2022年3月24日発売の
アフタヌーン 2022年5月号にて
連載されている
ヴィンランド・サガ 192話の
ネタバレ&感想になります。
第192話 千年航路①
内容ネタバレ
収穫が終わったある日
トルフィンとエイナルは
大きな石を運んでいた。
地面に建てられた石碑を
興味深さげに見ていたカルリに
トルフィンは説明する。
これは慰霊碑。
死んだ人の魂を
慰めるための石だと。
慰霊碑には”フリズル”と彫られており
トルフィンは名前のわからない
たくさんの人達のための
慰霊碑であると語る。
トルフィンはこれしか
字を知らないらしいが
これだけ知ってれば充分だと言い
どうか安心してお眠りくださいと
祈りを捧げる。
あなた方に捧げます。
この平和(フリズル)をと。
あくる日、ヴァンガルの船が戻り
トルフィンは快く迎え入れると共に
無事の様子を見て安堵していた。
しかしヴァンガルから
マルクランドがまずいことに
なっているとの報告が。
18日前、いつものように
帰り道の途中マルクランドに寄り
上陸しようとしたら
矢を射かけられたと。
実際に船に刺さった矢を
ヴァンガルから見せられた
トルフィンはその矢が
ウーヌゥ人の物であると気づく。
それはヴァンガルも同様のようで
自分達はこれを”寄るな”という
警告と受け取ったと語る。
大切な船と積み荷に
何かあっちゃいけねぇと
それ以上近づかずに離れたと。
トルフィンはその判断を
正しい判断だと言い
ヴァンガルは荷を下ろし次第
引っ返してマルクランドの衆の
無事を確かめに行きたいと申し出る。
トルフィンは私も行くと言い
出港準備を頼むが
そこへオレも行くぞと
イ―ヴァルも同行することに。
それから8日後
マルクランド入植地に到着した
トルフィン達は様子を窺うが
静かで何の音もしなかった。
そうした中、トルフィンは
ナベを薪で叩き大きな音を立てるが
反応したのは入植地にいる
シカだけだった。
シカがいるということは
今あの入植地には
人間がいないという事であり
トルフィン達は警戒しつつ
マルクランドへ上陸することに。
しかしマルクランドの地には
大量の矢が刺さっていたものの
室内には破壊の後もなく
人一人いないもぬけの殻だった。
一回り見て見たものの
人はおろか家畜の死体もなく・・・。
その日の夜、トルフィンは
再びナベを薪で叩き
大きな音を響かせる。
しかしこの音が届く範囲に
誰もいないのか
無視しているだけなのか
まったく人の気配はなかった。
どうやらトルフィンは
攻撃してきたと思われる連中と
話をしようと考えているらしく
それを聞いたイ―ヴァルは
そんなトルフィンに食って掛かる。
あの矢を見ろ!
ここのウーヌゥが
話せる相手だと思うか!?
マルクランドの開拓団は
皆殺しにされたんだ!と。
ヴァンガルは死体も船もないことから
そうとも言い切れないと言い
トルフィンを励ます。
トルフィンは私も
マルクランドの仲間が
どこかで生きていると
信じていると語る。
しかし貴重な船をあてのない捜索に
割くわけにはいかないとして
夜が明けたらヴィンランドへ帰ると。
そう残念そうに話した次の瞬間
イ―ヴァルがトルフィンに
詰め寄り告げる。
お前のせいだ。
お前のせいで13人の仲間と
船1隻を失った。
お前のくだらん実験のせいでと。
その言葉にヴァンガルも
物言いに気をつけろと
割って入ろうとするが
イ―ヴァルは語る。
武器さえそろってれば
マルクランドにまともな武器があれば
あんな鉄も知らねェ連中に
後れを取ることはなかったはずだと。
そしてトルフィンに
今からでもやり方を変えろ、
ハーフダンから武器を買えと告げる。
ヴィンランドは
お前だけの物じゃないんだと。
そう言ってその場を離れた
イ―ヴァルの言葉に
トルフィンは・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
収穫も終わって
平穏な日々が・・・
とはいかないみたいですね。
とりあえず状況証拠としては
ウーヌゥ人が関わっているのは
間違いないですが
その背後にいるのは恐らく
ミスグェゲブージュだろうなと。
彼は何やら未来をどうにかするために
動くことを示唆してましたしね。
ウーヌゥ人達から特別視されているので
それを利用?してトルフィン達を
追い出そうとでも考えているのかも。
ただそうだとしたら気になるのは
マルクランド開拓団の人達が
まるで見えない事。
あの場に遺体などがない以上
何かしらの思惑があって
攫ったんだとは思いますが
その理由はなんなんでしょうね?
トルフィン達に対する
人質にでも使おうと考えているとか?
予告にも同じことが
ヴィンランドにも~なんて事が
書かれてましたので
あまりよくない展開になるのは
間違いないかと。
なんにしても今回の騒動で
トルフィンの誓いが
試されることになりそうですので
どういう結果が待っているのか
これからの展開が楽しみです。