キングダム 583話のネタバレ&感想になります。
第583話 十三日目
内容ネタバレ
十二日目の夜、カイネは李牧からの伝言を
趙左翼の将達に伝えていた。
趙峩龍も似たようなことを考えていたらしく
李牧に我ら左翼が抜かれることはない事を伝えてほしいと返し
その場を後にしようとしたカイネだが
唐突に尭雲から話しかけられることに。
スポンサーリンク
尭雲が言うには主である藺相如は時々不可思議な夢を見ることがあったが
その主亡き後今度は自分がそういう夢をまれに見るようになったとのだった。
一体何を言いたいのかわからず困惑するカイネだったが
尭雲が語ったのは李牧の死を示唆するかのような不吉な言葉だった。
その言葉を聞き怒り狂うカイネはもし李牧様が死ぬことがあったら
その前に私が盾となって死ぬとして
お前達みたいに自分だけ生き永らえるあんてしないと言い放ち
その場を後にするのだった。
カイネが去った後、馬南慈からも苦言を呈されたことで
今のはいらぬ会話だったと自らの否を認める尭雲だが
カイネには嘲笑されたが今は多くの事に感謝していると語る。
主は無論の事これまでのこの滾る想いを全力でぶつけることができる相手、
覚醒した飛信隊と玉鳳の存在に感謝していると言い
それに趙峩龍も同意した上で
両将は全力でいくとこれからの戦いに思いを馳せるのだった。
朱海平原十三日目。
秦右翼と趙左翼が開戦。
その報せはすぐさま王翦のいる中央軍に届き
さらに昨日同様に開始から敵を押している事が伝えられる中
第三将である田里弥は王翦の意図について考えを巡らせていた。
右に援軍を送らずにいたのは両隊の覚醒を見越していたからなのかと思いつつも
それはあまりにも危うすぎなかったか、
しかしだからこそあの両隊は覚醒できたのかと。
そんなことをつらつらと考える中
第四将である倉央が姿を見せる。
スポンサーリンク
倉央は玉鳳はともかく飛信隊の覚醒までも読んでいたことに
殿にはいつも驚かされますなと話すが
王翦が語ったのは飛信隊の覚醒は分かっていたが
玉鳳は賭けであったという思いもしない言葉だった。
それを聞き倉央は飛信隊の方が上なのかと口にするが
田里弥からそう単純な事ではないと言われたことで
その事には触れずこれからの戦いについて王翦に尋ねていた。
右が抜いてそのまま中央軍が突撃となりますかと話す倉央に対し
王翦はそう簡単にはいくまいと話した上で
右翼は亜光が討たれた九日目、岳嬰ではなく趙左翼の頭脳である
趙峩龍を狙うべきだったと語る。
それはもう一山あることを示唆していたが
王翦は超えれば一気に対局が動くと話し
さらに倉央が突っ込んだ話をしようとしたところ
再び田里弥からいい加減にしろ、調子に乗りすぎだと言われてしまう。
そんな倉央の問いかけに対し王翦は愚問だとして
越えると読むからここまで前に来たのだと答えるのだった。
右翼での戦いにて王賁が趙峩龍の動きを
信と貂が尭雲が動き出したことに気付いた頃
趙の中央軍ではカイネと傅抵が左翼のことを話していた。
どうやら傅抵は李牧がどんな策を左に伝えたのか気になっていたらしく
それをカイネに尋ねたところ
今回は敵の主力である飛信隊と玉鳳隊の
両輪の片方を仕留めに行くというものだった。
それを聞き傅抵はあっさりしゃべったと内心思いつつも
狙いは信のほうかと尋ねたところ
返ってきたのは逆だという言葉で・・・。
十三日目のこの日、秦軍右翼に衝撃が走る。
王賁が討たれてしまうのだ。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
めちゃくちゃ気になる終わり方ではありますが
この討たれると言うのはどこまでを指すのか気になるところ。
普通だと討たれるというのはその者の命を指しますが
亜光のように重傷を負って戦場に出られなくなった場合も
討たれたと言われますからね。
流石に命まではとられないだろうとは思いますが
それでなくてもここで戦線離脱となってしまった場合
最後にあったようにその衝撃は大きいだろうなと。
その原因となったのはおそらく李牧の助言と
趙峩龍の知略だろうとは思いますが
もし本当に狙い通りならかなりマズイ事になりそうですね・・・。
王翦は超えられると考えてここまで前に出てきましたが
仮に王賁がここで討たれることを想定していなかったしたら
中央軍もヤバいことになるかも。
とまあ、かなりマズイ状況になりつつあるわけですが
話の中で王翦が言っていましたが
玉鳳については賭けだったみたいですね。
その評価がその生まれに関係しているかどうかは何とも言えませんが
彼の言い方だと玉鳳よりも飛信隊のほうが上だとでも言いたげですし
その辺りちょっと気になるところです。
なんにしても信達の覚醒で一気に優勢になったかと思いきや
王賁が討たれるとかめっちゃ不吉なメッセージもありましたし
これからの戦いも一筋縄ではいかなそうですね。
先が読めないからこそ面白いと言うこともありますので
こちらが想定していなかった事態になるのも歓迎はしますが
王賁の身に何が起きるのかも含めて続きが楽しみです。
第582話へ