2022年2月17日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年12号に
掲載されているキングダム 709話の
ネタバレ&感想になります。
第709話 大きな選択
内容ネタバレ
趙北部進行の緒戦
閼与攻略を果たした秦軍。
しかし王翦軍は想定外の代償により
この閼与から動けなくなってしまう。
その説明のために
今から緊急会議が行われるらしく
信と貂、蒙恬と愛閃は
会議へと向かうことに。
主要な将達が集まる中
田里弥は語る。
知っての通りこの閼与攻めに
当初予定していたよりも
三倍もの日数を費やしてしまった。
よって戦いの死傷者も
想定の三倍でた。
そしてそもそもこの閼与には
趙に取り戻されぬために
ある一定数の兵を
置いておかねばならぬ。
つまりは閼与に予備軍を置いて
ここから北上できる王翦軍は
大きく縮小され万全ではない。
それでこの連合軍は今
”大きな選択”を迫られる
こととなったと。
一つは王翦軍がある程度
復活するまで
全軍でこの閼与に留まること。
この場合太原に集結している
秦北部軍にも急ぎ
太原に留まるように
伝令を送らなねばならぬ。
二つ目は王翦軍だけを閼与に置き
他の軍で北上を開始
予定通り北東部軍合流し
宜安を目指す。
この場合、王翦軍は
回復次第出陣し後を追うと。
話を聞き蒙恬は
両者の違いは”時”であると気づく。
それは正しかったようで
田里弥はその通りだと言い
全軍待機の場合について説明する。
太原に大軍が駐留することになり
もしその間にこの存在が知られれば
気づかれてしまうやもしれぬ。
我らが宜安を中心として
趙北部攻略を狙っている事を。
そしてもし気づかれれば
もちろんその間に対処を練られると。
さらに田里弥の情報によると
太原に集まっている
軍の総数は二十万。
それを聞いた貂は
軍容としては十分だと判断する。
王翦軍が後軍に回るのは
数字以上の痛手だが回復を待って
李牧に対処を講じられるより
はるかに上策であると。
蒙恬もそれに同意する中
倉央は未だだんまりの
桓騎に声をかけるが
返ってきたのは
うるせェよという言葉だった。
桓騎は語る。
李牧だの太原だの関係ねェ
閼与にはもう奪うもんがねェと。
それはつまり桓騎も
出陣に同意することを意味していた。
王翦は桓騎に忠告する。
いつもより慎重に行け、
秦軍は趙北部の情報を
あまり持っていないと。
しかし桓騎はそんなもんは
行けば分かるとして
まるで取り合うことなく・・・。
桓騎軍は閼与を出陣し
北上を開始した。
蒙恬の楽華軍、壁軍
そして飛信隊がこれに参軍し
共に北上した。
まずは太原から出てくる
二十万の北東部軍との合流を
目指すのである。
一方秦北東部では
その全域に徴兵令が発令され
各城から兵が出陣し
”太原”に集結した。
太原でのらりくらりと
”大軍”を作っていては
趙に気づかれる怖れがあるため
本営の昌平君は短期間に
一気に兵を集めすぐに出陣させた。
秦北東部連合軍
その数二十一万である。
その軍を率いる大将である
将軍 曹波広は宜安攻略戦で
大功を上げ空席の六将の椅子を
射止めんと考えていた。
配下の者達もこの軍容もあって
意気軒高な様子を見せていたが
そんな北東部軍を見下ろすように
崖上にはカン・サロとジ・アガ率いる
狼孟軍の姿が!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
想定外の被害を受けて
王翦軍が動けなくなったのは
かなり痛いですね。
軍としての数もそうですが
王翦がいないというのが
何よりも大きいかなと。
数の方は太原から
北東部軍が合流するようですが
それにしたって何やら
不穏な影がありますしね。
それにしても北東部軍を
待ち構えるように
狼孟軍がいるということは
これは李牧の読み通りという事。
この戦いで勝利するには
李牧の読みを外すしかない以上
現状はかなり厳しいでしょうね。
恐らく狼孟軍に急襲されることで
かなりの被害が出るでしょうし
それによってはどうしようもない状態に
陥る可能性もあるかと。
北東部軍を率いる将軍は
どう見てもモブレベルで
顔もそうですが自身もその配下も
負けフラグ立たせすぎですし・・・。
まあ、どう考えても
碌な事にはならないでしょうが
壊滅までいかなければいいなと
願うばかりです。