雑誌掲載最新話 アルスラーン戦記

【漫画版】アルスラーン戦記 最新 第143話 ネタバレ&感想 蘇りし王

2025年9月9日発売の

別冊少年マガジン 10月号に連載されている

アルスラーン戦記 143話

ネタバレ&感想になります。

 

第143章 蛇王の帰還

内容ネタバレ

 

アルスラーンの元へと向かう中

ファランギースは一人動きを止める。

 

ジャスワントが何かあったのか?と声をかけると

ファランギースはどこか不安げな表情で呟く。

 

・・・こんな日中から精霊ジンが騒いでおる。

・・・まるであの村で蛇王のような何かと

闘った時と同じ・・・と。

 

そうした中、王都の上空には

渦巻くように闇が広がり

渦から落ちた雷が王都中に降り注ぎ

皆が騒然となっていた。

 

雷はタハミーネらのいる近くの塔にも落ちるが

それ以上に亡くなったはずのアンドラゴラスが蘇り

立ち上がったことに衝撃を受けていた。

 

誰もが動けずにいる中、アンドラゴラスの身体は

瞬く間に生前のように回復していき

あったはずの傷は消え、纏っていた鎧は

まるで漆黒を思わせるように黒に染まっていた。


回復した自身の身体を確認したアンドラゴラスは

まるで何事もなかったかのように

どうしたタハミーネ 顔色が悪いぞと声をかけるが

タハミーネは衝撃のあまり何も答えられずにいた。

 

タハミーネを守る兵士たちもまた

陛下が蘇ったことに戸惑いを隠せずにいたが

アンドラゴラスから汝ら国王を前に

何を突っ立っておると声をかけられ

慌ててその場に跪いていた。

 

そしてアンドラゴラスは

アルスラーンがいるであろう

王宮へ目を向け口を開く。

 

アルスラーンめ。

あの王家の血が一滴も入っておらぬ孺子こぞうめが

パルスの王を僭称しようとしておる。

 

「天空に太陽はふたつ無く」

「地上に国王はただひとり」――だったな。

 

そう口にしたアンドラゴラスは

左手に持っていた兵士の亡骸を放り捨て告げる。

汝らの兵をまとめ予について来いと。

 

兵士たちが悲鳴を上げながら

アンドラゴラスの言葉を受け入れる中

アンドラゴラスはタハミーネにも来いと告げる。

 

国王の兵をととのえ

王と王妃そろって陣頭に立つ。

 

そこでアルスラーンめの不正を

エクバターナの民にしらしめねばならぬと。

 

しかしタハミーネはアンドラゴラスの誘いを

「いやです」と真っ向から断っていた。

 

あなたアンドラゴラス王ではありませんね?

いえ・・・あなたが何者でも関係ありません・

 

あの子は・・・アルスラーンは

パルスの王になるべき者です。

妾はもうあの子の行く途を閉ざしたくはありませんと。

 

それを聞きアンドラゴラスはこの期におよんで

慈母ぶるつもりではあるまいなと告げるが

タハミーネの考えは変わらなかった。

 

・・・妾はあの子に母親らしいことは

何ひとつとしてやりませんでした。

 

思えば・・・あの子に罪は無いものを

妾は憎んで・・・悪いことをしましたと。

 

アンドラゴラスはもう一度タハミーネに確認し

その答えが変わらないと知った瞬間

ではもう汝に用は無いといつの間にか手にしていた

剣でタハミーネの身体を切り裂いていた。

 

いきなりの凶行に皆が呆然とする中

アンドラゴラスは兵士たちに告げる。

 

城内の兵をまとめよ。アルスラーンめを討て。

真の王が帰還したとパルスの民にしらしめるのだと。


一方その頃、ヴァフリーズの剣を砕いた

ダリューンだが砕いた剣に雷が落ちたことで

とどめを刺すには至らずにいた。

 

ヴァフリーズは蛇王様の雷に助けられたと嗤い

ダリューンは武器が無ければもう闘えぬでしょう!

投降なされよ伯父上!と投降を促すが

ヴァフリーズは鼻を鳴らし砕かれた剣の柄を捨てる。

 

そして落ちていた剣の刀身を斬り飛ばされた

左腕へと埋め込み告げる。

 

惰弱な王子に感化されたかダリューン。

わしはまだ闘えるぞ 来い。

 

情けをかけるな。

おぬしが忠誠を誓う王子は

わしを討てと言ったはず 来いと。

 

アルスラーン達がヴァフリーズの身体が

徐々に崩れ落ちようとしているのを見て

何も言葉を告げられずにいる中

ヴァフリーズは言葉を続ける。

 

パルスの大将軍ヴァフリーズの最期の相手は

当代随一の男 戦士の中の戦士であったと・・・

 

わが甥であったと・・・

地獄で待つ仲間に自慢してやるのじゃ。

 

そう口にしたヴァフリーズに対し

ダリューンは泣きそうな表情を見せながらも

その遺志に応えようと剣を構える。

 

そしてかつて伯父から言われた言葉を

脳裏に思い浮かべながら

向かってくるヴァフリーズを真っ向から迎え撃ち

最期の望みを叶えるのだった。

 

当ブログでは簡易的な

あらすじとしてありますので

より詳しく知りたい方は

本誌かコミックスでどうぞ!


感想

 

アンドラゴラスの背後に蛇の影が

浮かび上がっていたことから

なんとなく予想していましたが

あれこそが蛇王みたいですね。

 

なんでわざわざアンドラゴラスの身体を

乗っ取ったのかはわかりませんが

もしかしたら復活したとはいえ

まだまだ完全というわけではないのかも。

 

そうでなければいくら人間としては

強靭な肉体をもっているとはいえ

人間の身体を使うとは思えませんし。

 

まあ、ただ単にアンドラゴラスを使うことで

効率よくアルスラーンを討とうと

しているだけなのかもしれませんが・・・。

 

ともあれ蘇ったアンドラゴラスと

アルスラーンが争うことは

避けられないと思いますので

次は二人の戦いになるかと。

 

戦場になるのか王宮になるのかは

今のところ何とも言えませんが

アルスラーンが正式に王になるためには

避けられないと思いますので

これからどう展開していくのか楽しみです。

 

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