ヴィンランド・サガ 135話のネタバレ&感想になります。
第135話 バルト海戦役⑪
内容ネタバレ
あっさりと追いつかれてしまったトルフィンだったが
相手の武器が槍であることからこの木立の中じゃ邪魔だとして
素手でも勝てると判断していた。
そしてお互い改めて名前を名乗り合い
トルフィンは君と戦いたくないと告げるが
返って来たのはごめんムリ、オレは戦いたいという言葉だった。
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ガルムはトルフィンがなにも武器を持っていないことに気づき
持っていた短剣を投げ渡すがトルフィンは全く使う気がないようで
使わないと後悔するよと告げ槍を繰り出す。
その槍はわざと外したものであったらしく
トルフィンに頬に一筋の傷を残したが
それは彼をも驚愕させるものだった
届くはずもない間合いからまるで槍が伸びたかと錯覚するかのような
一撃に加えその速度を目の当たりにしたトルフィンは思わず冷や汗を流していた。
そして繰り出される槍を辛うじて躱し続けるトルフィンは
まるで弓矢相手に戦っているみたいだと思いながら
ガルムの槍捌きから相手が達人であることを理解していた。
ガルムは自分の突きをここまで避けるトルフィンと戦うのが
かなり楽しいらしく笑みを浮かべていたが
トルフィンはそれでも森の中での長柄の不利は変わらないとして
接近戦へと持ち込もうと動き出す。
なんとか槍の攻撃を潜り抜けたトルフィンがいざ接近戦を挑もうとするが
それはガルムの罠だったらしく持っていた槍が二つに分かれたかと思いきや
トルフィンの腹に別れた穂先が突き刺さっていた。
腹部を刺されたトルフィンに対しガルムは
二手に分かれた槍を構え嬉しそうに特注なんだこの槍と話し
急所は外しといたが次は殺すと告げる。
そして持っていたもう一本の短剣を投げ渡し
オレが死ぬかアンタが死ぬかその二択しかないとして
短剣を拾うようにと告げるが
トルフィンは勝手に二択にするなとその申し出を断っていた。
その言葉に呆気にとられたガルムから参考までに三択目ってどんなの?と
尋ねられたトルフィンは笑みを浮かべその場からダッシュで逃げ出すのだった。
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残されたガルムはその行動にしょーもなっ!と毒づきながらも
何故か追いかけることなく追ってもまた逃げられるとして
どうしたらいいのか考えていた。
アイツあれでも戦士なワケ?思いながらも
いや、あの体のキレは本物だと思い直すが
せっかく見つけた自分を殺してくれそうな奴を見つけたのにと叫んでいた。
そこへ遅れていた二人が追いつきまさか逃げられたのか?と問いかけるが
ガルムはまったくそれに応えることなく
要するにトルフィンのやる気スイッチを押せばいいとの結論を出し
二人にヴァグン隊に潜入してた時に聞いた話をくわしく聞かせろと告げるのだった。
一方、トルケルは彼らの死者に対する流儀なのか
ヴァグンの遺体を乗せた船に火をかけ海へと送る儀式を行っていた。
そしてヴァグンの死に涙する彼らに対し
トルケルはメソメソするんじゃないと言い放ち
悔しかったらどうすると声を投げかけ
フローキに復讐する流れへと扇動していた。
トルケルは自分の獲物を横取りされたことに
相当腹が立っていたらしく既にフローキと敵対することを決めたようで
奴を殺せと声を張り上げていた。
よく分からない事態にウルフは彼の副官であるアスゲートに
つまりトルケルはフローキを裏切ると言う事なのかと尋ねていた。
それに対しアスゲートは言ったろ?理由なんかどーでもいいんだってと話し
刺客を放ったフローキに対しバカな奴だ大将の性格を知らなすぎると
呆れる様に答えていた。
そしてそんな状況の中、シグルドは葬式船に使われた船が
自分達の乗っていた船である事に気づいたらしく
燃えさかり海へと還っていく船に向けてオレの船だァー!叫ぶのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
最後の数ページでトルケルとシグやんに全部持ってかれた印象が強いですが
とりあえずトルフィン対ガルムについて。
あっさりとトルフィンに追いついていたことから
その時点でかなりの実力者だとは分かっていましたが
予想以上に強いみたいですね。
いくら実戦とは離れていたからと言って
あのトルフィンが圧倒されてしまう位ですから
この作品においてトップレベルの実力があるのは間違いないかと。
まあ、言ってみれば現役であるガルムとそうじゃないトルフィンですから
それだけ違いは出てくるとは思っていましたが
思っていた以上でしたね。
やる気スイッチなんて言葉久々に聞いた気がしますが
その性格からいって本気を出したトルフィンと戦う為に
おそらくろくでもない方法を使うんだろうなと。
どうあってもガルムはトルフィンとの戦いを諦めないでしょうから
最終的にトルフィンがどうにかするしかないとは思いますが
ガルムってトルケルが相手じゃ駄目なんですかね?
トルケルとしてもガルムみたいな戦闘狂を相手にするのは
大歓迎だと思いますしそっちに向かえばいいのにと
思ってしまいます。
まあ、でもトルケルはフローキに対して
怒り心頭の様ですからその時が訪れる可能性もあるのかも。
それにしても最後の最後でシグやんには
大いに笑わせてもらいましたwww
なんていうか普通にしてればそれなりにカッコ良いのに
シグやんってば笑いの神でも降りているかのようです。
最初の頃は真面だったのにどうしてこうなったのやら・・・。
なんにしても次回はガルムが何かやらかしそうですし
トルケルも動き出すでしょうから
色々な意味で今後の展開が楽しみです。
そう言えば今回の扉絵ですが
まさか逃げ恥をブッ込んでくるとは思いもしなかったので
ちょっとクスっとしてしまいました。
まだ読んでいない方は是非見て欲しいですね。
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