2021年12月24日発売の
ヤングアニマル 2022年1号に
連載されている3月のライオン 187話の
ネタバレ&感想になります。
第187話 道~みち~⑤
内容ネタバレ
~二海堂視点~
力任せの殴り合いや
呼吸も忘れるような空中戦。
そんな戦いにも血が滾るが
オレはやはりじっくりと
ぶ厚く積み上げる
重厚な将棋に心惹かれる。
「戦いは正を以て合し」
「奇を以て勝つ」
確かにお前の手は
「奇」かもしれん。
だがしかしお互い充分に
正攻法で組み上げ合い
その上での奇襲なら震える。
が、しょっぱなから遠くで
バチバチ爆竹鳴らされたら
わざわざ進軍を止めてまで近づかん!
奇襲はかける側が恐い。
かけた瞬間主導権を握れるが
攻めが切れた時
おそろしい崩落が始まる。
桐山がそんな考えの浅いちょっかいを
かけてくるとは思えないが
今ジャックラッセル化している
きらいがあるのでこりゃわからん。
わからんうちにのっかって
右往左往したらそれこそ
こっちの陣形ががくがくになる。
桐山お前にはお前の
やりたい事があるんだろうが
オレはオレでまず
オレの思う正攻法を行くよ。
そう考えて二海堂が指した手に対し
零が指したのは
元気が良すぎる手だった。
ヤダ!それ何てジャックラッセル?
犬が大好きな二海堂の心が
トゥンクと高鳴る。
満足させるには短いリード付きの
散歩ではほぼ不可能な無尽蔵の体力。
飼い主に100m10秒台の走りを
必要とさせるイノシシの化身!
広大な土地を持つ
祖母のイギリスの友人が
家で飼っているジャックラッセル。
あまりの体力にご飯の時しか
姿を見せぬ幻の飼い犬に
なりかけていると聞く
その位の高エネルギー体。
桐山の盤面を見て
あんなに掘り返して
モグラでも探してんのか?
と思った二海堂。
しかし改めて見ると
そこにはトーチカのような
固い守りが築かれようと
していることに気づく。
零の指した手の意味を
ようやく理解した二海堂は
ならば固められる前にと動くも
零はさらに突っ込んだ一手を指す。
その一手を見て二海堂は
零が自分が気付いたことに
気づいたのだと理解する。
流石桐山と称賛すると共に
その一手を見て思う。
速い、速いがしかし!
お前のソレも相当怖い形に
なってるぜ?と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回も二海堂視点での
話となりましたが
とりあえず情勢は
6:4で零が優勢っぽい?
あくまでも今回の
二海堂の思考から
そう思っただけですけどね。
何やら零の指した手に対して
ちょっと焦っていたように
見えたのでそんな感じなのかなと。
それにしてもここ何回か
二海堂視点での話が続いていますが
前に戦ったあづにゃん以来ですね。
あの時は結局零の勝利で
終わりましたが
今回はどうなるのか・・・。
確かこの対局で勝利した方が
島田さんと対局することになるので
どちらが勝っても面白いんですよね。
私としては以前零が対局した際に
完膚なきまでに負けていたので
成長を見せるためにも
零に勝ってほしいところ。
あの時の対局では
後藤の件もあって
零の実力を見せたとは
思えない対局でしたしね。
流石に現時点においても
島田さんの有利は
動かないでしょうが
それでも良い勝負になるでしょうし
私としても見て見たいなと。
まあ、勝ってしまったらしまったで
それはそれで面白いですし。
ともあれようやく対局も
序盤から中盤と言った感じ
だと思いますので
これからどうなるのか楽しみです。