2025年4月23日発売の
週刊少年サンデー 21・22合併号に掲載されている
地上へ・・・ 第15話の
ネタバレ&感想になります。
第15話 身柄と1億円
内容ネタバレ
局長がモニターのデータを
機械のように確認する傍らで
何かを作っているのかビーカー等を使い
怪しげな作業しつつ管理官は語る。
状況が大きく変化した・・・
まさか彼の地との境界が
ここまで急激に侵食されるとは・・・
正直”地上”に超人が
二人いたことが幸運だった。
しかし気になるのは
あの時のヒイロの”意志の力”だ・・・
こんな数値 今まで見たことがない・・・
精神質量が増大して測定値を大きく超えている!
どうも一般人の呼びかけが
この現象の引き金のようだが・・・
地上での暮らしが超人の精神に
何らかの影響を及ぼしたのかもしれないな・・・
そう言いつつ作り終えたのか
管理官が局長の前に出したのは
丼に入ったラーメンだった。
今日も徹夜だろ?ほれ。
と渡されたラーメンを見て
局長はありがとうと礼を述べるのだった。
一方その頃、地上では
突如現れたオブジェクトのことが
ニュースで流れていた。
ニュースではこの映像が
本当なのかと信憑性が問われており
コメンテーターは合成であると断言。
それを見て現場にいた結は
また言ってらと笑っていたが
父は冷や汗を流していた。
やばいよ やばいよ
思ってたのよりかなりやばいよ。
こんな怪獣みたいなのが出てくるなんて
予想してなかったよ!と。
そんな父をよそに母は
三日も部屋から出てこない
ヒイロのことを心配していた。
そんな母に結は
ヒイロから聞いた話を伝える。
ヒイロは”回復モード”に入っており
ゴロゴロという音がしているのは
”猫のゴロゴロ”と同じく
低周波で振動して
全身を活性化させていること。
猫は他の三倍も
骨折の回復が速いと
ネットで調べたのだと。
その話を聞いた母はしっかり食べているから
大丈夫でしょうと笑い
結もつられるように笑っていた。
そうした中、突然チャイムがなり
母が出るとそこには怪しげな笑みを浮かべる
管理官と男性スタッフの姿が。
どうも奥さん。
”YOCHIEN”の方から来ましたと
管理官なりに朗らかに挨拶するが
それを見た母は悲鳴を上げていた。
父はどうした母さん!と
急ぎ玄関へと向かうが
管理官を怪しい人物と判断した母は
落ち着かせようとする管理官に
スリッパを投げつけていた。
収拾がつかない状況の中
男性スタッフは間に割って入る。
我々は政府の者ですと。
そして言葉を引き継ぐ形で
管理官は説明する。
”YOCHIEN”というのは
”超人”を育成、管理する
国の秘密機関のことです。
お宅で保護していただいている
超人についてお話に上がりましたと。
それを聞いた父は
ついに来たかと管理官に目を向ける。
こいつらは手負いのヒイロ君を
引き渡せというに違いあるまい!と。
政府の機関ということもあり
家に招き入れた父だが
内心やる気に満ち溢れていた。
交渉ごとなら弁護士の我がフィールド・・・
いっちょ揉んでやるか・・・と。
そんなことなど露知らず
改めて霧島弦次郎と名乗った管理官は
不躾ですがまずはこちらをお収めくださいと
持ってきたジュラルミンケースを置き開く。
1億ほどありますと。
そして言葉を続ける。
そうヒイロは”YOCHIEN”でも
実に優れた少年でして。
できましたらこのお金で
彼の身柄を・・・と口にしたところで
父はそれを遮る形でと口を開く。
少年・・・だと?
あなたは本当に彼を
少年と思っているのかね?
まだ年端もいかぬ子供に
地下で戦いを強いて
地上にやっと逃れた少年を
あろうことか金の力で連れ戻そうとは!
ええい 交渉の真似事でも
しようと思ったがやっぱやめたわ!
あんたら政府が何をしようとも
ヒイロ君は渡さん!断じてだ!
彼には地上の光を浴びる権利がある!
家庭の温かさを知る権利がな!
彼にはこの家で、それらを経験させるつもりだ!
人の心が金で動かせると思うなよ!
そう言い放ちジュラルミンケースを閉じ
さっさと帰りやがれと
管理官に返そうとしたものの
スリッパだったためか足を滑らせ
ケースを突き飛ばしてしまうことに。
管理官はあっさり避けたものの
男性スタッフは避けきれず
父は内心かなり焦っていた。
傷害罪で訴えるスキを与えてしまったと。
これからどうなるのかわからず
どことなく不穏な雰囲気の中
笑い出した管理官は称賛する。
いや~素晴らしい。
まさか無償で超人のホームステイを
受け入れてくださるなんて!
実は少々政府の方針が変わりまして
しばらく超人を地上で
生活させることになったのです。
つきましては彼の身柄を
こちらで預かっていただきたく
その対価としての1億円のつもりでしたが・・・
そんなものはいらなかったようですね。
誠に失礼しました。
そう男性スタッフ共々頭を下げる管理官に
父は呆然としていたが管理官は
隠れて覗き見ていた結に声をかける。
キミは素晴らしい家族を持ったねと。
そして管理官は改めて頭を下げる。
では必要経費くらいは振り込みますので
政府を代表して引き続き
うちの”超人”をよろしくお願いしますと。
そうなるとは思いもしなかった父は
内心ショックを受けつつも
まあまだ最悪の事態じゃないと安堵していた。
管理官たちが帰った後
再びチャイムが鳴ったことで
何か忘れ物でもあったのかと思いつつ
結が玄関にでたところ
そこにはビャクグンの姿があった。
ビャクグンは管理官の命令で
「今日からここに住め」と言われたようで
結は超人が一人増えたー!と喜ぶが
父はいや・・・最悪かもしれんと
一人体を震わせるのだった・・・。
当ブログでは簡易的な
あらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は
本誌かコミックスでどうぞ!
感想
地上でオブジェクトを討伐して
これからどうなるのかと思ってましたが
悪くない形でまとまったのではないかと。
正直ビャクグンも地上で
生活することになることには驚きましたが
それだけ地上が重要視されているのかも。
地上にこれからもオブジェクトが
現れる可能性についてもそうですが
ヒイロがオブジェクト戦で発揮した
力がどういうものなのか知りたいのかなと。
どちらにしても地下にいては
解決できないことですしね。
まあ、早合点して1億を受け取り損ねた挙句
ビャクグンの面倒まで見る羽目になった
父には残念ではありますが(笑)
それはそうと管理官の名前が
今回明らかになりましたが
これまで通り管理官で行こうと思います。
他の管理官がいるならば
名前での表記にしようと思いますが
今のところいないので。
というわけでヒイロそしてビャクグンが
地上で生活することに決まった以上
色々良いことも悪いことも起こってくるかと。
正直ヒイロはともかくとして
ビャクグンが地上で何をするのかは
全く分かりませんが
地上と地下の違いは明らかですので
様々な問題は出てくるでしょうね。
それでも地下生活において
経験できなかったことを
地上で経験することになると思いますので
これからどうなるのか楽しみです。
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