3月のライオン 雑誌掲載最新話

3月のライオン最新 188話 ネタバレ&感想 零との対局③

2022年1月28日発売の

ヤングアニマル 2022年3号に

連載されている3月のライオン 188話

ネタバレ&感想になります。

 

第188話 道~みち~⑥

内容ネタバレ

 

~二海堂視点~

銀を取るなら取ってみろ。

代わりにオレは飛車角両取だ。

 

そんな事を思いつつ指した手だが

そんな風にはしてこないだろうなと

同時に思っていた。

して来てくれりゃ楽なんだけどねと。

 

二海堂がそんな事を考えながら

盤面に集中する中

この対局を見ていた者達がいた。

 

それは二海堂と重田の対局を見て

げっそりとしていた面々だった。

 

スミスはちょうどやってきた田中と

二人の対局について話す。

 

田中もキテレツな棋譜に驚き

同時にこれを誘導したのが

零であることに気づく。

 

そして二人同時に思う。

あの帰り道零が言っていた言葉。

 

”いや感動しました”

”多分僕、家に帰ったら”

”並べちゃいますよ”

 

あの言葉は本気だったんだと

思いつつも頭を抱えていた。

大丈夫なの?島田研究会は・・・と。

 

そしてこの対局の勝者と当たる

島田も二人の対局を見ていたようで

心底がっかりしながら

ため息を吐いていた・・・。


二海堂の手に対し零が指した手は

かなり厳しい一手だった。

 

どれでとっても痛い

かと言って残すわけにもいかない。

 

そんな状況になってしまった

二海堂は必死に考えを巡らせ決断する。

 

多少の不利は承知の上で

取ることなく攻めかかることを。

 

それに対し零は容赦なく

二海堂の駒を奪っていった。

 

観戦していたスミス達も

これは痛いと固唾を飲んでいたが

二海堂はものともせず

さらに攻めかかっていた。

 

そんな二海堂の一手に対し

零は流石オールラウンダーと

思わせるような上手い手を指す。

 

田中はそんな零の一手を見て

称賛していた。

 

将棋を重く考えすぎると

振り飛車は生きない。

 

すごいね、そこを軽やかに

飛んでくるねぇ桐山くんは。

駒たちが軽々と動き回る!と。

 

そして同時に以前は

どうだったかと考える。

 

もっと意識的に軽くしてた気がするが

今は自然だ、ごく軽く動いていると。

 

零の手に二海堂の顔は

紅潮しながらも内心焦っていた。

 

こういうトコなんだよ桐山!

性格めちゃ重いくせに

こういうコトできちゃうのが

もうなんて言ったらいいのか・・・。

 

スゲェっつーか

カチンとくるっつーか。

 

おのれジャックラッセル!

ごきげんにわぬわぬと

駆け巡りやがって!

 

こっちの手法を

設置するスキがないと。

 

そして同時に作戦の重厚さが

裏目に出たことも理解していた。

 

重さが体力をみるみる奪って行く!

このままじゃ自重で崩れちまう!と。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

二人の対局が長くなるのは

これまでの流れからわかってましたが

今のところ零が優勢みたいですね。

 

今回の対局は二海堂メインの視点で

描かれている事から

かなり追い込まれているのが

よくわかりますし。

 

それにしても対局当初は

零も表情豊かでしたが

今の表情は怖いですね・・・。

 

感情が全く表情に表れておらず

じっと盤面を見つめる零は

対局している二海堂としては

気が気じゃないだろうなと。

 

将棋のみならず相手の考えが

読めないと言うのは

それだけでも脅威だと思いますしね。

 

ただ気になるのはこの対局が

あくまでも二海堂がメインで

描かれている事について。

 

これが零視点ならば

おそらく零が勝つだろうなと

思える流れなんですが

今回は違うだけにどうなんだろうなと。

 

それにどちらが勝っても

次の相手が島田さんというのも

何とも難しいところ。

 

零と二海堂のどちらが

島田さんと戦っても

面白くなりそうですからね。

 

今回の対局を勝ち抜いて

どちらが島田さんと当たるのか

そしてどんな結末を迎えるのか

これからの展開が楽しみです。

 

気になる続きについては

予告になかったので

恐らく次号は休載になるかと。

 

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