2020年12月24日発売の
週刊ヤングジャンプ 2021年4・5合併号に
掲載されているキングダム 665話の
ネタバレ&感想になります。
第665話 礼の目的
内容ネタバレ
礼を飛信隊に仮入隊させる際に
羌瘣は信と貂に
懸念していることを話していた。
六年前蚩尤だった幽連を
私が討ったが幽連は
死んでいないことにし
”祭”が行われないようにした。
しかしどうやら幽連の死が伝わり
”祭”が再び行われてしまい
おそらく礼が”祭”を勝ち残った。
現蚩尤になった
礼の目的はきっと・・・。
礼が敵兵を笑いながら
皆殺しにする光景を見た
隊員達は愕然としていた。
投降しようとする趙兵すらも
全く取り合うことなく
惨殺する礼を見て干斗は
あいつはただ人を殺したいだけの
イカレヤローだ・・・と。
その日の夜久々の大勝利に浮かれる
隊員達だが歩兵隊の皆は
礼のあの凄惨な光景を目にしたからか
彼らとは反対に沈んでいた。
車座になって色々話し合う中
干斗は礼について語る。
実際俺らの何十人分
下手すりゃ百人分の働きをしているが
それでも強ければなんでもいいってのは
ちょっと違うと。
あの光景を実際に見ていない者達は
せっかく羌瘣副長並みに強い人が
来てくれたのにと口にするが
それでも干斗は強い口調で断言する。
羌礼をすぐに追い出すべきだと思う。
あいつは飛信隊をいつかぶっ壊しちまう、
あんな奴は飛信隊に絶対
いちゃいけないんだと・・・。
羌礼という不協和音を
抱え込んだ飛信隊は
正にその暴威によって連勝を続け
押し込まれていた前線を
ようやく元の位置まで戻した。
だが日に日に苛烈になる
羌礼の暴走ぶりに
隊は流石に我慢できなくなった。
礼の事を直訴しに来た崇原に対し
信はあいつのことは
羌瘣に任せるって約束したことを話すも
すでに崇原らの我慢は限界を超えていた。
崇原は礼に対し
隊長格を含め周りを囲んだ上で
ここから出て行くようにと告げる。
礼がそんな脅しに屈するはずもなく
互いに剣を抜き一瞬触発の状態になるが
そこへ割って入ったのは
これまで姿を見せなかった羌瘣だった。
羌瘣は礼に隊に手を出すな
お前の狙いは私だろうがと告げる。
礼は気づいてたかと笑い
私はお前を殺しに来たんだと
自身の目的を明かすのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
とりあえず羌瘣があの時
信と貂に何を話したのかは
明らかになりましたが
おそらくその言葉通りなんでしょうね。
話の流れから”祭”が復活して
礼が勝ち抜いたことで
幽連と同じように狂ってしまった。
それが礼の豹変した理由というのが
一番しっくりきますし。
さらに礼が羌瘣の命を狙って
ここに来たというのも
蚩尤族の掟からと考えれば
納得できます。
それ以外にも掟を破ったのに
楽しそうな羌瘣が
気に入らないというのも
あるかもしれませんが・・・。
ともあれ今回で
飛信隊と礼の関係が
最悪になったのは間違いないかと。
ただどういう理由にせよ
彼女のおかげで戦況が良くなったのも
紛れもない事実。
それ以上に干斗が言っていたように
飛信隊が駄目になる可能性もあるので
こういう展開になるのは
仕方ないのかも。
結局のところ彼女の目的は
飛信隊というよりも
羌瘣にあるようなので
隊にこのままというのは
なかったのかもしれませんが。
ともあれ羌瘣が出て来た以上
戦いは避けられないので
あとは二人の戦いの結果次第
ということになるかなと。
私としては戦った結果
羌瘣と礼が昔のように仲良くなり
飛信隊に加わる。
というのがベストだとは思いますが
そう上手くいくかは
なんともいえないところ。
もしかしたら羌瘣の代わりに
信がその相手になる
可能性もあるかも。
とまあ、色々展開は読めませんが
少しでも良い結果が出ることを
願っています。