2022年2月24日発売の
週刊ヤングジャンプ 2022年13号に
掲載されているキングダム 710話の
ネタバレ&感想になります。
第710話 世界の違い
内容ネタバレ
宜安を攻めるべく
招集された秦北東部軍二十万。
兵達もこれほどの大軍で
向かうとは予想外だったらしく
その空気は明るかった。
しかしそんな彼らに対し
狼孟軍が突如襲い掛かったことで
事態は急変する。
カン・サロの指示が来る前に
動き出したジ・アガの軍勢は
猛烈な勢いで縦に続く
北東部軍の後軍へと突撃。
大将の曹波広は
その事に気づくと同時に
こちらにも敵襲が来ると判断し
すぐさま戦闘態勢へ。
その様子を見てとった
狼孟軍を率いる大将カン・サロは
自ら先陣を切り敵大将を討つべく
襲撃をかけるのだった。
一方その頃邯鄲と宜安の
中間地である荘関では
李牧達が地図を前に
情報を整理していた。
そこへ閼与から秦軍が
北へ向かって出陣したとの
報が届いたことで
全ては李牧の予言通りに
進んでいる事を将達は理解する。
続いて狼孟から
太原に北東部軍が集結し
出陣したとの急報が届く。
二十万という数に驚くものもいたが
青歌軍の将・楽彰は
難しくはないだろうと語る。
李牧様のおかげで狼孟には
十分に”準備する期間”があった。
それに狼孟には
青歌一の剛将であるジ・アガ。
そして我ら司馬尚側近衆の筆頭
つまり主である司馬尚を除けば
青歌最強の武将である
カン・サロがいるのだからと。
カン・サロ率いる軍勢の前に
秦北東部軍は為すすべなく
押されていた。
曹波広がその強さと数に困惑する中
カン・サロが眼前に姿を見せ告げる。
半年も前から準備すれば
それなりに兵は増強できると。
カン・サロは語る。
我らは精々数万
こちらの数を多く感じるのは
両軍の兵の質が違うからだ。
練度も違えば士気の高さも
比にならぬと。
お前達は広域から
急遽徴兵された”寄せ集め”。
前線の秦の攻勢とこの軍の多さに
最初から勝った気で歩いていただろう。
一方こちらは国の命運が
この奇襲にかかっていると
言い聞かせて半年間練兵し
士気を上げて挑んでいる。
始まる前から
勝負はついていたのだと。
曹波広はカン・サロから
李牧が半年前から
この動きを読んでいたと聞かされ
見ている軍略の世界の違いに
動揺を隠せずにいた。
愕然とする曹波広に
カン・サロは告げる。
”半年の差”が致命傷だと
身をもって知ったであろう秦将。
だからお前達は敗れる。
”宜安”は李牧殿が作った
お前達を葬る闇の穴だ。
侵攻しているつもりなのだろうが
趙北部の戦いで秦将達は
全員死ぬのだと。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
どう考えても詰んでいる
秦北東部軍ですが
ここで20万の兵士を失うのは
かなり痛いですね・・・。
ただでさえ閼与の戦いで
王翦軍が動けなくなっているのに
さらにこれですからね。
全ては李牧の予言通りに
進んでいるのは間違いないかと。
それにしてもカン・サロも
言ったましたが
半年の差は大きいですよね・・・。
勝敗は戦う前に決するとは
よく言ったものですが
まさにその通りかと。
カン・サロ率いる狼孟軍の強さも
かなりのものだとは思いますが
その軍を作り上げた半年間が
この結果に繋がっているんでしょうね。
とりあえずこの状況の中
どうにかできるとしたら
王翦と桓騎くらいだと思いますが
こういう危機的な状況にこそ
台頭してくるものが現れるのも常。
誰か思いもしない人物によって
事態が変わることに
賭けるしかないのかも。
ともあれどちらにせよ
今のところ李牧の予言通りに
進んでいるみたいですので
当分の間は趙有利の展開が
続くことになりそうですね。