2020年12月25日発売の
ヤングアニマル 2021年1号に
連載されている3月のライオン 176話の
ネタバレ&感想になります。
第176話 冬の匂い①
内容ネタバレ
”あ、またここに来た”
”久しぶりだ”
”前よりも少し大きくなっている”
”そして最上階のフロアは”
”真冬の公園のように静かで”
”まばゆく白く光に満ちていた”
夢の中でそんな世界を
垣間見ていた零は
ハッと今何時!?と飛び起きる。
学校の時間が迫っており
準備をして急いで家を出る。
”ひなちゃんと2人で”
”握ったおにぎりがおいしくて”
”そめじみそと便利炒めの味噌汁が”
”あったかくて”
”食べて指して寝て”
”食べて指して寝て”
”びっくりするくらい”
”頭がクリアにまわり出して”
”思うままに安心して”
”縦横無尽に手を頭を走らせて”
”進めば進む程”
”知りたい事だらけになって”
”なのに満ち足りて溶けそうになった”
息を切らせ遅刻ギリギリで
駆け込むように教室に入った。
受験を終えた高3の
冬休み直後の教室は
ボツボツと空席があり
不思議な静けさだった。
きっとみんなそれぞれの場所で
それぞれの戦いと
向き合っているんだろう。
どうか悔いなく戦い切れるようにと
零はポツリと想った。
みんなへもそして自分にも。
不思議だ。
この学校のどこかに
今彼女がいるそう思うだけで
寄る辺ない気持ちは消える。
世界中のどこにいてもいいのだと
許された気がして
体の芯から息を大きく吸える。
まるで胸の中で小さい鳥が
はばたいてくれているような
気持ちになる。
今千駄ヶ谷では
獅子王決勝トーナメントの
6組・5組の優勝者が戦っていて
今日勝った方が
次の対戦相手になる。
学校が終わった後零が勉強を兼ねて
将棋会館へ向かうと
そこには島田と田中の姿があった。
新年の挨拶を交わした零は
早速今行われている対局について
話を聞くことに。
対局室では今
零の次の対戦相手となる
二人が鎬を削っていた。
6組優勝者重田と
5組優勝者の二階堂。
両者は研究会の時と同じく
バチバチにやり合っていたが
島田はもう見飽きたと
半ば呆れていた。
その上決勝トーナメントでは
今対局している勝者と零
どちらが勝っても
島田と当たることが決まっており
島田研の弟分って何なのコレ?と
ため息をついていた。
そこにスミスも加わり
島田の愚痴は止まらない。
何オレそんなに人材育成の才能に
あふれちゃってる?
オレはオレを倒しに来る勇者たちを
わざわざ育てちゃった
気のいい中ボスかなんかなの?
そんな連中におでんとか鍋とか
せっせと作ってたのか等々。
”久しぶりに会った先輩たちは”
”マシンガンのように”
”愚痴を言いつつ楽しげで”
”目の前には楽しそうな”
”扉がいくつも開いていて”
”「楽しそうな」・・・と思えた事が”
”静かに・・・でも”
”心があわだつほど嬉しかった”
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
新年を迎えて
早速対局の話が出ましたが
二階堂と重田の勝者と
対局することになりそうですね。
そして零とその勝者が対局して
勝った方が島田さんと対局と。
正直なんていったらいいか
わかりませんが
とりあえず島田さん頑張れ!
って感じでしょうか(苦笑)
それにしても揃いも揃って
決勝トーナメントに出てくるとは。
島田さんは呆れてましたが
実際すごい事だと思います。
零が4組優勝したのは知ってましたが
二階堂と重田もそうだったとは
島田研かなり躍進してますね。
そんな彼らの対局ですが
とりあえず予想としては
二階堂vs重田戦は
重田の勝ちかなと。
というよりも
零と重田の対局が
見てみたいので。
零と二階堂の対局も
ライバル同士ということもあって
面白いとは思うんですが
重田との対局は見た事ないので
あえて重田の勝ちを期待したい。
そして彼女も出来て
色々な意味で成長した
零と島田さんの久々の対局!
というのがいいなと。
結果としてどうなるのかは
わかりませんが
どういう展開になっても
面白いと思いますし
今後の展開が楽しみです!
気になる次回についてですが
巻末予告にはなかったので
おそらく次号は休載になるかと。