2024年4月10日発売の
週刊少年サンデー 20号に掲載されている
君は008 第295話の
ネタバレ&感想になります。
第295話 良い奴たちの物語
内容ネタバレ
ボクは、小さな町工場を営む家に生まれた。
不況のあおりを受けて苦しい経営だったけど
それでも堅実な仕事を続ける
父ちゃんの背中を見て育った。
いつかお金をいっぱい儲けて
楽させてあげたいと思っていた・・・。
そんなボクがついに絶対無理だと思っていた
諜報員になったんだ!
でも、なぜかまだ
全然女にモテないんだ!!
そんな野原の魂の叫びに
大河は冷静に告げる。
その話、前半のフリと後半の結論とが
全く結びつかんのだが・・・と。
そうした中、野原に母親から
家に入れた大金について電話が入る。
野原はいーのいーのと
何ともない感じで受け答えするが
その金額を盗み見た大河はほぼ全額
家に入れていることを知り
素直に偉いと思っていた。
母親からの電話を終えた野原は
改めて胸の内を打ち明ける。
確かに経済的魅力も諜報員にはある・・・
でも、ボクの諜報員には女にモテモテという
裏テーマが確実にあるのだと。
そんな願望を口にした野原に対し
大河は表情を変えることなく
なぜオレに相談するのか尋ねる。
いつものようにエイトにすればよかろう?と。
野原はあやめとの二人きりの時間を
あんまり邪魔したくないと言い
大河は改めていい奴だと思うが
野原の本音が漏れる。
それにアスヤの奴はモテるし嫌な奴だし。
ルームメイトでこのテーマを分かち合えるのは
上月、きみだけだ!と。
しかし突然やってきたひまりが
大河に休日用の服を見て欲しいと言ったことで
野原は裏切り者ぉぉと涙を流すのだった。
昼休みになり野原はかっこつけてないで
エイトに相談しようと思い
昼食を手にエイトを探していた。
エイトを見つけ早速声をかけようとしたものの
その傍らにいるあやめに気づき
即座にサッと物陰に隠れる。
二人の時間を邪魔するところだったと
一人カップ麺を食べながら
明日のことについて考える。
やっぱ明日は絶対行かなくちゃな。
そうとも、ネッ友とリアルで会って
新しい男友達を作るんだと。
そこへお前なんでこんな所で
一人で食べてるの?と声をかけてきたのは
天敵ともいえるミュー1の桜子だった。
ウゲッと顔をしかめる野原だが
桜子は近くで楽しそうに食事をとる
エイトとあやめの姿に気づいたようで
二人とケンカしたとか?と揶揄い始める。
そんな桜子の言葉を
青筋を立てながら否定した野原は
ため息を吐きながら語る。
いつ失われるともしれない二人の時間だ・・・。
大切にしてあげなくちゃと。
二人を思いやる野原に少しドキっとしつつも
揶揄いの言葉を口にする桜子だが
反対に野原からそういう貴様は
昼飯時に何ほっつき歩いてる?との言葉が。
桜子は私だってチームのためを
色々考えているんだと口にするが
その瞬間お腹の音が・・・。
その音を聞いて野原は
全部理解したらしくため息を吐く。
なる程、減量か・・・
チームの魅力度下げる訳にいかないもんなと。
桜子はチーム内では一番成績が悪く
二人の足を引っ張りたくないと
バツが悪そうに語るが
そんな彼女に野原はあるものを渡す。
技術部新開発のプロテインバーだ。
ほぼ太らん、食っとけと。
でも「ほぼ」でしょ・・・と
イマイチ信じ切れない桜子だが
野原からいざって時腹減って
動けなかったら本末転倒だと言われてしまう。
なんか鼻メガネが
頭いい人みたいなこと言った!と
驚きながらも桜子は早速
リスのように食べ始める。
急に水分を奪うものを食べたからか
喉を詰まらせる一幕もあったが
桜子は帰ろうとする野原に礼を言うが
野原はあんま無理すんなよ~と
気楽な感じで返すのだった。
桜子と別れた野原は
改めて明日の事を思い
気が重くなっていた。
だってボクが女だと勘違いしているのを
ついつい訂正しそこねているから・・・あああ!。
野原がそんな悩みを持っていることなど
露知らずあやめと二人で
食事をとっていたと思われていたエイトだが
実際にはあやめだけではなく
枳殻とチセも一緒だった。
チセが野原を巻き込んで
”人類幸せ計画”なるものを行っていると聞いた
枳殻はどう責任を取れば・・・と
頭を抱えていたが
エイトは軽い感じで大丈夫と口にする。
もし、その娘が本当に運命の相手なら・・・
オレの相棒の素晴らしさに
気付かないわけがないからと。
あくる日、ネッ友に会いに行った
野原は相手が男ではなく女で
しかも桜子であることを知り
なんで話が合う男友達がお前なんだと叫び
桜子も同様だった。
一回落ち着こうと冷静になった二人は
互いの事情について話すも
心をさらけ出していたこともあってか
恥ずかしさからか狼狽えていた。
しかし二人は互いに
いい奴だと思っているらしく
その事を確認し合うと
桜子はある提案をする。
どうせ一日無駄ならさ・・・
いっそ、二人で無駄してみない?
顔を赤らめながら
そんなことを言い出した桜子の提案を
野原はそれも悪くないか・・・と受け入れ・・・。
あくる日、桜子は野原から教えてもらった
プロテインバーをミュー1の二人に
教えたことで喜ばれていた。
ネッ友に会いに行ったことを知る
二人には休暇が無駄になったと話すも
実際にはそうではなかったようで
また今度、休日を無駄にしてみよっかなぁ~と
嬉しそうに笑みを浮かべるのだった。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
今回は野原と桜子がメインの回でしたが
なんだかんでくっつきそうな二人ですよね。
口では色々言いつつも
互いに惹かれているようにも見えますし
チセの言うように相性は良いのかも。
ともあれ今回でちょこちょこ触れられていた
野原と桜子の話も描かれましたので
残り2話、一体どうなるんでしょうね?
まだエイトとあやめの関係も
はっきりしていないので
その辺りだとは思いますが
閑真が家に戻る回というのもいいかも。
そこへあやめも加わって
一気に二人の関係も進むとか?
なんにしてもあと2話で完結ですので
話の内容的にも最終回に向けて
まとめに入るのではないかと思います。
あとは終わりよければ・・・ではありませんが
綺麗に物語を終わらせられるかどうか。
どういう風に終わらせるのかは
作品の出来にも大いに関わると思いますし。
長期連載で完結まで持っていけるだけでも
十分に凄い事だと思いますが
ここまで来たら最後までやり切って欲しいなと。