ヴィンランド・サガ 136話のネタバレ&感想になります。
第136話 バルト海戦役⑫
内容ネタバレ
トルフィンに逃げられたガルムたちは
海に29隻もの大艦隊を目にし
ヴァグン隊とトルケル軍が手を組んだことに気づく。
敵だったはずなのに手を組んだ理由こそわからなかったものの
狙いがフローキであることは間違いなく
大きな戦が始まるとガルムは楽しそうな笑みを見せていた。
そしてガルムはもっと盛り上げようと
笑みを浮かべながらトルフィンも招待しようと言い出す一方
軍目付として同行していたウルフもまた戦の準備を進める様子を見て
成り行きは概ねクヌート陛下の御意思に沿っていると呟くのだった。
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デンマークフュン島オーゼンセ1019年5月。
レイフたちは未だ戻らないトルフィンの帰りを待っていた。
エイナルと剣の稽古だとして木で打ち合っていたギョロ目だが
そんな彼らに声をかけてくる少女が。
少女からトルフィンの名前を出され彼の友達なのかと聞かれた
エイナル達は少女が何か知っているんじゃないかと矢次早に
トルフィンが今どうしているのか尋ねるものの
その少女はどうやら近くにいたガルムに聞いてくるようにと頼まれただけだったらしく
自分達がトルフィンの関係者であることがバレてしまうことに。
明るい様子でトルフィンの関係者だとして声をかけてくるガルムに
誰の事だと誤魔化そうとするレイフだったが
そんなものが通用するはずもなくガルムはギョロ目に
「仲間はガルムが預かった、近日始まるヨムスボルグでの戦に攻め手側で加わるべし」
「武器持参で」との伝言を伝える様にと告げる。
そして自身の仲間達と共にレイフたちを包囲したガルムは
早速ギョロ目以外を人質にすべく動き出そうとするが
そんな彼らの前に立ったのはまるで人が変わったように
それっぽい雰囲気を纏ったギョロ目だった。
そんな彼のはったりはエイナル達にはバレバレだったが
ガルムはそうは思わなかったらしく
トルフィンの仲間なら強い奴がいても不思議じゃねェと
嬉しそうに槍を構えていた。
いつもの愛剣がないと言い出したギョロ目に合わせて
素手で戦おうとするガルムだが
ギョロ目が全く戦う気がないことに気づき戦う気が失せ
また槍を手にしようとした瞬間、その隙を突いてギョロ目が攻撃を仕掛けるが
そんな手が通用するはずもなく・・・。
ガルムに一蹴されたギョロ目が気がつくと
目の前には自身を心配そうに窺うカルリと犬の姿が。
何が起きたのか理解したギョロ目は飛び起きて
レイフ達のことを探すもののすでにガルムに捕えられた後だったようで
ガルムが言っていた伝言を思い出すと共に
カルリ達の面倒を自分一人で見なくてはいけない事に気づき
ここにはいないトルフィンに何とかしてくれー!と叫ぶのだった・・・。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
二話連続叫んで終わった今回の話ですが
欄外に書かれていた通りうわァァ!ダッセェ!って感じでしたね。
ギョロ目がなんかカッコ良さげな雰囲気を纏って
ガルムの前に出てきたときは「おっ」と思いましたが
やっぱりギョロ目はギョロ目でした(苦笑)
まあ、ガルムはトルフィンでも勝てるかどうかわからない相手ですし
どう考えても勝てない以上ギョロ目のとった手が悪いとは言えませんが
それでも結果としてはやっぱりうわァァ!ダッセェ!って感じですかね。
ガルムが他の人間を使うことでトルフィンとの闘いを望むだろうことは
前回の話の流れから言って予想はしてましたが
これでトルフィンとしても闘わないわけにはいかなくなりそうです。
トルケルとしてもトルフィンが参加することは彼自身も望んでいることでしょうし
仕方ないとはいえこの戦に参加せざるを得ないでしょうね・・・。
まあ、それでもトルフィンが敵を殺めるとは思えませんし
殺し殺されるのが当たり前の戦場で
トルフィンがどれほど苦悩することになるのか想像しただけで胸が痛いです。
なんにしても次回か次々回にはガルムにレイフ達が攫われたことが
トルフィンにも届くでしょうし
タイトルの通りバルド戦役本番へと移行することになるのかなと。
その戦の最中でトルフィンとガルムの戦いも行われることになるでしょうけど
現在のトルフィンには申し訳ないですが
私としては正直どちらが強いのか、どんな戦いになるのか気になるので
ちょっと楽しみです。
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