2023年5月26日発売の
ヤングアニマル 11号に連載されている
3月のライオン 201話の
ネタバレ&感想になります。
第201話 タイトル不明
内容ネタバレ
~島田視点~
”手を伸ばしても届かず冷えゆく指”
”振り返れば次々と生まれ来る白い波頭”
”波が引いて行く度に”
”足の下の砂が持って行かれて”
”まっすぐ立っている事すら最早精一杯”
”——端的に言えばそういう場所だ”
”今、オレが立っている所は”
集まった面々で鍋を囲んだ島田たちだが
花岡の特製タレの上手さもあってか
食い過ぎて動けない程だった。
次々と花岡や二階堂家の皆に
賞賛の声が上がる中
零の携帯にメールが届く。
送り主はひなたからであり
「牛乳買ってきて」と綴られていた。
二階堂と零がそんな事を話す中
島田とスミスはそのメッセージに
何かを思い出したようで
神妙な表情を浮かべる。
初々しい様子を見せながら
何て返すのか話す二人の様子に
どうやら島田達も記憶のフタが開いたらしく
いたたまれない様子を見せていた。
スミスは島田に次の相手が
零であることを確認した上で頼み事をする。
俺が頼むこっちゃないんですが
やっちゃって下さい!と。
島田は言われなくともっと
力強く了承した後
零を玄関まで見送りに来ていた。
次に予定を確認しながらも
家を出る零について思う。
変わったな・・・すごく変わった。
まとっている空気がやわらかくなった。
幸せそうだ。
——そうだ、影まで濃くなった。
以前は半分違う世界にいるようだった。
透き通ってさえ見える事があった。
——だが今は違う。
お前はここに居る。
良かったな・・・桐山。
お前がこんな風に笑顔で急いで
どこかに帰っていく姿を
見られる日が来るなんて。
——あんなにも心細そうだったお前が・・・。
うん、人間らしくなった。
よかった、うん。
と笑みを浮かべて見送りながら
同時に思う。
”人間なら倒せる”と。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回に続いて島田家での話でしたが
とりあえず花岡さんのタレは
滅茶苦茶食べてみたい!
二海堂の身体のこともあってか
体に良いのは当然として
島田さん達がああも賞賛するとは
気になって仕方がないです。
それはそれとして
島田さんとスミスの過去に
一体なにがあったのか気になるところ。
零に送られたひなちゃんのメールに
何か思い出すものがあったらしいですが
今二人が相手もおらず独身である以上
元カノの事なんだろうなとは思いますが
一体どんな女性だったんだろうなと。
島田さんに関してはこれまでの話の中で
ちょこちょこ出てくることもあったし
彼自身の恋愛観みたいなものも
多少描かれるところもあったんですが
スミスについては全くないですからね。
あの軽さが信条のスミスが
あかりさんに傾倒する前に
一体どんな女性と付き合っていたのか
色々な意味で気になる所です。
まあ、スミスはよく出てくるキャラですが
あくまでも脇役ですので
それが語られることはないでしょうが。
それにしても島田さんが言ってましたが
零の変化について色々思うところがあるようですね。
基本的には人間らしくなったことに
好意的に思っているみたいですが
将棋に関してはまた違う考えのようです。
その点がこれから対局するにあたり
鍵になってくるのかなと。
二海堂はその変化を感じ
島田さんと同じように思っていたものの
対局するにつれて
思うところもあったようですし
これからどうなるのか気になるところ。
島田さんの思うように
人間らしくなったからこそ
島田さんが勝つことになるのか
それとも零の変化が別の意味をもたらすのか
今から対局する日が楽しみです。
それとは別に前回の話にあったように
スミスと土橋パイセンの対局も
どうなるのか気になるところ。
まあ、いくら島田さん達と一緒に
研究したとしても
それが通じるかどうかは
正直何とも言えませんけどね(苦笑)
雷堂元棋竜と同じように
予想通りに進まない事も
十分に考えられることですし。
なんにしてもどちらの対局も
勝負事だけあって
今の時点では勝敗はわかりませんし
どんな対局になるのか楽しみです。