゃないかと考えていた。

 

シメオンはまだ体が治っていない事を感じつつも

近くで騒いでいる者達の所へ向かった

アレクサンドラを見送っていたが

そこへ影からエリアスが姿を見せる。

 

起きたのかい、おはようと声をかけるエリアスに

シメオンは挨拶を返しつつ見舞いに来てくれるなんて

いい友達ができたなあと嬉しそうに話すが

エリアスはその言葉を聞き以前眠っていた彼の枕元で

話したことを聞かれていたことに気づく。

 

エリアスが僕は友達というのはよくわからないが

見舞いに行くだけでそういうものになれるのかと尋ねたところ

シメオンはだって君は俺を放っておいたりせずに助けてくれたろ?と話し

心配したり気にかけたりなんてことなく思い出したり

俺はそれだけで友達だと思うと笑みを浮かべていた。

 

それなら君のほかにも何人か友達がいるかもしれないと

何人か脳裏に思い浮かべ

あれは知人じゃなかったんだなぁと話すエリアスに

シメオンは本当にそこからわかっていなかったんだね・・・と

少し呆れながらも面白い友達ができたと思っていた。

 

一方その頃、どこかへ向かおうとしていたのか

レンフレッドは一人廊下を歩いていた。

 

そんな彼の目の前に手に持ったナイフを突きつけながら

”トリック オア トリート?”と問いかける謎の人物が姿を見せ・・!?

 

当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は本誌かコミックス、MAGCOMIでどうぞ!


感想

 

とりあえず今回の事を一言でまとめると

学院長が学院を閉鎖したという感じですかね。

 

他にも小さいことはいくつかありましたが

重要なことはそれくらいかと。

 

それにしてもライザ学院長と

フィロメラの祖母リズベズが激しい?舌戦を行ってましたが

どちらも一歩も退かず平行線って感じでしたね。

 

リズベズがフィロメラの事をどう思っているのかは

以前からの感じで分かってましたが

他人の前でもああいう風に言うとは

考えていたよりもさらに悪いみたいです。

 

まあ、そんなリズベズの言葉にキレたのが

学院長ではなく猫の寮母たちだったというのも

中々に面白かったですが

彼女たちがあの有名なケット・シーだったとは・・・。

 

ケット・シーと言えばよく知られているのは

アイルランドの妖精猫としてですが

他にも女神転生やらといったゲームにも出てくる

いわばビックネームですからね。

 

そんな彼らが学院長との間に契約があるみたいですし

ライザ学院長は思っていたよりも大人物だったのかも。

 

作中では大きな姿というかちょっと変化していましたが

変化してもあれだけ可愛いのはちょっとずるいですよね。

 

あの変化した姿がケット・シーの本質かどうかはわかりませんが

可愛さは喪われていなかったですし

さらに知名度から言ってもかなりの力を持っているのは間違いないかと。

 

そんな感じで学院を封鎖したわけですが

気になるのはリズベズの狙い通りこれで猶予は出来たという言葉。

 

使い鳥の操作を遮断されたのは予想外だったみたいですが

目的は達せられたみたいですし

一体何を考えているんでしょうね・・・。

 

おそらくリズベズ本人ではなく

あくまでも指示されて従っているだけなんでしょうけど

色々と不穏な感じだなと。

 

それともうひとつ最後に出て来たあの不審者(苦笑)ですが

あれっておそらくアリスですよね?

 

確か以前に仮装していた初等部のやんちゃ坊主に

貸して欲しいと言っていた場面がありましたし

多分そうじゃないかなと。

 

レンフレッドもナイフを突きつけられても

特に冷静なままでしたし気づいているのかも。

 

何にしてもこの状況下で何やってんだという感じですが

学院を閉鎖したのも理由があってのことですので

ここから一気に物語が動いていくのかもしれませんね。

 

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