2021年12月2日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年1号に
掲載されているキングダム 702話の
ネタバレ&感想になります。
第702話 驚くべきもの
内容ネタバレ
邯鄲へと帰還を果たした李牧は
秦との戦いのため二日に渡り
部屋に籠り夜を徹して思案していた。
部屋から出た李牧は
部屋の外で待っていたカイネに
皆を集めるようにと指示する。
そして皆に告げる。
北であると。
その言葉の意味を皆が考え始める中
李牧は瞬水樹に”二城の後ろの線”
について確認する。
瞬水樹はちょうど昨日
完成したと報告し
それを受け李牧は
留守を瞬水樹と馬南慈に任せ
十日ほど邯鄲を離れることを告げる。
その言葉に青歌城の将軍楽彰は
北に向かうということから
閼与辺りですか?と尋ねるが
李牧の答えは違った。
宜安であると。
李牧がすぐに発つと
カイネと共に部屋を出た後
青歌城の将軍上和龍は
李牧の言葉に思案する
楽彰にどう見るかと尋ねる。
宜安は離れすぎだという
楽彰の言葉に上和龍も同意するが
楽彰はその上で宜安と聞いた時
背筋が凍ったと語る。
こちらは”長城”で
すでに先手を打っている。
そしてさらに李牧殿の
”描く通り”に進むのなら・・・
秦軍は大いに後手を踏むだろうと。
そしてカイネと共に
宜安の地を訪れた李牧は
・・・思った通り悪くないと
口にするのだった。
始皇十四年(紀元前233年)
飛信隊は新年を
趙の平陽近くの前線で迎えた。
そして展開していた趙軍が
平陽・武城に入ったため
秦軍は二城に到達。
まだ雪が残るうちに
総攻撃が始まった。
平陽城を攻める信達は
その大きさの前に苦戦していた。
そうした中、井蘭車が
桓騎軍から姿を見せる。
飛信隊のみならず
桓騎軍の兵達からも
うちに井蘭車なんてあったのかと
という声が上がる中
この井蘭車を作成した
范善が声をあげる。
井蘭車ではない
”紅春”であると。
どうやらその名は范善が昔告白して
フラれた女の名前らしく
その姿を桓騎に見せながら范善は
あれこそが歩く芸術だと語っていた。
平陽・武城の城攻めが
同時に始まった頃
王翦は二城の中間地を
配下の者達と共に疾走していた。
そしてその先に王翦達は
驚くべきものを目にする。
それはおよそ二百五十里にも渡り
築かれた李牧の”長城”だった。
李牧は三年前から平陽・武城の
防衛ラインの強化を考え
二城の後ろにあった砦と小山を
土塁でつなぐ長城の築城に着工していた。
鄴の敗戦の後朝廷からは遠ざけられたが
その作業は郭開が引継ぎ
李牧の計画通りに進められていた。
元々邯鄲の南には長城が点在していたが
李牧がそれを全てつないだため
全長は100kmもの長さに達していた。
長城を前に王翦は
趙国全体を記す
地図を持って来いと指示する。
そしてその地図の前に座り
じっと思案していた王翦は
ある地点を指さす。
それは邯鄲から遥か北にある
宜安の地だった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ついに戻ってきた李牧ですが
早速動いているようですね。
とりあえず策の全容は
未だはっきりしませんが
秦にとって厄介な事になるのは
まず間違いないかと。
楽彰も李牧の描く通りに進むなら
大いに後手を踏むと言ってましたし。
それにしても平陽・武城の
巨城だけでも厄介なのに
その後ろに長城とは・・・。
三年前から着手していたらしいですが
その頃からこういった事態が
訪れる可能性に気づいていた
わけですよね?
それだけでも脅威としか
言い様がないのに
さらに宜安で何かを企んでいると。
扈輒も悪くない将でしたが
やっぱり李牧こそが
趙を滅ぼすにあたって
一番の難関だと改めて思います。
王翦との戦いは結果として
王翦の勝利でしたが今回はさらに
厳しい戦いになりそうですね。
だからこそ面白いわけですが
本当に知将が考えることは
予想できないので
一体どんな手を考えついたのか
今後の展開が楽しみです。
気になる続きについてですが
次号は休載とのことですので
次回は12/16発売の3号になるかと。