2023年10月26日発売の
週刊ヤングジャンプ 48号に掲載されている
キングダム 第775話の
ネタバレ&感想になります。
第775話 厄介な存在
内容ネタバレ
戦が始まる前、李牧は皆に
この戦で最も厄介な存在になる敵を
最初に狙うと説明していた。
その者を早い段階で退場させれば
趙軍が一気に圧勝できると。
傅抵とカイネからは李牧が動くことに
不満の声があがったものの
それでも李牧は危険は承知だと
引き下がらなかった。
強引におびき出すには
私という”餌”が一番だと。
共に話を聞いていた中央の先陣を任された
楽彰とフーオンは異論はないと語る。
戦がより早く終わるのはよいことで
我らの殿も喜ぶと。
そして最も厄介な存在になる者とは
誰なのかと楽彰から問われ李牧は・・・。
森に李牧の姿を発見した亜光は
誘いと知りつつ李牧を討つべく
自ら三百騎を率いて進路を変更。
戸惑う他の兵には
そのまま前とぶつかるようにと指示するも
そのせいで陣形に乱れが生じていた。
そんな亜光の行動を予想していたのか
すぐさまフーオン率いる部隊が
亜光の首を討つべく動いたことで
亜光率いる部隊は横撃を受けることに。
敵の横撃を受けながらも
李牧の首を討つべく奮闘する亜光をよそに
亜光軍本体が敵と接敵。
しかし亜光が動いたことで
前線の兵士たちは集中を乱されており
どこも勢いを失っているのは明らかだった。
フーオンらに囲まれながらも
一歩も退くことなく奮戦していた亜光だが
そこへ楽彰軍が参戦したことで
更に劣勢へと追いやられることに。
そんな亜光に対し楽彰は告げる。
李牧様の方へ動くと読んでいれば
当然それを包囲する準備は出来る。
そしてお前が突撃直前で
陣形を乱したせいで
軍全体が混乱しボロボロだ。
王翦軍第一将と言う割には軽率だったな。
開戦わずか数刻だが
お前とお前の軍はここで消滅させるぞと。
亜光軍が一気に劣勢に陥っているのは
王翦らもすぐに気付いていた。
しかし王翦は語る。
もし亜光をその程度だと思っているのなら
それは大間違いだぞ、李牧と。
そして同じく亜光を知る
王賁も嵌められたのではなく
”逆”であると語る。
この王翦・楊端和連合の中で
最も屈強なのは亜光軍であり
屈強破そう簡単には崩れぬ。
そしてその亜光の前に
総大将自ら姿を晒すというのは
あまりに危険であり
亜光を知る身からすればそれは下策であると。
そんな王賁の考えに呼応するかのように
亜光軍本体のあちこちの部隊が
亜光の向かった右の森へと動き始める。
それを見て王賁は
亜光の意志が伝わったのだと語る。
亜光軍は前方に味方が倒れていようと
目的に向かって踏みしだいて突進していく。
将軍亜光が李牧を狙って動いたのなら
ただひたすら李牧に向かって走り出すのだと。
そして王賁の言葉通り亜光軍が李牧のいる
右の森へと向かい始めたことに
趙軍が気づき始める中、さらに言葉を続ける。
王翦第一将・第一軍の力を甘く見たな。
逆に今死線にいるのは
李牧 お前の方であると。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
前回のラストからの流れで
亜光が李牧の誘いに乗って
突撃を仕掛けたわけですが
見事に狙い撃ちされているようですね。
まあ、亜光もそれを理解した上で
李牧に向かっていったわけですが
正直どうなるのかなんとも言えないところ。
普通に考えれば亜光の行動は
明らかに失策だと思うんですが
王親子から全幅の信頼を得る亜光が
そう簡単に討たれるとは思えない。
しかしそんな彼らの想定をも超えるのが
李牧が怪物と言われる所以ですからね・・・。
まあでも、まだ戦が始まって数刻ですし
もし仮に今の時点で亜光が討たれたら
その時点で敗北も同然ですので
とりあえず討たれるまではいかない
というのが私の見立てですかね。
それに他にも気になることがあって
今話の始めに李牧が語っていた
”最も厄介な存在になる敵”とは
本当に亜光の事を言っているのかどうか。
李牧自ら餌となり亜光を討つべく
楽彰・フーオンが動いたことで
狙いは亜光であると明らかではありますが
あの李牧の策がそう単純なのかが
どうにも引っかかるところ。
確かに亜光が討たれた場合
秦軍にとってかなりマズイ状況になるのは
間違いないと思います。
が、最も厄介な存在かどうかと言われれば
断言できない気も・・・。
もし亜光ではない場合
一体誰なのかと言われれば
それはそれで難しいんですけどね。
強いて言うなら戦場全体を見ることが出来る
王賁あたりかなと思ったり?
ともあれ李牧の狙いが本当に亜光なのか
疑わしい部分もありますので
そのあたり明らかになればいいなと。