2021年4月23日発売の
ヤングアニマル 2021年9・10合併号に
連載されている3月のライオン 181話の
ネタバレ&感想になります。
第181話 タイトル不明
内容ネタバレ
二海堂は自宅にて
貴族の様なティータイムを
楽しんでいた。
厨房の菊池さんの力作である
本物のスコーンと見間違うような
お菓子を食べ思わず
口元に笑みを浮かべる。
どうやらそのお菓子は
二海堂の体の事を考えて
特別に作られたものらしく
思わずおいしいと零す程
完成度の高いものだった。
給仕してくれる花岡から
今日はどうかゆっくり身体を
お休めになってくださいと気遣われ
エリザベスから心配そうな目を
向けられる二海堂だが
突然テーブルに頭を打ちつける。
先日の重田との対局について
思うところがあるのか
わからない・・・どうして
あのようなコトになったのか・・・と
今も消化しきれずにいた。
敬愛する兄者の元、己を見つめ
そして互いに高め合うために
切磋琢磨を繰り返してきた。
島田研究会・・・。
桐山を迎え更に活動に熱が入り
お互いを高め合った結果
獅子王戦決勝トーナメントに
見事それぞれが4・5・6組での
優勝を飾った。
更に勝ち昇った者は
尊敬する兄者と決勝に向けて
戦えるという。
世界に向け
「島田研ここに有り!」と
高らかに謳える最高の流れが
出来上がっていたというのに!!
それが何故!?
あのような力まかせの
つっぱり合いに!?
以前からそりは合わなかったが
何度もぶつかり稽古を重ね
近年それなりにお互いの立ち位置を
少しは認める所迄は来ていた。
このままでは勝てないという
オレに対しあんないちかばちかの
定石ほぼ皆無の原始中飛車。
そんな戦法を取ってしまう程の
現状への焦れるような寂しいような
やぶれかぶれに気付いた時
気がついたら応戦していた。
これは絶対に負けてはならぬ戦いだと。
かわしてお利口に戦うのではなく
ボコボコにし勝つしかないと・・・。
それが長い時間共に歩んできた
同士へのその日々の答えだと・・・。
心配そうにこちらを窺う
エリザベスを撫でながら
二海堂は見なきゃいけないのは
未来だと思い至る。
勝った者がくよくよするなんて
それこそ失礼だと。
そして改めて次の対局である
桐山戦に舵を切り
そして兄者との初の公式戦
その先にある光に向かう事を
決意するのだった。
そしてついに桐山との対局を迎え
先手である桐山の初手は5八飛!
桐山の顔は重田くんと
こないだやってた
アレ(中飛車)の続きやろ?
と言っているかのように
キラキラと輝いていた。
だからなんでまたソレェー!!
と二海堂が衝撃のあまり
目を見開いていた頃
重田は未だに島田家に
居座っていたらしく
家主からそろそろ帰れよと
キレられていたのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回の後半で対局後の
重田の話がありましたが
今回は二海堂side。
どうやらあの対局は
二海堂が勝ったみたいですが
その代償も大きかったみたいです。
あの対局は他の棋士にも
色々と問題と言うか
影響もあったみたいですが
やっぱり当事者も
色々あるんだなと。
特に今回は同じ研究会に
所属している同士でしたしね。
それでも勝者として
なんとか立ち直った二海堂ですが
零との対局であんな手を指されるとは
流石に予想外だったんでしょうね。
キラキラと輝いている零の顔と
またか!っていう二海堂のギャップに
笑わせてもらいましたwww
まあ、零もあの対局後
色々勉強したみたいですし
試してみたいんでしょうね(苦笑)
二海堂には悪いですが
零の顔めっちゃキラキラしましたし
一体どうなるのか楽しみです。
確か公式戦で当たるのは
これで二回目?
初期の頃(第1巻?)に
獅子王戦の6組トーナメントで
当たったのがプロ初だったはず。
そして新人戦で当たれなかったことで
プロとしては二回目の対局に
なるんじゃないかなと。
どちらもあれからかなり
強くなっていますし
どっちが勝つのか
本当に楽しみです。
気になる続きについてですが
巻末予告にはなかったので
恐らく6/11発売の
12号以降になるかと。
追記:11号にて掲載。