第17章 仮面の下
内容ネタバレ
銀仮面の男と話していたギスカールは配下の者から
ボダンが言ったことは不遜ではあるがその主張はもっともだとしてタハミーネとの
婚姻をやめさせてほしいと言われるも
以前反対していた時とは違いしばらく様子見ると答え・・・。
その様子を聞いたモンフェラートはギスカールの意見が変わったのは
銀仮面の男に何か吹き込まれたせいではないかと疑っていた。
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ダリューンとナルサスは情報収集のため王都を歩いていた。
ルシタニア兵で溢れている王都の様子を見たダリューンは
本当に負けたのだと認識しながらナルサスにどうやって取り戻すのか聞くと
ナルサスは例えとして王子の名で奴隷制度を全廃することを例にあげる。
それにより五十万からの大軍が見込めるがそれは奴隷を所有する領主や貴族からの
支援が期待できなくなることに加えむしろその後の事の方が大変だと語る。
そうしたことを話しながら歩いていると酒場から出てきた男とダリューンがぶつかってしまう。
ぶつかってきた男はカーラーンの部下だったらしく相手がダリューンであることに気づき
その場から逃げ去ってしまう。
その様子を見た二人はひとまずナルサスだけで後を追うことになり
人気のないところまで追ってくるとそこには待ち構えていたのか
先程逃げた男と他三人の姿が。
逃げた男はナルサスの事も知っているらしくアルスラーンはどこにいるのか吐かせようとするが
ナルサスによって二人が瞬く間に斬られ、もう一人も後ろから現れたダリューンによってやられてしまう。
そして二人に王と王妃に関する情報はないかと聞かれた男は
王がどこかに幽閉されていることに加え、ルシタニアの王であるイノケンティス7世と
タハミーネが結婚するという噂が流れていることを白状する。
その話を聞いた二人は男を縛って放り捨てた後、
先程のウワサが本当ならば重婚が認められていない以上
アンドラゴラス王の身になにかあるかもしれないとしてもう少し情報を手に入れるべく
別れて情報収集することに。
ナルサスと別れたダリューンがエクバターナを守っていたガルシャースフやサームの行方を
思案しながら歩いていると目の前に銀仮面の男が姿を見せる。
即座に戦いとなりどちらも一歩も引かない様子の中
銀仮面の男は相手がダリューンであると知り自分がヴァフリーズを殺したのだと
あざ笑うがそれを聞いたダリューンが怒り・・・!!
そしてダリューンの一撃によって仮面が割れるとそこには
顔の半分に火傷を負った跡が・・・!?
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
ある意味予想通りに大暴れするナルサスとダリューンですが
まさかダリューンと銀仮面の男の戦いになるとは思いませんでした。
私的にかなり終盤になって王都を取り戻す戦の最中に戦うのではないかと。
それにしてもあの男やっぱり強いですね・・・。
以前アンドラゴラスを追いつめたときに対ヴァフリーズ戦もそうでしたが
この漫画においてトップクラスの実力者なのは間違いないかと。
その二人の戦いということでもかなりアツい展開になることが予想されるわけですが
今のところ五分五分か6:4でダリューン優勢でしょうか。
ただ仮面を斬っただけで傷を負わせたわけではないのでまだ勝敗は分からないですね。
次回の展開についてですが仮面の下にある火傷を見られた銀仮面の男がめっちゃキレてましたので
とりあえず予告にあった通りダリューンが追いつめられる展開になるかと。
ただおそらく今回二人の戦いの決着がつくとは思えないので
痛み分けかどちらかに増援が来て次に遭ったときは覚えてろ的な感じになる気がします。
どちらにしてもあそこまでの実力者同士の戦いがこんな前半についてはもったいないですからね。
彼らが決着するのはそれなりの舞台のほうがより面白くなるのではないかと。