雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

【漫画版】アルスラーン戦記 最新 120話 ネタバレ&感想 ダリューン無双!?

2023年7月7日発売の

別冊少年マガジン 8月号に連載されている

アルスラーン戦記 120話

ネタバレ&感想になります。

 

第120章 黒衣の悪魔

内容ネタバレ

 

ボダン率いる聖堂騎士団が参戦したことで

三つ巴の戦いを強いられるアルスラーン軍。

 

アルスラーンが聖堂騎士団を

迎え撃つために動く中

財宝を奪い返したギーヴもまた

戦況が変わったことに気付いていた。

 

事情を知るファランギースから

話を聞いたギーヴは

王都が蹂躙された日の惨劇を思い出す。

 

やはりあの時射殺しておけばよかったと

呟きながらもファランギースに

財宝の守りを頼むと自らの部隊を連れ

ボダンの元へと向かう。

 

それを見送ったファランギースは

何故ギーヴが動いたのか理解していた。

 

今、アルスラーン殿下に仕える者の中で

ルシタニア軍によりエクバターナの門が破られ

王都を蹂躙されたあの日の惨状

直に見たのはその場にいたギーヴだけだと。


一方その頃、迫りくる聖堂騎士団を相手に

アルフリードとメルレインは

秘伝の粉を使いかく乱していた。

 

秘伝の粉、それはゾット族に伝わる

火煙の粉であり火をつけると

大量の火と煙が出るものだった。

 

突撃してきた聖堂騎士団の機先を制し

突撃の勢いを落とさせ

アルスラーン軍は真っ向から迎え撃つ。

 

アルスラーンもまた弓を手に

幾人もの敵兵を射殺す。

 

そしてアルスラーンの金の冑を狙い

殺到する敵をジャスワントが

殿下には指一本触れさせん!と

次々と討ち取っていた。

 

イアルダボート教の狂信者である

聖堂騎士団は誰一人として

臆することなく突撃を続けるが

数に劣るアルスラーン軍は

それでも懸命に抗っていた。

 

そこへザラーヴァント隊も合流し

戦列に加わるがそれでも

二万もの兵を擁する聖堂騎士団を相手に

押されつつあるのは明らかだった。

 

ジャスワントから戦況を聞かされた

ザラーヴァントは数では圧倒的に

敗けている事を理解しながらも語る。

 

前線のパルス軍は陣を保ったまま

ゆっくりと後退してきている

合流するまでの辛抱だと。

 

ボダンとギスカール両軍相手に

後退していると聞いたジャスワントは

まともに後退できる訳がないと零すが

ザラーヴァントは笑みを浮かべて告げる。

殿軍はダリューン卿だと。


その頃殿を買って出たダリューンとジムサは

押し寄せる聖堂騎士団相手に奮闘していた。

 

中でもダリューンの力は凄まじく

持っていた武器が壊れても

相手から奪いとることで

次々と討ち取っていた。

 

まさに蹂躙といったその戦いぶりは

ジムサをも呆れさせるほどであり

狂信者である聖堂騎士団も

恐怖させるほどだった。

 

聖堂騎士団をパルス軍に押しつけ

漁夫の利を狙っていたギスカールは

その戦いぶりを呆然と見ながら呟く。

 

なぜアンドラゴラスは

先のアトロパテネの戦いで

あやつを重用しなかったのだ・・・!?と。

 

全身返り血で染まったダリューンは

怖気づく聖堂騎士団を前に

彼らの血で以て一筋の線を地に描き告げる。

 

神への愛を説くが真に神を愛さず

己の欲望を愛すイアルダボートの狂信者よ。

 

おぬしたちにはこの線より先

一歩たりともパルスの神々の地は踏ませぬ!と。

 

その宣言に対しボダンは

邪魔するな!悪魔め!あやつを倒せ!

と狂ったように叫んでいた。

 

その言葉を聞いたジムサとギスカールは

呆れたように同じ言葉を呟く。

倒す?あれを?無理だなと。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ナルサスの命を受けた

アルフリードらによる秘伝の粉。

 

アルスラーンによる弓矢

ジャスワントの武力など

色々見ごたえはありましたが

今回ダリューンに全て持ってかれましたね。

 

ダリューンの強さはこれまでにも

幾度となく強調されていましたし

それが事実であることもわかってましたが

まさにダリューン無双!って感じでした。

 

あの狂信者の集まりである聖堂騎士団が

恐怖を覚えるほどですからね。

それだけでどれだけ凄いのかよく分かります。

 

まさに一騎当千といった

活躍を魅せてくれたダリューンですが

それだけで戦争に勝てる

というわけではないのが難しい所。

 

質としてはアルスラーン軍が上っぽいですが

やっぱりなんだかんだ言って

戦争は数ですからね。

 

まあ、でもこれまでにも

厳しい戦いはたくさんありましたし

それをどうにかする策を出すのが

ナルサスという男ですので

ここからは彼に期待したいところ。

 

この戦いの結果がどうなるかはわかりませんが

ナルサスにしてもギーヴにしても

ボダンに対し思うところがあるわけですし

何かしらやってくれるんじゃないかと。

 

なんにしてもアルスラーン側としても

ギスカール、ボダン側も

このままという流れにはならないと思いますので

これからどうなるのか楽しみです。

 

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