2021年3月25日発売の
アフタヌーン 2021年5月号にて
連載されている
ヴィンランド・サガ 181話の
ネタバレ&感想になります。
第181話 村の名前は
内容ネタバレ
ついに好条件の土地を見つけた
トルフィン達の開拓は
本格的に始動する。
薪や建材のため
森で使う木を伐採するもの。
牛や羊などの動物を
世話する者もおり
それぞれが作業に勤しんでいた。
船乗りたちもグリーンランドへ出発し
トルフィンはそれを見送るが
色々出来る彼はあちこちで
ひっぱりだこだった。
そんなトルフィンの様子を見ていた
開拓団の男達は
若いのに頼りになると称賛し
なんで色々知っているのか話す。
船乗り商人だからか旅して
色々見てきているからじゃないか
との声が上がる中
ある男がギョロから聞いたという
話を口にする。
ギョロが言うにはトルフィンが
商人になったのは割と最近で
その前は奴隷でもっと前は
戦士だったらしいと。
今のトルフィンと戦士が
全く想像できずウソつけ!と声があがるも
ギョロが言うにはかなり強かったと。
強い事フェンリル狼のごとしで
ナイフ一本でクマと互角にやりあったり
束になってかかってくるヨームの戦士を
ちぎっては投げちぎっては投げ・・・。
そんな話を聞いた男達は
それは嘘だと判断したのか
そりゃおっかねぇなと大笑いし
皆で笑い話に興じるのだった。
一方トルフィンはエイナルに呼ばれ
村を見渡せる大岩の前に
連れてこられていた。
エイナルはこの岩を”女神”の座に
してはどうかと持ち掛け
トルフィンもそれに賛成。
でも雨ざらしじゃ可哀想だという
エイナルの言葉を発端として
ヒルドも手伝い屋根が作られていた。
そして岩をくり抜いた場所に
持ってきた”女神”を嵌め
開拓団の皆の前で
その姿が明らかになるが
皆が言葉もなく像を見ていた。
その像は女性を象ったもので
まるで生きているかのように
精巧な石像だった。
エイナルは女神像を前に
ギリシャで見つけたのだと語る。
一目見て友達に似てると思い
そう思ったらほっとけなくて
ミクラガルドまで運び
石工に頼んで直してもらったのだと。
その友達はすでに亡くなっており
ここに連れてきてあげたかったと。
開拓団の者達はその精巧さに
驚きながらもその像が
美人であることは間違いなく
やさしそうに微笑んでいることから
好意的な目を向けていた。
エイナルの口からその友達の名が
アルネイズと聞かされた
開拓団の者達は皆が嬉しそうに
よろしくと声をかける。
その様子を見てトルフィンは微笑み
エイナルは涙を流すのだった。
やがて誰が最初に始めた
ということもなくごく自然に
開拓団は建設中のその拠点を
”アルネイズの村”
と呼ぶようになった。
トルフィンに用があり
探していたグズリーズは
他の人からアルネイズの所に
いるんじゃないかと言われ
そちらへと足を向ける。
エイナルと一緒にいる
トルフィンを発見し
最近よく来てるなと思いつつ
声をかけようとするが
その直前でやめる。
アルネイズの前に立つ二人は
いつものように気軽に
声をかけられるような雰囲気ではなく
何かを決意するかのような
表情を浮かべていた・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ずっと”女神”て一体何を
指しているのかと思ってましたが
あれはそうとしか言いようがないですね。
単純に石像としても良いものですが
今は亡きアルネイズに似ているとあっては
そりゃ女神としか言いようがないなと。
結局村の名前もアルネイズの村と
呼ばれるようになったみたいですし
友達だった二人は本当に
嬉しかっただろうなと思います。
それにしてもトルフィンの素性について
開拓団の男達が話してましたが
まさかギョロの話が本当だとは
思いもしなかったでしょうね。
昔のトルフィンと今のトルフィン
人間的には今の方が良いですが
あれはあれでカッコ良かった。
長く連載が続く作品のあるあるとして
作画が変わったり進化しているのは
よくある事ですが
改めて見比べると結構違いが。
私的には良い意味で
洗練されているなと思いましたが
初期の頃の画を今の作者が
描いたらどうなるのか
見てみたいですね。
先程も言ったようにあれはあれで
いいものではあるんですが
興味本位で。
そして気になる続きですが
予告で”開拓団に新たな波乱”
とありましたので
何かした問題が発生したみたいです。
考えられるのは
開拓団の内部でのことか
先住民関係のどちらかかなと。
先住民に関しては
まだ何ともいえませんので
開拓団の内部の問題の可能性が
高そうな気がします。
コーデリアも男として扱われ
ここに来た意味が弱くなってますし
イ―ヴァルも黙って従うタイプでは
ないのでその辺りかなと。
どちらにしてもずっと
順調にいくはずもないので
出来ることなら大きな問題にならずに
解決してほしいものです。