3月のライオン 131話のネタバレ&感想になります。
第131話 風の2万空理➁ ヤングアニマル 4号掲載(2017)
内容ネタバレ
時化る海を走る船の中、エリザベスがこのままではぶつかるとして
加速してすり抜ける様にと声を挙げるが
二海堂はそっとエリザベスの手に触れ違うと告げ
帆を切り落として減速するようにと指示する。
思いもしなかった二海堂の指示にエリザベスが
慌てた様子で声をかけるが
二海堂はいいんだ、ぶつけてやるっっどてっぱらにと不敵な笑みを見せ
その瞬間にあちらの船へと乗り移ろうと考えていた。
そして乗り移った船の船室へと向かうとそこには
鎖に繋がれ将棋を並べる宗谷の姿が。
宗谷は入って来た二海堂に対しまず条件を決めようと声をかけ
君が負けたら生きたままこの船の一部になってもらうと告げ
それに対し二海堂は自分が勝ったら一緒に旅をしよう、
俺の仲間になってこの呪われた船を出るんだと自信に満ちた表情を浮かべ・・・。
そんな夢を見た二海堂は起きて早々と傍らで眠っていたエリザベスを
抱き上げきっと正夢だ!!と歓声をあげるのだった。
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東陽オープントーナメント当日、
トーナメント表の前で零とお互いに自分と当たるまで負けるなとエールを交わした二海堂は
またあとでと言い残し自らの対局へと向かう。
持ち時間の短い棋戦の場合、対局開始すぐ脳をトップギアに入れる必要があり
その為に棋士は通常よりも早めに起床し頭と体のエンジンを温める。
二海堂も5時に起きウォーミングアップで会場まで少し歩き
他の棋士より早めに会場に入ったが
そこで前をゆく宗谷を見つけた。
彼を見ると不思議と世界から音が消える。
かわりに夕べの夢の続きみたいに海と嵐の匂いが鼻をかすめた。
そんな彼をずっと追いかけて来た二海堂は
憧れすぎて物語の住人に思えていた。
でも今、同じ世界(プロ)の住人として
あなたと二人で一枚の絵を書き上げたいという思いへと変化し
憧れである彼との対局を待ち望むのだった。
当ブログでは簡易的なあらすじとしてありますので
より詳しく知りたい方は本誌かコミックスでどうぞ!
感想
いきなり船乗りだが海賊だかよく分からない
二海堂の夢から始まった今回ですが
初の二海堂視点での話でしたね。
以前もちょこちょことはありましたが
二海堂視点がメインになる話はなかったので
ちょっと新鮮な気持ちがします。
それはそうとあの夢についてですが
とりあえずなによりエリザベスが普通にしゃべっている事が
あまりにも衝撃的過ぎましたね。
二足歩行で立っているのもそうですが
夢とはいえ普通に喋っているエリザベスは
なんかめっちゃ可愛かったです!
以前にもエリザベス視点で描かれた回はありましたが
今回は二海堂と普通に話しているみたいでしたので
これはこれで面白かったですね。
それにしても夢だからと言ってしまえばそれまでなんですが
色々と気になる部分は多かったですね。
エリザベスの事もそうですが
なんで宗谷名人が鎖で船に繋がれているのかもわかりませんし
そもそもなんで船室で将棋?なのかも気になる。
そして何よりも気になったのが
二海堂がまるで主人公のようにカッコ良かったこと。
これは彼の夢ですのでそうなってしまうのはわからないでもありませんが
これも二海堂らしいと言えるのかもしれませんね。
そんな夢からの東陽オープントーナメント開始ですが
今回はとりあえず対局開始まではいかなかったみたいですね。
その代わりに二海堂が宗谷名人についての憧れとか
色々思うことを後半に書かれていましたが
なんていうかこういうのいいなぁと思ってしまう自分がいます。
どういいのかについては正直言葉にするのは難しいのですが
あれほどまでに憧れた相手と指せるかもしれないというのは
何物にも代えがたいものなんだろうなと。
まあ、実際に宗谷名人と当たる為には若手ナンバーワンと目される
櫻井七段に勝たなくちゃいけないんですが
ここまでの思いを見せてもらった以上勝たせてやりたいですね。
なんにしても次回からはついに対局本番、
零にしても二海堂にしても格上が相手となりますので
是非とも頑張って欲しいですね!
ちなみに次回についてですが
予告に3/10発売のNo.6とのことです。
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