第7話 Love conquers all.
内容ネタバレ
薬が出来たと喜ぶマシューだったが
ミナは一体何を言っているのかわからず困惑していた。
マシューはこの間の魔術師に猫の命を集めて
霊薬を作ることが出来ると聞いたことを話すが
ミナはなんでそんな酷いことが出来るのかと問いただすも
すでにマシューは正気を喪っているようで・・・。
その時、何故かミナの身体が動かなくなり
入り口にはあの魔術師の姿が・・・。
そして魔術師に抑えられて無理やり薬を飲まされたミナ。
マシューはこれで病気が治ると喜んでいたが
ミナの身体は崩れ落ち溶けてしまっていた。
この状況が信じられなかったのかマシューの精神は完全に壊れ
また新たに猫を使って薬を作ろうと外にいた猫のティムを材料にしようとするも
逆に喉を噛みつかれ・・・。
ティムはマシューのことを悪魔に騙されて悪魔になってしまったと
同情するも王として安らかに逝かせるわけにはいかないと告げ
マシューの身体は崩れ澱みへと・・・。
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それを見たミナは自分たちを消してもらうためだけのものだったが
嫌なものを見せてしまったと謝っていた。
そして本来、いきものの魂は巡っていくものだが
自分たちも澱みにいる猫たちの魂もみんな還り方を忘れてしまっているから
チセに私たちを消してほしいとお願いされるが
貴女たちはただ騙されただけで消してしまうようなものではないと嫌がるチセ。
しかし、ミナは今を逃せばもっと苦しい闇が待っていると告げると
一緒に来た猫の王様が自分の命はもう九つ目で直に還ることになるから
自分が先導すると言い出し・・・。
チセは飼い主の少女のことを思い、それもダメだと告げるが
王様は死はいつも突然で遅かれ早かれ訪れるものだと諭すように語る。
その時チセは何かを思いついたのか
花の種を遠くへ運ぶ風ならと傍にいるエアリアルに尋ねると
種は土へ、花は種へ、それが土と風の盟約であり
還るべきものたちは還るべき所へ運ぶことが出来ると言われ力を借りることに。
エアリアルの力を借りたチセはミナに消したりなんかしないことを告げ、
蒲公英が種を風に乗せるみたいに
そこで芽を出して根付くように
逝くべき処へ逝くべき風が吹くようにと言葉を紡ぐと
辺り一面に花が舞い、そこにはマシューの姿が。
ミナはマシューに会えたことを喜び
チセにありがとうと伝え、出来れば貴女がまだこちらに来ないように祈っていると
言って二人で還る場所へと還って行った・・・。
現実の世界に戻ってきたチセにエリアスは
花とは考えたねぇと感心されていたが
レンフレッドは何故かほっとしたような表情を見せていた。
そしてレンフレッドはエリアスにお前が彼女をどう扱うかも知れたとして
その場を去るが、帰り際に彼女に興味のあるやつはごまんといるぞと
忠告をしてこの場を去っていった。
エリアスはチセにレンフレッドのことを聞かれ
魔法使い嫌いで有名な魔術師だが
この前見たときは腕があったはずだと語るが
疲れたのかチセがふらつき倒れてしまう。
そしてチセは私はいつ死ぬのかとエリアスに尋ねると
何もしなければ3年くらいかなと告げられる。
どうして言わなかったのかと聞くがエリアスは自分の考えでは
死なない予定だったから言う必要がなかったと。
そして何故自分を買ったのかと聞かれ
エリアスは自分が人間でも妖精でも精霊でもない半端者であると、
永く生きてきたが自分には彼らのことが良くわからないと語り
君を買ったのも条件が良かったからで気に掛けて自分で育ててみれば
何かがわかるんじゃないかと思っていたことを告げる。
エリアスはこのことは知らないほうが良かったのかと思い
このことについての記憶がいらないならば壊してあげると提案するが
チセはそんなに怖がらなくていいとエリアスに触れ、私はあなたの傍にと言いながら
意識を喪い寝てしまっていた。
エリアスは初めてこの子から触れられたなとチセを思いながら
僕らの家に帰ろうかとチセに告げていた。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
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感想
なんていうかミナとマシューについては
あまりにも悲劇過ぎる結末だっただけに
最後に笑顔で還って行ったのはものすごく良かったと思います。
それにしてもあの魔術師は一体何者なんでしょうかね?
明らかにエリアスたちとは相容れない人物なのはわかりますが
名前が明らかになっていないこともあり、かなり謎が多い人物ですよね。
今後確実に敵対することは明らかではありますが
ああいったタイプは間違いなく一筋縄ではいかないでしょうから
厄介な相手ではないかと思います。
そういえば今回敵になっていたレンフレッドですが
あの人は実は良い人っぽい気がします。
澱みを浄化して戻ってきたチセに対してホっとした表情を浮かべていましたし
チセをエリアスから解放させたいと思っていたのも本心からだったのかも。
それに今回澱みを手に入れることが目的だったようですが
それも誰かに頼まれたか命令されてしたことのようですし
それほど悪い人物ではないのかと。
ただ、後ろにいる奴がおそらくあの魔術師っぽいので
そのうち嫌でもバトルことになりそうではありますが。
次回の展開ですが今回の話でとりあえず猫の九つに関しての話は
終わったかと思いますので次の話に移ることになるかなと。
まあ、どんな話になるかはわかりませんが
とりあえず家に帰ってからの話になりそうです。
エリアスも僕たちの家に帰ろうと最後のページで言っていましたしね。