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キングダム 最新 782話 ネタバレ&感想 司馬尚の狙い

2023年12月21日発売の

週刊ヤングジャンプ 2024年3・4合併号に掲載されている

キングダム 第782話

ネタバレ&感想になります。

 

第782話 総大将の進路

内容ネタバレ

 

中央軍前線へと躍り出た田里弥軍だが

その時を待っていたかのように

青歌軍総大将・司馬尚が姿を見せる。

 

一振りで蛇輪公らを討ち取った司馬尚だが

秦軍にその姿を知る者はおらず

人間とは思えない程の巨躯に加え

尋常じゃないその気配に誰も動けずにいた。

 

それは倉央も同様であり

倉央軍の武の象徴である糸凌が

その姿を見て手が震えるほどだった。

 

趙軍の兵達が司馬尚の名を呼び

追いついて来た事で

ようやく秦軍はその男が何者なのかを知る。

 

あの男こそが趙の新しい三大天にして

この戦の趙軍のもう一人の総大将・司馬尚であると。


目の前の相手が司馬尚であると知った

田里弥がすぐさま配下の兵達に

今すぐ討ち取れ!と叫んだことで

ようやく事態を理解した兵達が

こぞって司馬尚へと襲い掛かり始める。

 

山秀に加えジ・アガと相対していた

申赫楽も田里弥の指示に従い動き出し

倉央も自身の精兵を向かわせようとするが

配下の者から待ったがかかる。

 

奥から司馬尚の兵がすぐそこまで来ており

その数二万以上ひょっとしたら三万であると。

 

その報告を聞き倉央は田里弥に

急ぎ敵の大軍が来ていることを伝える。

今すぐそこを離れろ 逆にお前がのまれるぞと。

 

しかし田里弥は何故か動きを見せず

倉央は再度離れるようにと促すが

じっと敵軍を見ていた田里弥は

何かに気づいたらしく皆に告げる。

 

まだ敵歩兵大隊が着くまで刻はある。

今のうちに司馬尚の首を取れ!

周囲の全兵達を司馬尚へ突撃させろと。

 

倉央はそんなヒマはないとして

とにかく離れろと声をあげるが

それでも田里弥は退く素振りを見せなかった。

 

申赫楽はこの場もすでに敵の方が多く

今の状況では司馬尚には届かないとして

倉央の言う通り一度退くべきだと再考を促すが

田里弥は焦ったように叫ぶ。

 

今やらねば立て直しのきかぬ状況

なると言っておるのだ!と。

 

その言葉の真意がわからず

困惑する倉央と申赫楽をよそに

周りに指示を飛ばす田里弥だが

集まって来た趙兵に敵将の一人だと気づかれ

動きを止められてしまうことに。

 

倉央は敵の騎馬隊が来ると知らされ

そちらへと対処すべく

ジ・アガ軍との交戦を解き

新手に備えるようにと指示するが

田里弥の声が届く。

 

守りを固める前にここへ兵を送れ。

司馬尚の軍はお前の軍になど興味はない!と。


田里弥の言葉通り司馬尚の本軍は

倉央軍とジ・アガ軍の乱戦には入って来ず

かすめて前進していた。

 

司馬尚はジ・アガに大丈夫か?と声をかけ

大丈夫ですとの言質を取ると

そうかとだけ返し前進を開始する。

 

その動きを見て倉央もようやく

敵の意図している事が分かったようで

楽彰らと相対していた亜光も同様だった。

 

亜光はすぐさま乱戦を解き

今すぐ後方へ・・・と指示しようとするが

それを阻むように楽彰が立ち塞がっていた。

 

倉央は今だ事態を把握できずにいる

配下の者達に説明する。

全てが”助攻”であると。

 

楽彰軍もジ・アガ軍も

あの第一将カン・サロの軍でさえも”助攻”であり

全ては亜光とこの倉央の強烈な二軍の間を

司馬尚本軍が無傷で抜けて行くためのもの。

 

司馬尚本軍こそが敵の”主攻”であり

趙は司馬尚で王翦様の本軍を直接叩き

戦を終わらせるつもりなのだと。

 

王翦様が危ういと考えた倉央は

ジ・アガ軍の相手に一万を残して

後は後方転進し司馬尚が王翦様に近づく前に

軍の背を討つべく指示を飛ばす。

 

しかしそんな倉央の動きを

読んでいたかのように

右方から亜光軍に絡んでいた

カン・サロ軍が襲い掛かり・・・!?

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

前回いきなり司馬尚が出てきて

蛇輪公を瞬殺しての今回の話ですが

とりあえず見事にしてやられているなと。

 

趙軍の動きを見る限り

李牧の登場から司馬尚の動きまで

全部予定通りといった感じ。

 

元々前から秦軍の敗北はわかってましたが

こうも好き勝手やられているのを見るに

どうやっても避けられない事になりそうです。

 

それにしても司馬尚ですが

あの動きを見る限り

前回蛇輪公を討ったのも

たまたまというかついでみたいですね。

 

ああすることで敵軍の動きを

多少なりとも止めるのが目的で

蛇輪公に関してはたまたまそこにいたから。

その程度の認識だった気がします。

 

それよりなにより司馬尚が巨躯なのは

前々からわかっていましたが

それ以上に得体が知れない相手のようですね。

 

司馬尚本人の武もさることながら

特筆すべきはその気配について。

 

糸凌や倉央も感じていたようですが

今まで登場してきた人物の中にも

いないタイプのような気がします。

 

血気に逸るわけでもなく

泰然としているというか

人間らしくないというか・・・。

 

まあ、そんな相手ですので

強敵なのは間違いないかと。

 

そんな得体の知れない新三大天の司馬尚が

一体どういう人物でどれ程の実力者なのかは

王翦との戦いで見えてくると思います。

 

早くも総大将同士の戦いという

山場を迎える形になりそうですし

二人がどんな戦いを魅せてくれるのか楽しみです。

 

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