2023年12月14日発売の
週刊ヤングジャンプ 2024年2号に掲載されている
キングダム 第781話の
ネタバレ&感想になります。
第781話 二傑の加勢
内容ネタバレ
李牧が入った土塁の砦を
攻略すべく攻城戦を開始する飛信隊。
こんなところで攻城戦を
行うとは思っておらず
歩兵隊は盾の準備すらなかったが
城壁に梯子をかけ攻め込んでいた。
正門では大木を破城槌代わりに
押し破ろうと動いており
城を守る趙兵もそれに対応していた。
どちらも思いのほか進んでいることから
思ったとおりこの砦の守りが
それほど手強くないことは明らかだった。
信は正門が開いたらすぐにでも突入すべく
騎馬隊の突入準備を終えると
城壁の上からこちらに目を向ける
李牧に目を向けつつその時を待つのだった。
一方その頃秦右翼の楊端和軍は
馬南慈・瞬水樹軍と激しく戦り合っていた。
しかし武力に秀でるフィゴ族は馬南慈に
バジオウ・タジフは瞬水樹によって
完全に足を止められていた。
さらに攻めに特化している
骨珉伯軍によって左側の被害も大きく
順調とは言いづらい有様だった。
しかし骨珉伯は攻めに特化しているためか
その分”穴”もあるようで
そこを突いたメラ族が敵の横陣を突破。
骨珉伯はすぐさま対処に動くが
キタリの狙いは横陣の裏から攻めるのではなく
この戦場を離脱し番吾の城を目指す事だった。
その狙いに気づいた骨珉伯は
抜けていったメラ族の倍の兵を出し
その後を追いかけるように指示。
楊端和は参陣している黒修馬に
今すぐメラ族を追い
番吾の城攻めに加わるように指示し
エンポじィ率いる猿族にも
同じように命を下す。
エンポじィが攻城戦に特化した
猿手の出番はもっと後だと思っていたが・・・
と口にするが楊端和も同様だった。
たしかに早い・・・いや早すぎる・・・と。
一方両中央軍の戦場では
倉央軍とジ・アガ軍の戦いが
激しさを増していた。
自軍の精鋭達が次々に討たれるのを見て
倉央は厳しい表情を浮かべながら思う。
・・・くそっ 俺と糸凌が手塩にかけて
長年育てた精鋭達がバタバタ殺られていく・・・。
いやジ・アガの精兵も同様か・・・。
奴らの練度も相当なものだ。
嫌なものだな。
強者同士の戦り合いは
確実に致命傷を与え合う。
そしてジ・アガは
糸凌とその精兵でも手に余る。
そう考えた倉央は
自ら槍を手に参戦しようと動くが
待て 倉央と制止する声が。
声のした方にはいつの間にか
田里弥軍が姿を見せており
田里弥はジ・アガを討つべく動き始める。
ジ・アガの攻撃を山秀が防ぎ
蛇輪公と申赫楽が斬りつける。
二人の一撃はジ・アガに対し
致命傷を与えるものではなかったが
決して浅くない傷を刻んでいた。
申赫楽はこの大猿は
俺と糸凌で十分だとして
田里弥と蛇輪公に
亜光の元へ向かうように告げる。
あっちの方が火急だと。
もっともだとして田里弥が
申赫楽の言を受け入れ
亜光の元へ向かおうとした瞬間
眼前に矛を構える司馬尚の姿があった。
振るわれた司馬尚の一撃は
抵抗すら出来ないままに
蛇輪公らの体を両断し・・・!?
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
飛信隊が土塁の砦に仕掛けた一方で
秦左翼と中央軍の戦いが
白熱してきましたね。
秦左翼と趙右翼の戦いは
楊端和率いる山の民軍ということもあって
もっと激戦になってもおかしくなかったですが
武の要である将達が見事に止められている感じ。
ある意味上手く噛み合っているとも見えますが
山の民を相手に互角に戦えているだけでも
趙軍の強さは大したものだと思います。
楊端和が前に出れば
また状況は変わってくるとは思いますが
そうしたら瞬水樹も動くでしょうし
まだ賭けに出るのは早いのかも。
まあ、でもそんな状況の中
骨珉伯軍を抜いてメラ族が
壁を助けるべく番吾に向かったことで
色々戦況は動くことになるかと。
前々から示唆されていた通り番吾には
李牧が仕掛けた罠があるらしいので
そう簡単には落とせないでしょうけど
どうにかして壁を助け出して欲しいものです。
一方、中央軍に関しては
倉央軍とジ・アガ軍が今回メインでしたが
今のところ互角かちょっと劣勢?
田里弥軍の参戦によって
優勢に傾くかと思いきや
大将である司馬尚が登場と
中々目まぐるしい展開に。
このタイミングで司馬尚が
ここに現れたことで
流れは一気に持ってかれたと見ていいかと。
参戦直後に田里弥の腹心である
蛇輪公が見せ場もなくやられた以上
かなり厳しいことになるでしょうね。
あの一振りを見る限り
この戦場において誰よりも強いのが
あの司馬尚なのは間違いないかと。
王翦にしても李牧にしても
武力よりは知を武器にするタイプですからね。
大将が互角だとすれば
それ以外の将の力が
戦いを決めるのは間違いない以上
正直この時点で分が悪いかなと。
相手は単なる将ではなく
三大天と同様の力を持つとされる司馬尚
というのがかなり痛い。
秦側にもう一人蒙武や騰辺りがいれば
話しは変わってきますが
それはない物ねだりもいいところですし。
それに司馬尚に関しても
どんな将なのか明らかになっていない以上
前評判から六将以上の実力者という可能性も
大いにあるわけですから
秦にとっては厄介以外の何者でもないかと。
何にしても司馬尚が動いたことで
中央軍の戦いも一気に動くことになりそうですし
これからどうなるのか楽しみです。