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【漫画版】アルスラーン戦記 最新 第127話 ネタバレ&感想 蛇王との邂逅

2024年4月9日発売の

別冊少年マガジン 5月号に連載されている

アルスラーン戦記 127話

ネタバレ&感想になります。

 

第127章 蛇王の伝説

内容ネタバレ

 

”パルス王国が成立する以前の昔——”

”聖賢王ジャムシードを殺害し”

”暗黒の治世を布いた魔王「蛇王ザッハーク」”

 

”両肩からは二匹の蛇が生え”

”その蛇は人間の脳を餌として”

”不死の生命を保ち続けた”

 

”毎日毎日二人の人間が殺され脳を食われ”

”その恐怖は千年の長きにわたったという”

 

”ここで蛇王打倒の戦いに立ち上がった”

”若者がカイ・ホスローであった”


”「我らが人として生を受けたのは何のためだ」”

”「ザッハークの肩に生えた蛇共に食われるためか?」”

 

”「そのようなことはないはずだ」”

”「何年何十年かかろうとも起って蛇王の支配を覆そう」”

 

”そう叫んだが最初はだれも”

”それに呼応しようとしなかった”

 

”「自分一人でやったらどうだ」”

”と冷笑する者もいた”

 

”だがカイ・ホスローは諦めなかった”

”まず彼は蛇王ザッハークの料理人を味方にしたのだ”

 

”蛇王に脳を食わせるため”

”一日に二人の人間が殺される”

”若い健康な男たちだ”

 

”二人とも助けることは不可能だが”

”せめて一人だけでも助けよう——”

 

”カイ・ホスローは一日に一頭の羊を殺し”

”その脳を取り出してザッハークの料理人に届けた”

 

”料理人はその脳をもう一人の”

”殺された人間の脳と混ぜて”

”二人分の量を作り蛇王に献上した”

 

”蛇共はまんまと騙されそれを貪り食った”

”こうして一日に一人屈強な若者が救われた”

 

”一年後 三百六十五人の勇敢な兵士が揃い”

”カイ・ホスローはザッハーク打倒の兵をあげるのである”

 

”苦難に満ちた戦いが終わり”

”蛇王ザッハークは倒れ ”

”カイ・ホスローは聖賢王ジャムシード伝来の玉座についた”

”だが蛇王を殺しきることはできなかった”

 

”デマヴァント山の地下深くの洞窟に蛇王を封じ込め”

”太い鎖で全身を縛り両手両足の腱を切り”

”二十枚の厚い岩板を積んで地上への道を断った”

 

”さらに神々への祈りを込めて”

”自らの宝剣ルクナバードを埋め”

”封印としたのだった”


”それから三百年——”

人のような顔をした

巨大な二頭の蛇の化け物が

アルスラーン一行の前に姿を現す。

 

恐怖に動けないゾット族の者達は

ダリューンの抜刀——っ!!!

という声に従い慌てた様子で剣を構えるが

反応が遅れた一人が食われてしまうことに。

 

ファランギースとアルフリードは

矢で一体の蛇の両目を貫き

ダリューンもまたもう一体の蛇に斬りかかる。

 

しかし斬られた蛇から流れた体液は

先程脳を食われた男の遺骸にかかると

瞬く間に溶かしてしまい

うかつに手を出すことも出来ない状況に。

 

そうしている間にも

負わせたはずの傷も治ってしまい

ルクナバードを持つルシタニア兵も

蛇に襲われ落馬してしまう。

 

恐怖に震える兵士に蛇は襲い掛かるも

間一髪のところでエステルに助けられることに。

 

エステルは恐怖に震えながらも

剣を構え立ち塞がるが

何故か蛇は襲い掛かることなく

警戒しながら様子を窺っていた。

 

兵士は自分の持っている宝剣を

警戒しているのだと気づき

ここに集まるようにと声をあげる。

 

エステルがそれを訳して伝えたことで

困惑しながらも一行は剣の近くへと集まるが

蛇は仕掛けあぐねているのか

それ以上近寄ることなく動きを止め・・・。


仕掛けあぐねているのか動かない蛇に対し

毒の体液の為に下手に動けない一行。

 

間もなく日没を迎えつつある中

この事態を打開すべく考えを巡らせるナルサスだが

事態が動いたのはアルスラーンの

霧の中に何かいる!という声が切っ掛けだった。

 

ファランギースらは

アルスラーンの声を聞いた瞬間

即座に霧の中へと矢を放つ。

 

それが功を奏したのか

二体の蛇は霧の中へと消えていき

一行は警戒しつつも

この場から離れることを決める。

 

亡くなったゾット族の男達を

弔うことすら出来ず

急ぎここから離れるため馬を走らせる中

パルス人ではないジャスワントとエステルから

あれはなんだ!?との声があがる。

 

そんな二人の問いに

アルスラーンは答える。

 

人の脳を喰らう二匹の蛇・・・。

パルス人ならば子供の頃から

しつこいくらい聞かされた伝説だ・・・。

あれは——・・・。

 

一方その頃、霧の中にいた蛇王ザッハークは

ズルズルと身体を引きずるように

どこかへと向けて移動していた。

 

その身にはファランギースらが射った

矢が突き刺さっていたが

一滴たりとも血は流れておらず

そればかりか今にも風化しかけているのか

身体はボロボロと崩れ始めていた。

 

枯れ木のような腕が

崩れ落ちるのを見ながらザッハークは

その身体から漏れ出す瘴気と共に

遠くに見える王都に向かうのだった・・・。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

ついに蛇王と邂逅した一行ですが

あれは人の手ではどうしようもないかと。

 

目を射られても顔を斬られても

何事もなかったかのように再生し

さらに傷口から漏れた体液は

触れると溶けてしまうレベルの毒とか

相手にするのは最悪でしょうね。

 

とりあえず遠くから火矢か何かを使って

燃やせばどうなのかとも思いますが

カイ・ホスローも殺せなかった相手ですし

殺しきるのは難しいのかも。

 

ただ今回アルスラーンは

それどころではなかったかもしれませんが

今回の邂逅こそザッハークを仕留める

絶好の機会だったのは間違いないかと。

 

枯葉のような腕を見るに

あの身体が限界を迎えているのは明らかですし

それにあの場にはルクナバードがありましたからね。

 

抜けるかどうかはわかりませんが

もし問題なく使えるのならば

これ以上ない好機だったと思います。

 

まあ、そこまでしても

殺しきれるかどうかはわかりませんが

少なくとも再封印は出来たのではないかと。

 

なんにしてもザッハークとしても

今の体が崩れ落ちかけているのは

理解していると思いますので

これからどうにかして回復させようと

動くのは間違いないでしょうね。

 

その回復方法がどういうものなのかは

今のところ定かではありませんが

王都には魔導士もいるでしょうし

彼らも回復させるべく動くのではないかなと。

 

元々魔導士達はザッハークを復活させるべく

暗躍してきた者達ですしね。

 

どちらにせよザッハークが復活したことで

事態がより混迷するのは間違いないかと。

 

彼の者の復活によって

事態がどう動くのかはわかりませんが

今のところ王都に向かっているみたいですので

王都で騒ぎが起きるのは避けられないでしょうね。

 

それが今まさに戦っている

アンドラゴラスとヒルメスに

どう影響するかは分かりませんが

どちらにとっても敵でしょうし

一体どんな反応を見せるのか楽しみです。

 

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